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都立家政はそんなに不憫か

こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨

都立家政がフィーチャーされることなんて何十年に一度じゃないかと思うけれど。

何が言いたいんだろーね、こりゃ。

西武新宿線は確かに残念路線だとは思う。

記事でも指摘されているように、西武新宿が他の路線の新宿と遠過ぎるし、ある程度遠くまで線路が伸びる路線としてはつくばエクスプレスと並んで都心に乗り入れたり地下鉄との直通運転を行っていない。

23区内においては池袋線やJR中央線と近接しており、かつその両線と比較して線路がグネグネしていてスピードが出しにくい。

また、両方向に追い越しレーンがある駅が少なく、鷺ノ宮のように片方向でしか追い越しができないか、もしくは中井のように追い越しレーンがリヴァーシブルになっているため単線のような運用になってしまう駅が多い。

このようにダイヤ上の制約が多く、それに対して池袋線と中央線の間を西武バスが密に結んでいるため新宿線の駅に近い人でも新宿線の駅をスルーしてしまう。

故に下落合ー上井草間の各駅はどこもロカル感満載。それが魅力ともいえ、町中華なんかの宝庫ではあるけどさ。

池袋線・中央線といい感じで離れてきて、かつ線路も直線主体になってくる上石神井から先はようやく池袋線に負けない駅前になってくるけど、次の武蔵関で23区は終わってしまう。

このような路線状況を反映するかのように、上石神井から各駅に停車する準急電車が設定されていて、準急は関東大手私鉄の標準といえる10両編成で走る。

逆にいうと各駅停車は8両編成で、下落合ー上井草間では鷺ノ宮以外はすべてそれにしか対応していない。

大江戸線と乗り換えられる中井に何故急行などを停めないのかというけれど、まずホームの長さが足りないし延ばせるスペースもない。

やるとすれば空中か地下ということになり、そんな簡単に住む話じゃない。

このような状況において急行停車駅の鷺ノ宮のひとつ手前である都立家政は各停に乗るしかない垢としては遠過ぎて時間がかかるというわけね。

そーゆー駅を各停1択駅と呼んでいるようなのだけど。

この記事の論法だとスキップサーヴィスを始めてから最初の停車駅までの間が各停1択駅になるようなのだけど、これ自体がまず根本的に間違っている。

例えば東急東横線。渋谷を出て次の代官山は各停しか停まらないけど、その次の中目黒はすべての電車が停車する。

なので各停1択駅は代官山しかないことになるけど、実際には自由が丘で特急や急行が各停を追い越すため、中目黒や学芸大学であとの特急や急行を待ってみてもあんまり意味がなく、中目黒の先にある祐天寺や都立大学も各駅停車しか使うことができない。(祐天寺に渋谷方向のみ通過レーンがあるので都立大学は部分的には救われる)

"各停1択"であるかどーかはリソースやダイヤによって決まるものであって、停車駅の設定のみで決まるものじゃない。

なお、東横線に特急ができる前のデイタイムは急行が日吉で各停を追い越していたので、元住吉までが事実上の各停1択駅であり、これについては特急設定時、まさに記事の問題提起に沿ったかたちでの改善が行なわれたことになる。

とゆーことを踏まえたうえでの新宿線を見てみるとさ、この記事書いた人って恐らく本川越方向しかダイヤ見てないのね。だから都立家政は不憫と書くわけ。

しかし現実は鷺ノ宮が本川越方向の追い越ししかできないために、本川越方向のみ常時急行や準急と各停の待ち合わせをする。

デイタイムは鷺ノ宮まで追い越しをしないから、都立家政まではすんなり走れるし、鷺ノ宮の先の下井草ー上井草間も急行の恩恵を受けれる。

ちなみに1時間に1本走る特急「小江戸」も急行の直前を走って鷺ノ宮で各停を追い越すのでストレスもない。

デイタイムの西武新宿方向は上石神井で急行と普通が接続して、そのまま西武新宿まで追い越ししない。

したがって上井草でも各停1択になる。

また、急行の後に付いてくる特急は井荻で各停を追い越すため、1時間に1回のそれに当たってしまうと上井草ー西武新宿間では更に遅くなってしまう。

本川越方向だけ見て、都立家政は上井草より不憫だとか書いてたのが本当にくだらなく思えてくるよ。

将来的に上石神井は高架化されて、両方向での追い越しができるようになるとされており、恐らく西武新宿方向のダイヤに本川越方向のダイヤでも合わせるんじゃないだろーか。

つまり上井草が各停1択駅になるということ。


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