交流人口の大量死
こんばんなまらステ❤️Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ⭐️
北海道の札幌市、江別市、石狩市に隣接した当別町に突然の暗雲が立ち込めた。
町内に大半の施設を持つ北海道医療大学が北広島市のFヴィレッジ、つまり北海道日本ハムファイターズが運営する球場を核にしたエリアに移転することが理事会で決まった。
人口1.5万人の当別町にとって約2,000人の学生や関係者がいるこの大学の存在がどれだけ大きかったか。
彼らの大半は札幌市から通学しているといい、市に住民税を支払う存在ではなかったけれど、
逆にいえば彼らに対して行政サーヴィスをしなくていい。
それでいて彼らは大学近辺のコンヴィニやら飲食店やらで消費してくれる超貴重な存在。
実際、当別町の昼夜間人口比率は札幌への通勤通学者も多いなかで100%を超えている。
定住人口の1.5割程度の交流人口を生み出している北海道医療大学なしではありえない。
それがほとんど無くなってしまう。
残すのは一部の研究施設とグラウンドだけだというから、ここに来るのはほぼ体育会の学生だけになるよね。
おまけにキャンパス併設の歯科クリニックまで移転するから、近隣市町村からの治療需要まで無くなってしまう。
200万都市の札幌から見ればこんなの微々たるものでしかない。
実際、札幌市北区あいの里にあるキャンパスや病院と北広島市に集約されるけど、札幌では大騒ぎになっていない。
でも、町村レヴェルにとってはとても大きな話だし、これは企業としての北海道日本ハムファイターズにとっても同じこと。
大学にとっても、少子化のなかで札幌駅まで45分もかかる立地では厳しい。
ファイターズも大学も生き残るために当然のことをしたまでで、だからこそ当別町の悲愴感が目立つ。
恐らく、JR札沼線の当別ー北海道医療大学間は廃止になるだろう。
北海道医療大学駅の乗車人数は約2,000人で、大学の人数とほぼ同じ。
駅の周りはキャンパス以外本当に何にもないし、昨年廃線になった北海道医療大学から先の駅もみんな利用は一桁だった。
大学側は使わなくなった施設に企業を誘致して穴埋めするというけれど、これだけの交流人口を生む企業なんてあるのかと。
医療研究施設であったことを思えば、製薬とかバイオとかそーゆー企業を呼べる可能性はなきにしてもあらずだけど、それでもね。
個人的には札幌市内から陸上自衛隊を誘致したらどうかと思っている。
苗穂や真駒内など札幌市内のいいところに駐屯地があり、これを移転させて跡地を再開発したらどうか。
大学側はこのまま当別にキャンパスがあってもジリ貧になり結果は同じだと言い張るけど、時間をかけて緩やかに衰退していくのと、いきなりこれだけの交流人口が霧消するのと同じなわけないでしょうよ。
町が大学に突きつけるとすれば、札幌市側の施設から先に移転させ、当別町の施設は段階を追って移転させていくこと、誘致企業が決まるまでは移転させないことじゃないかな。
もしくは当別だからこそできる学問を提案していくか。
ファイターズが北海道医療大学に目をつけたのは単純な交流人口増のみならず、提携することで選手達のコンディション管理を強化したいからだろう。
ならばファイターズに掛け合って、スポーツ医学部、スポーツ科学部といったものを北海道医療大学に設けるのはどうか。
早稲田大学の所沢にあるスポーツ科学部がベンチマーク。
規模は減ってもやっぱり大学が残ってくれるのが一番いいでしょ。
北海道医療大学という優良資産を持つからこそ、ロイズの工場近くに駅を設置してこれから観光客を増やそう、なんてやってた矢先に虎の子に逃げられてしまう状況だけど、
だからこそゼロベースで考え、取り組むチャンスでもある。
それにしても、田園風景のなかにキャンパスがあるところって結構あるけど、
畜産とかじゃない限り、今後そーゆー大学ってすこしでも都市部に近いところに移転していくんだろーね。
大学のお陰で潤っている全国の小規模自治体は震えて眠れ。
それじゃあバイバイなまらステ❤️厚沢部煮切でしたっ✨
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