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【苦研】10+1 辞めた

10で終わりにする予定でしたが、プラスアルファでお伝えします。

Aさんは辞めました。自分の意思で。

もともとは1か月位前に直訴していたそうです。
引き金は配達先で出禁になったことです。
ぼやかして書くと
「本当にこの専門職をやっている人なの?」
と言われたらしく、
それを経て「自信がないから辞めたい」と。

どちらにしろAさんがいらっしゃる前から募集の掲示はしていたままでして、今も求人募集している最中でした。

ここ最近は、私の指摘を受け流す感じが見受けられていました。
私もあまり言わなくなったのですが、我慢するのも辛かったので、かいつまんでお伝えはしていました。
ですが、反論もするようになっていました。指摘した事に対して「自分ではない」と言って来たり。(←結局原因はAさんだった)

注意を伝えようとしたら手が離せないというので、「終わったら声をかけて」と言っても逃げるように帰っていったことがあります。

辞めたその日の午前中も、何十回も指摘していたことを繰り返していたので伝えました。それに対しての返事に、ものすごい心臓がぞわぞわした記憶があります。息苦しくなっていました。

そして昼休憩を経て午後、私が職場に行ったらAさんが居ません。

実はその時点でうっすら予感がありました。

案の定、私が来る一時間半前に職場に出て「辞めたいと言ってから一か月たっても何も進展がないから労基に相談する」と言ったそうです。

そこまで言うのなら好きにして良い、と上司が伝えたそうです。

その顛末を聞いて…
私は肩の力が抜け、笑ってしまいました。

(ちなみに私の事はひとっことも言っていなかったそうです)

そして、いつもAさんがいたスペースがすっきりしているように見えたのです。

私も上司もそしてAさんももう限界だったようです。

正直な話、私は午後の出社前に
「新しく来る方に恵まれて、Aさんが辞められますように」
と思いながら向かっていました。

ある意味叶ったことになります。

そしてAさんも、会社の都合を気にせず自分の希望を尊重したことになります。それはそれで間違ってはいないとは思います。

Aさんが抜けて一週間がたち。
出勤に関しては私がしばらくAさんの穴を埋めなくてはなりません。役職的に私が出来ることは限られているので、上司に負担がかかります。

Aさんは自分から話題を振る人ではなかったので、居ても居なくても静かな時は変わりません。

なのに空気が明らかに違うのです。

そして、上司もAさんが居る間に身体に支障が出ていたことがわかりました。

まだ先の事はわからないけど、たとえしばらく勤務日が増えても、今の人員では少なくてバタバタする時があっても、これでよかったのだと思えました。

心が楽なのです。

なんか…全然違う!!!!!なんのひっかかりもなく仕事が進む…。

だったらすぐ断ればよかったのに、とお思いの方は多いはずです。
ですがこの時点の人員的にもそれはどうしてもできず、振り返ってみたらこのタイミングが一番ベストだった気がします。
(たぶん早い時点で断っても「そこを何とか」と押し切られていたと思う)

これ以上だったら
お互い心身に支障をきたし、
Aさんへのクレームが増え
会社の印象が落ちていたかもと思います。

事実、Aさんの所在を確認した人はそろって「よかったね」と言います。
(それもどうなんだろうと思いますが)

【苦研】を書いたおかげで、こういう人がいるよ、というアドバイスを頂きました。それはかなり支えになったのです。

そして、8月から新しい人が入ることになりました。
こればっかりはもう、ご縁ですが、自分を我慢させず大切にしていこうと思っています。

おそらくこれで、終わりです。

【苦研・完】

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