見出し画像

日本について言うことは言い尽くされてもう何もない

日本について言うことは言い尽くされてもう何もないです、
思えば、2000年に自分と国に見切りをつけて渡豪してから23年、
身体はボロボロ、家族はバラバラ、国はガタガタの状況を踏まえて、
家族を捨て、国籍を捨てて今に至るわけだが、

俺が日本は終わったと思ったのは3/11だ、

日本の姉にメールで日本は終わったと言った時、「これから一億人以上が日本人として生きていくのです」とか寝ぼけたこと言っていたのを思い出す。

動物学者の親父に生前「日本には全能性追求姿勢も普遍性追従姿勢も欠如するので科学が発生する土壌がない」と言った時に、「日本にも科学はある」と一言言って席を蹴ったのを思い出してやっぱりと感じたからだ、その後渡辺正雄さんの『科学史事始』が新聞に紹介されて、科学の受容に間違いがあったと書かれていたのを見て確信した。 

根岸先生がノーベル賞受賞のインタビューで「真理の探究もさること作ら科学も大切だと」言った時も、科学の目的って真理の探究じゃなかったのかよとガックりきたし、これが日本の学者先生の現状なんだ、
文明化の知識がスッポリ抜けているのだ、

俺はこれを「理屈じゃない」の国と呼ぶ、
二言目には「細けえことはいいんだよ」と言う、
その細けえことが理屈なんだからびっくりする!
三段論法の前提と結論が全く関係なくても平気なのが日本人、
二行で自己矛盾を惹き起こし、下手したら一行でも自己矛盾の日本人、酔っ払いの戯れ事だと思えば間違いない!
一つ言える事は、日本人に論理の整合性なんて期待しても無駄だって事、何せ「理屈じゃない」の国なんだから、日本人が細けえ事はええんだよって言う時の細けえ事ってのはこの世で一番大切な理屈なんだから、そこを皆勘違いしてるんじゃないの?
皆の言いたい事もわかるけど、日本が「理屈じゃない」の国だって事忘れてやしないかい?

なんか皆さん日本で理屈が通用すると言う前提でああでもない、こうでもないと言ってるみたいだけど、日本は「理屈じゃない」の国、倫理規範の欠如する癒着談合隠蔽の国である事を此処で再確認させて頂きたいのです。

「近代文明ひいては科学が船構築されている以上それを避けて通ることはできない、それを避けて通ろうとしているのが日本人である。」

「普遍主義を拒絶して残る統一規範は右傾化か左傾化しかない、何れにせよ自由はない、天皇制のある日本は右傾化しかない。」

「聖俗一致で普遍主義を拒絶するイスラムと聖俗未分離で普遍主義を拒絶する日本は自由よりも寧ろ秩序を好むという点で似ている。」

結局「日本はイラク、アフガンと同じ要らない自由をアメリカに押し付けられた被害国」なのだ、

日本人がなぜ普遍主義を拒絶するのか、
それは1918年国際連盟における人種的差別撤廃提案の時から変わっちゃいないのだ。
1940年の三国協定の時から何も変わっちゃいないのもその為だとりかいしている。
結局日本人は近代文明が西洋文明である事実でさえ認めたくないのであって、これは洋魂との戦いみたいなものだとか、日本人がここまで頑なに普遍主義を拒絶するか姿勢を考えると、隠れ神道のレジスタンスだとか、無駄な抵抗だとか、日本人は自ら抹殺されることを望んでいるなんて考えていて、
ふと柳田國男の「死ぬことを美徳とする日本は島国じゃなかったらとっくに滅んでいたのかも知れない」と終戦の日折口信夫に言ったというのを思い出した。
明治天皇が孝明天皇と入れ替わった話は未だ終わっていないのではないかと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?