カメラが欲しいと思った

カメラが欲しいと思った。

僕は高校生の時から生粋のカメラ付きだ。今時はスマートフォンで何の写真でも撮ることができる。僕は高校時代に写真を撮るためだけに外に遊びに行ったり、家の中にあるものをどうすれば魅力的に移すことができるのかなどをよく考えていた。

僕は気づいてしまった。高校生の頃、僕には手が出せないと思っていたはずのカメラが僕の資金力の範囲内に入ってきてしまったのだ。

このカメラで写真を撮って、自分のブログに載せれば、これを見ている人を満足させることができると考えた。僕はなにかをする時にそれをどうすればリターンを得ることができるかをいつも考えている。例えばサッカーの試合を見に行くにしても、その試合のマッチプレビューを書けば、もしかするとそれを少しの人が読んでくれるだけでも僕の知名度が少しだけでも上がるかもしれない

最近ではバスケットボールの試合をわざわざ長崎県から見に行っているが、嬉しいことに、それはファンの方々がお金を出してくれたおかげで、僕はお金を出さずに試合に行くことができている。

自分のやりたいことに対する手段はいくつでもあると考えているんだ。

そうやって色々なサッカーの試合、バスケットボールの試合、他のスポーツクラブの試合を見に行く中で一つ思ったことがある。もっと綺麗な写真が撮りたい。

僕がツイッターをバラバラと見ている時に思うことがある。サムネイルの画像が素敵なだけで、クリックしてしまうサイトがあるということを。それくらい、画像の人に訴える力は強いということを、僕は知っている。

カメラを買うことが、僕に対する直接的なお金のリターンにではないが、僕が将来始める授業であったり、プロジェクトに関して写真を撮るということは何かしら活かされることがあるのではないかと思う。

そう思って僕はカメラ探しを開始した。

僕のお財布と相談をした結果、出せる金額は5万円以内。被写体はサッカー選手それからバスケットボールなど人を中心に撮影したいと思っている。ちなみに僕の持っているiPhoneはなかなか性能が良くて近い位置でのポートレートモードはそれなりの画質を出すことができる、なので重視したいのは望遠機能だ。

そして、世の中には一眼レフじゃないとダメだという人はいるかもしれないが、僕にとっては出来上がりのものが一眼レフに撮ったものに相当するものだったら、それで良いと考えているので、デジタルカメラでもいいということは一つの条件に加えておく。

まず探そうと思ったのはアマゾンからだ。僕はAmazonのプライム会員に入っているので、Amazonでそれを購入することができれば、自動で届けてくれてなおかつポイントまでつく一番お得そう。

ただ、ネットショッピングに関して注意しなければいけないことは、情報の非対称性があるということである。実際に持ってみなければわからないものを手にしてみないとわからないことは、世の中にはたくさんある。Amazonで最近人気の機種なんかを調べてみたけども、やはり手に取ってみないと分からないものはわからない。

ネットショッピングは1度ここで調べることをやめて、まずは情報をしっかり入れようと思い、カメラを直に触れる場所に向かった、それはヤマ〇ダ電機だ。不幸なことにも、僕の家の近くにはそれしかない。

僕の予算を超えては来るが8万円ほど出せばかなり遠くの市場で写真を撮ることができる一眼レフを購入することもできた。僕は諦めない。

これからサッカーのユニホームを2万円ほどするものを3着買おうと思っているので、こんなところに出費を使っていられない、僕が求めているのは一眼レフではなく素晴らしい写真を撮れるカメラである、僕は泣きながら一眼レフを売り場に戻した。

さまざまなカメラを手に取ってみて、実際にその望遠機能試してみた。そして僕は今時の人間なので、そこで同じ商品をアマゾン、楽天、価格com、ヨドバシカメラのオンラインショップなど、その他様々なサイトで値段を確認したり、評価を確認したりした。今時、店員さんの言うことを聞く人なんていないと思う、いや、少なくとも僕は聞かない。

人を疑ってばかりいるから、僕は恐らく伸びが遅いんだと思う。そんなことはさておき、そこで手にしたカメラたちを見ていて思ったことが、デジタルカメラでも僕が求めている水準ぐらいの写真を撮ることができるということだ。

一眼レフは高い、そしてすごく素晴らしい写真が撮れることは間違いないことがわかった。ただ、何度も言うように僕が欲しいのは一眼レフではなく素晴らしい写真なのだ。

さあ、そうと決まればカフェに行ってカメラの比較をしていくことになる、僕が目をつけたカメラたちにいくつか目星をつけておいたので、それを色々なサイトで探していく作業をしていく。そして同時進行で僕の条件と、ある程度一つ目星をつけたものをTwitterに投稿して、カメラ好きの方にアドバイスを求めてみた。

（カフェの写真）

今時の大学生はこうやって商品を買う。

どこが一番ポイントがもらえて、どこで買えば一番の素晴らしい保証を付けることができるか、そういったことを踏まえていきながら、僕は比較をしていく。

結局決めたのはパナソニックのある一つのカメラだ。別に僕は写真を撮れればいいので、中古でも構わないのだ。商品の目星をつけたら次にやることは、オークションサイトだったり、メルカリ、他には様々な企業がやっている中古販売サービスなどを確認することだ。

僕がスマートフォンを買おうと思った時にやったこととほぼ同じなのだが、ゲオのオンラインショップなどサイトなどはやはり有名企業なので安心度が高い。それと同じように、カメラのキタムラも分割払いをかなり値段を下げてくれるなど、こちら側にすごくメリットを与えてくる。

そこで1度原点に立ち戻ってみた。素晴らしい写真は、スマートフォンでは取ることができないのか？

僕が持っているのはiPhone7のplus非常に素晴らしい写真が撮れる。iPhone7の画質で満足せずにいいカメラを買おうと思っているのであれば、もしかすると今後もいいカメラを追い求め続けてもっともっと高いカメラが欲しくなってしまうのではないかと考えた。

それだったらiPhone7で満足してしまえばいいんじゃないの、と考えることは至って普通なことだと思う。

僕は自分の考えに対してうるせえうるせえといいわしはカメラが欲しいんじゃと自分に対して怒った。どうやら僕のカメラが欲しいという背景には、ただ素晴らしい写真が撮りたいだけではないのかもしれないことに気づいた。

そうなのだ、僕はただ、レンズを覗きたいだけなのかもしれない。