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記野式:サクッと!ゲーム業界講座 12月後半号

Merry Christmas! 私はこれから予約していたフライドチキン(ケンタ)とホールケーキを頂くことになっています。クリスチャンでもないのに「メリークリスマス!」と叫び、ちゃっかりイベントに載る標準的な日本人の私です。笑。

実はメルマガ配信前に新型コロナに罹患しまして、自宅で隔離され書いているのです。ええ、2回目になりますが、軽症で済んでいるのはやはりワクチンのおかげかなと思います。しかし、どこでどうやってもらったのかは相変わらず不明です。皆様も年末年始に気を許さず、感染防止の徹底をお願いします(どの口が言ってるんじゃい!汗)。

さて、いよいよ2022年最後の「記野式」です。今号ではアメリカ市場データNPDの11月分、をレポートします。ブラックフライデーを含んだアメリカの市場はどうだったのか!加えて、ヨーロッパ、イギリスの11月のゲーム市場、それから11月の世界のモバイルゲーム市場についても報告します。

そのまえにまえがきを。最近公開された「Avatar: The Way of Water(Avatar 2)」の興行収入速報と、今後の映画のヒット判定について語ります。

今回の為替レートは1ドル=133円で計算しています。

<記野式まえがき:「Avatar: The Way of Water(Avatar 2)」に見るポストコロナの映画のヒット判定>

12月16日に13年ぶりに公開されたJames Cameron監督の「Avatar」シリーズ最新作「Avatar: The Way of Water(Avatar 2)」の劇場版は、アメリカにおいて前夜祭と公開当日の2日間で5,300万ドル(約70.4億円)、木金土の週末3日間合計で1億3,400万ドル(約178.2億円)の興行収入を記録したとのレポートが入りました。

1.期待外れ?

同じ3日間でワールドワイドでは4億3,450万ドル(約577.8億円)とのことですから、好調な滑り出しと思いきや、下馬評では「期待外れ」の結果との報道です。

Avatar 2 は配給元のDisneyが期待をする大作映画であることは間違いありませんが、公開3日間で2億5,000万ドル(約332.5億円)以上の興行収入を記録した2015年の「Star Wars: The Force Awakens(スター・ウォーズ/フォースの覚醒)」と同等とは行きませんでした。

実はAvatar 2 は、公開された週末だけでアメリカ国内では2億ドル(約266億円)、全世界で5億ドル(約665億円)以上の興行収入を上げると見積もられていたのです。

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