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孤独を味わいつくすススメ

念願の、富士山(ふもと)からの帰路の途中。
一人になる、旅をする、移動をする。
これ、私の思考が加速する一つ。

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いつも言ってるように、
社会的に仕事人である前に、妻である前に、
私は私という一個人である。

だから一人の時間を大切にしています。
素の自分がどうしたいのか?素の自分は自由にフワフワしているので
いつもの役割をオフにして頭の整理をする。

イメージとしては
化粧みたいなもんかな。
私は特別化粧をするわけでもないんだけれど、
役割を塗り重ねる。
すっぴんが「素の自分」「個の自分」
そこからどれだけ塗りたくるのか?

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日常ではない場所に来ると、
新しい何かに気が付く。自分のことはもちろん、今まで知らなかった世界、
あ、それ気づいてないんだということ。自分の立場にそれを置き換えたらどうなるか?動くと気が付くいろいろなこと。

そして今の現状が幸せなんだということにももちろん気が付く。
家じゃないから不便なこと、わからなくて「ヤバい・・・」と思って焦る自分。今までの当たり前が当たり前じゃなかったことに多く気が付く。

例えば京都と東京を比較しても、
東京に住んでいる時は「ほんと通勤電車、いつも満車でしんどいわ」と思っていたけれど、京都に戻ると「20分置きにしか電車はこないのですか・・・」となる。

量があるからできるサービスに甘えている自分に気づく。
私の思考には、イチイチ予定を組んで●●分に乗るから、、、と計画して動くのがいかにストレスかを思い知る。という風に。


今回の旅「も」色々なことに気づかされた旅だった。

一人が好き。でも一人は寂しい。
だけど一人を乗り越えないといけない時もある。

過去の話ですが、一人が寂しくて、孤独でどうしようもなくて
狭い部屋を「ウロウロウロウロ」しかできなくて、居ても立ってもいられない経験が数回経験したことがある。


一回目は留学した時(15歳)
同級生もいるはずなのに、なぜ日本を出てきてしまったんだろうと毎晩泣くしかできなった。といっても2日か3日だけだけど(笑)

二回目は初の人生一人暮らしをスタートした時(22歳)
最寄り駅まで歩いて25分。コンビニも少し歩かないとない。
土地勘ゼロ。なぜ京都を去って、東京で就職してしまったんだろう・・・と泣くより早く寝よう作戦に出るしかなった。でも泣いた。
母が遊びに来て帰ると寂しい。友達が来て帰ると寂しい。
父親が寂しいだろうと送ってくれたファービーが余計に泣けた。
土日が怖い。仕事の平日がなんて幸せなんだろう!!!と思っていた。


三回目はNY。
アメリカに興味がない私。突然NYに行けというメッセージが下りてきた。
それなりにNYは楽しみにしてきたはずだったものの(お客様がNY在住だったし、心強かったにも関わらず)
上に上にのぼろうとする人の集合意識の強さ、エネルギーに酔い、
そしてエンパイヤステートビルで足がすくむという恐怖体験。
一人が怖い。そして、足元をすくわれるんじゃないかという恐怖に滞在中ずっと泣いていた。

四回目はもう仲間じゃないんだと思い知らされた時(42歳)
元会社の同僚と10年ぶりに会う機会があって、
私は何にも変わらない。当時よく飲みに行ったり、バカみたいな話をして
楽しかったはずなのにいい意味ではなく違う人になっていた。
サラリーマンと、自由に生きる個人事業主の違い。
当時、ああはなりたくないわと思っていた課長連中と
おんなじオーラ醸し出してるわ。と、
寂しくて、苦しくて、ワンワン泣いた。


孤独って、怖い。
一人でも平気なんていうのは本当はうそだと思っている。
新しい土地を訪れたり、新しいことを始める時、
知らない間に自分の現在地の緯度なのか、経緯なのか、標高なのかがいつの間にか変わってしまっていることがある。
それにふと気づいた時、「ぽつん」と沖に流されている感覚。

自分というものをよく知っておく必要がある。
自分の現在地は、立体的に存在しているし、
縦軸と横軸だけでなく、高さや奥行きもある。

それの不意打ちが来るから、
揺さぶられたり、苦しくなる。
前後や左右だけではなくて、高さもある。奥行きもあり、
そこへ簡単い流されていってしまっていることもある。

一人になるってほんと大事だよ。
一人で自分のことだけを考えること、大人はできなくなってると思うけど、
頭の中を整理する時間やゆとり、あと心の浄化をすること。
日常のしがらみから一旦役割をおろして「寝る」とか
誰にも迷惑かけずに夜更かしするのもいいし、好きなことに没頭する。
怖い、寂しいにとことん向き合う。そこで見え隠れする自分の感情に蓋をしないこと。


だれも一人で変だなってみてないし(笑)
もし思っている人がいたとして、一人の楽しみ方を知らないだけの人なので
気にすることもないし、ほんとオススメ。


今回はホテルで素泊まりだったのが、
部屋もバルコニー付きにグレードアップしてもらったり、
なんなら素泊まり予定が朝食がサービスされたり。

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ただ今回気づいたのが、
ちょっと標高高いのは私まだ慣れてないみたい。
酸欠になるのか、すぐ眠くなっちゃう・・・(苦笑)

さぁ日常に帰ろう。
っていつも帰る時に思うよ。
夫にたくさんお土産買ったので、カレー作って待っていてくれている
やさしい夫にまたモフモフさせてもらう。(笑)


たになかちよ/足の記録帳 足つぼマニア、あしの研究家、足つぼ二スト、バイヤー 足の不調がきっかけで、コンプレックスの解消と美脚研究に余念がない。趣味は海外旅行とコーヒー。