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そこには円柱型の水槽がいくつかあり、その水槽の底面には苔のようなものがみられる。
壁一面青色の水族館のようなところで、人々は皆似たような乗り物のようなものに乗って空中を漂いながら水槽の中の魚を見ていた。

空中とは言ったものの、空中にしては動きが鈍く思え、さながら水中のようでもあった。しかし呼吸は地上と変わらずできた。皆が跨ったりしがみついたりしている乗り物は魚にもみえるしアシカのようにも人魚のようにも見えたがそれが何だったかはよく思いだせない。
そんな乗り物やあんな場所を私は知らないはずなのに、一緒にいた弟に

「昔はこんなにたくさん種類はなかった。今は色んな種類があって良い。みんな好きなものを選び好きなものに乗って好きなものを見て好きに過ごせる、羨ましい」

と言ったら弟から何言ってるのとまともに受け取ってもらえず少し悲しいような寂しいような疎外感のようなものを感じた。

水族館のような場所を出た後、弟と一緒に私の家で何をするでもなく電気もつけず日中、部屋の中で携帯いじったり寝転がったりして過ごしていた。日が沈むな、そろそろどうしようかなやりたいことはまだまだあるんだよな。ねえこれから何しよっかって部屋を見たら弟はいなくて私はそこで目が覚めた。

いつものしんどい朝、寒い部屋、薄暗い窓の外、冷たいフローリング。寂しいような切ないような懐かしいような夢だった。
#今日見た夢

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