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ハンドパン奏者インタビュー『倍音人ロード』①〜ハンドパンとの出会い編〜

こんにちは。
竹山キョんです。

今回インタビューさせていただいたのは倍音人ロードさんです。
前回と同様、とても質問攻めをさせていただきました。

【名前】 倍音人ロード
【年齢】 28歳
【拠点】 三重県鈴鹿市

●主に使用しているハンドパン
【メーカー】 Yishama
【スケール】 F# La sirena 14音
【構成】F#/ A C# D# E F# G# A C# D# E F# G# A
【Youtubeチャンネル】下記リンク↓


それでは行きましょう!


1つの話題につきそこそこ掘り下げて聞いたので、3〜4つほど記事を分けて書かせていただきます。
今回はロードさんのハンドパンとの出会いに至るまでがとても面白かったので、こちらを紹介させていただきます。



------通話開始-----
キョん:こんばんはー!
ロード:こんばんは!いやぁ初めまして!
キョん:初めまして〜〜って感じもしないですね笑
ロード:確かに!何かと親近感ありますね!



ハンドパンとの出会い①

キョん:ロードさんは様々な楽器をやっているイメージですが、何がきっかけでハンドパンを知り、ハンドパンを始めたのですか?

ロード:前回のユウゴくんと話が被っちゃうんですけど、中学生の頃に吹奏楽部でパーカッションをやってたんですよ。

キョん:ほえええ!!!!!もしかしたらハンドパン奏者に吹奏楽部出身者は多いかもしれませんね。すみません話を遮って...続きをお願いします!

ロード:それでですね、吹奏楽部時代に芸術鑑賞祭というのがありまして、ホーミーの演奏家を初めて見たんですよ。


🐧:ホーミーとは!モンゴルの伝統の歌唱法だ!!低い声と高い声を同時に出して倍音がすごいことになるのだ!詳しくは自分で調べるのだ!!!!


ロード:その時のホーミーを初めて生で観て「倍音ヤベェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」てなりました。

キョん:勢いがすごい。

ロード:めちゃくちゃに感動したんですよ。家に帰ってすぐYoutubeで「倍音」と検索しました。

キョん:ホーミーじゃないんですね。

ロード:その時に引っかかった動画がディジュリドゥの動画でした。

キョん:ホーミーは....???

ロード:最初は「ただの筒やん!ホンマに鳴るんか??」と半信半疑だったので、そこら辺にあった筒を拭いてみたらめっちゃ鳴って「は?意外と簡単やないか!」ってなりました。

キョん:鳴らせるロードさんもすごいですけど、そこら辺に筒が転がってる環境もすごいですよ!!

ロード:どこにでもありますよ!掃除機のパイプですからね!

キョん:掃除機のパイプ


🐧:掃除機のパイプを演奏した後は、しっかりと口元を洗うんだぞ!!


キョん:塩ビ管のディジュリドゥと同じような感じですかね?

ロード:そんな感じですね!それで、いつも通りディジュリドゥの動画ばかり漁っていたら、ハンドパンとディジュリドゥのコラボ動画を見つけました。

キョん:ほぉ!ということは、ついにハンドパンとの運命的な出会いですか...!!??

ロード:いえ、その時は音質や画質が悪かったのもあり「生音じゃない」と勘違いして全く興味が湧きませんでした。

キョん:えっっっっっっっっっっっっっっっ

🐧:続くぅ!



ハンドパンとの出会い②


ロード:
月日が経った頃に(2007年頃)友人から「面白い楽器を使った人のライブがあるから行こうぜ」とお誘いがあり、遊びに行ったライブで使用されていたのがハンドパンだったんですよ。

キョん:やっっっっっっっっっっっと出会ったんですね!!!!!その時の感想はどんな感じですか?

ロード:「え!?これ生音なんや!?」って感じですね。

キョん:やっぱりそこなんですね!!!!!初めて見たハンドパンはどのメーカーのだったのですか?

ロード:PANArtのHangですね。

キョん:ええええええええええええええええええええええ

ロード:当時のハンドパンはまだまだ種類が少なかったんですよ〜。
キョん:そんなに初期から出会っていたのですねぇ。

ロード:興味出たらすぐネットで検索する系男子なので、家に帰ってすぐ「Hang」で検索しまくりました。

キョん:その探究心はとてもリスペクトします。

ロード:当時のHangはオークションで80万〜90万越えのばかりで「はぁ〜〜無理〜〜そんなん買えねぇ〜〜〜車買えるやんか〜〜!!!!!!」となっていました。

キョん:やはりHangは昔から価値が高かったのですなぁ...

ロード:あまりの価格の高さに諦めかけていたその時、僕ともう一人で「ホーリースモーキー」というユニットを組んでいまして、その相方がバリ製のハンドパンを購入したんですよ!

キョん:うおおお!話を聞いてるだけで僕は感動してきました。初めてハンドパンを触った感じはどうでした?

ロード:「あ、Hangと同じ音だ〜〜!」って感じですね。感動しました〜!

キョん:本当に素敵な話だ...

ロード:そしてとある時、ついにチューニングが狂ってしまったんですよ。

キョん:えっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ

🐧:続くぅ!!!!!!!!!!!



ハンドパンとの出会い③

ロード:ついに相方のハンドパンのチューニングが狂ってしまったんですよ。

キョん:なんですと〜!!

ロード:どうにかチューニングを直せないかと、日本で直してくれる人はいないかと探していたら、当時(2011年)はスティールパンを主に製作していた園部(SONOBE)さんに出会いました。

キョん:それは!素敵な出会いだ〜!!!

ロード:相方が園部さんと連絡を取る中、自分も園部さんと繋がることができました。そこで初めて自分のハンドパンを作っていただけることになりました。

キョん:激アツな話すぎます。

ロード:その頃はまだスティールパン職人だったのですが、なんとか「1台作ってみるよ」と言っていただけました。

キョん:スケールは何を注文したのですか?

ロード:G# hijazです!Ding +7音で作成していただきました。

キョん:ロードさんと言えばHijazのイメージがとても強いです。動画とかありますか?

ロード:確かYoutubeにあると思いますよ。

キョん:めちゃくちゃ格好いいですね!!!!


後日談

キョん:先日の取材での記事を書いているのですが、思いの外内容が濃くなってしまいました...

ロード:全然大丈夫っすよ!!

キョん:取材で聞きそびれたことがあるのですが、当時初めてHangを見た時に演奏していた方は覚えていらっしゃいますか?

ロード:覚えてますよー!2007年8月16日に宇宙人おーちゃんという方に出会いました!今はもう活動していないと思いますが...。

キョん:演奏も歌もめっちゃ格好いいですね...!!!!

ロード:その後、おーちゃんに誘われて1年ほど一緒に日本中で演奏をしていました!楽しかったなぁ〜〜!!彼は倍音の師匠のような存在です。

キョん:このエピソードは記事にさせていただきます!!ロードさんの行動力は本当に尊敬いたします!!

ロード:ありがとうございます!2009年から暫くの間北は東京、南は鹿児島県の屋久島まで演奏して周っていました。20kgを超える大量の楽器を持って巡ったのは良い思い出です!!まだまだ細かく書けるのですが、ハンドパン関係なくなってしまうので今回はこれくらいにしておきます!

キョん:別枠でこれは更に取材が必要ですね...!!!!!



区切り

今回はロードさんのハンドパンの出会いときっかけを書こうと思ったのですが、ロードさんの人生が面白すぎてたくさん書いてしまいました。
一旦、こちらで区切りとさせていただきます。

ハンドパン奏者たちのバックグラウンドはとても気になるので、こういうお話を聞けるのはとても個人的には嬉しいのです。

ロードさんの体験談はハンドパンの歴史を覗いているような感覚になりました。
今後も色んな人を取材していくとそんな感覚になるんだろうなとも思いました。
前回取材させていただいたオノユウゴくんも、あれっきりの出番ではありません。
時代が進む中、どんな変化があったのか、最近の体調はどうか?などなど1人の奏者でも別日に取材したらまた面白い記事が書けそうだなぁとか思ってたらワクワクが止まりません。

次回はロードさんの好きな奏者、名前の由来、何を聴いてきたのか!?などなどに迫っていこうと思います!

🐧:おら、ワクワクすっぞ!

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