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V-Clan(Up-Station)について思うこと

こんばんは、ハマの競馬実況Vtuber京野聖也です。

そもそもこのnoteはVtuber業界について思うことを語るために始めたものでして、その軸に戻ってみようかなと思います。

私は最近まで知らなかったのですが、V-Clanという事業をご存じでしょうか。

このnoteをご覧の方には説明不要かと思いますが、昨今Vtuber業界をにぎわせているV-Clanという事業のもの簡単な説明から入り、所感をまとめる形で本記事を進めていこうと思います。

V-Clanとは

自分の頭の整理という意味合いですが、まずはV-Clanとは何ぞやというところから話を進めていこうと思います。

V-Clanとは民放の日本テレビが立ち上げたVtuberのサポート事業であり、「Vtuberを次のステージへ」というビジョンを掲げています。

幾つか例を挙げますと、過去にはBS日テレで放送された「有馬でV」や「バーチャル推し電WA!」というイベントの企画運営を行っていたようです。
それぞれ出演者が誰であったのかの記載は面倒なので省きますが、いずれも起用されているのは大物です。

そのV-Clanが2021年7月17日に新たな事業を発表しました、以下の5つです。
①新メンバーの加入(ミライアカリ、天開司等)
②Vtuber専門Webメディア(Up-Station)の設立
③個人Vtuberへのサポート事業(V-Clanネットワーク)を開始
④地上波レギュラー番組の開始
⑤地上波連動の配信/グッズ展開

今回特に話題になっているのが③の個人Vtuberへのサポート事業(V-Clanネットワーク)を開始です。

V-Clanネットワークに加入すると以下のようなサポートがあるそうです。

①稼げる
V-Clan公式HPにプロフィールが記載されるため、企業担当者の目に留まり案件の獲得に繋がる可能性がある。
広告代理店やクライアントとの繋がりを活かして案件の紹介等を行う。

②知ってもらえる
Up-Stationのトップページに記載されることで多くに人に知られるキッカケになる。
Up-Stationに掲載される記事にコメントできる権利が与えられる。
V-Clan制作の番組やイベントに出演できるチャンスがある。

③繋がる
限定のDiscordサーバへ加入できる。
コミュニティ限定の企画に参加できる。

上記の限りではありませんがこれがおおまかな内容でして、月額980円でこのサポートを受けることができます。

月額980円はスタンダードの金額でして、月額2980円のプレミアムであれば上記のほかに

①稼げる
各企業からのタイアップ案件を紹介してもらえる。

②知ってもらえる
プロライターが特集記事を書いてくれる。
V-Clan公式Twitterや公式YouTubeチャンネルで紹介してくれる。

③繋がる
第一線で活躍するクリエイターを招いたセミナーに参加できる。

といったサポートが追加されます。

以上がV-Clanの内容となっております。

思ったこと

まずは①稼げるというところから言及します。

正直ここに関してはあまり期待できないのではないかと考えています。

このnoteをご覧の方できたら過去に同様のプロジェクトとしてUpd8やENTUMなどがあったことをご存じでしょう。

そしてそれらのプロジェクトはどれもサポートを終了しています。

理由としては提供していたのがどれもベンチャー企業で体力がなく、またVtuber業界が今後さらに発展していくビジョンが見えなかったことから損切の対象となってしまったと個人的に考えています。

ベンチャー企業ではなくテレビ局が立ち上げたプロジェクトなので取引先等は今までよりも豊富ではあると思いますが、そもそもそんなにVtuberに需要があるならまずUpd8やENTUMがサポート終了していないと思います

案件が殺到するような人気のVtuberであればぽこピーのようにサポートを受けずとも個人対企業でやっていけるでしょうし(事務仕事の煩雑さを避けるために独りでやっていける実力がありながらも敢えて事務所に所属しているVtuberもいます)。

チャンネル登録者が100万人を超えるようなVtuberでも地上波で見るのは年に数回ですし、やはりどこまでいってもVtuberは素人です。

企業の担当がHPを観るから案件獲得に繋がるというのは確かにそうかもしれませんが、際立って凄い特技や技術があればの話でしょう。

次に②知ってもらえるというところです。

個人的にはV-Clan一番の魅力はここにあるのではないかと思います。

個人勢Vtuberを特集するメディアの登場は私は待ち望んでいたものでした。

過去のnoteでも書いているのですが、個人勢のVtuberってとにかく人に見てもらうきっかけがないんです。

VtuberやYouTubeについて特集するメディアとしてはkai-you等がありますが、我々のような個人勢が相手にされる媒体ではありません。

一昔前ではチャンネル登録者数10万超えのVtuberは大御所でした。

それが昨今ではチャンネル登録者数10万人超えでも全然名前を知らないVtuberが世の中にはたくさんいます(自分が追えていないだけかもしれませんが…)。

そんなVtuberがごまんといるご時世で、たかだかチャンネル登録者が数百人のVtuberの自己紹介を観たいと思う人がどのぐらいいるのか、サービスが開始したばかりで定かではありませんが(そこはV-Clan担当者様が今後頑張るところです)、YouTubeがあまりに大きなプラットフォームであるために埋もれた才能があるのも事実です。

サービス開始直後は話題性があってサイトを訪れる方も多いでしょうから、よい広告になるのではないでしょうか。

最後に③繋がるというところですが、後述するので今は省きます。

結論

このサービスにお金を払って加入することで得られるメリットは二つあると考えていて、一つは前述した広告としての役割です。

二つ目のメリットなのですが、「自分はモチベーション高くVtuber活動をしているという意思表示ができる」という点です。

個人勢Vtuberの利点としては、好きなように活動できることがあげられます。

私のように仕事の休みにちょろちょろと動画作りをしている人もいれば、大学生でゲーム実況をしているという方もいますし、届木ウカさんのように美大在学中にポートフォリオの意味合いを込めてVtuber活動をされている方もいます。

もちろんその中には専業のVtuberで生計を立てていきたいと考えている人もいるでしょうし、私のようにただ一つの趣味でしかない方もいると思います。

将来的に何がしたいか、どうなりたいのかというビジョンはさておいて、Vtuber活動に対する温度感(モチベーション)って人によって全く異なると思います。

そのなかで月額980円を支払っている人は少なくとも自分はそれぐらいの熱量を持ってVtuber活動をやっているんだという意思表示になります。

埋もれている個人勢Vtuberがとても多い中、モチベーションが高い人が集まるコミュニティというのは価値があるのではないかなと思うので、個人的には③繋がるも良い方向に進んでいくのではないかなと思います。

総合的に考えたのですけれど、このサービスはサポート事業というよりは形態的にオンラインサロンに近いのではないかと思いました。

カリスマ的主宰者がいない代わりにモチベーションの高い個々のVtuberが集い、専用コミュニティでやり取りの上で気が合ったらなにか共同で動画や配信を行ったりといった形でビジネスが生まれていくような気がしています。

ちなみに月額980円という金額は西野亮廣エンタメ研究所と全く同額です。

そんなわけで

スクリーンショット (281)

月額980円を支払って加入してみました。

理由としては案件や繋がりは正直どうでもよくて、広告としての役割に期待してのものです、あとは話のネタ作り。

一応言っておきますとメリットとして「自分はモチベーション高くVtuber活動をしているという意思表示ができる」と書きましたが、私はそんなにモチベーション高くやっていないです。

規約的に書けない内容もあるかもしれませんが、何かあれば書ける範囲で都度都度noteに書いていきますので、現時点で迷っている方は参考にしていただければと思います。

もしよければ私のページを観てみてください。

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