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寅年企画🐯ベンガルトラに逢いに行こう④虎大国インド🇮🇳へGOTO虎ベル🐯

はじめに

のっけから明日の告知だけど、今日は話題のマラヤーラム(ケーララ)映画『グレート=インディアン=キッチン 』を観てきたので、明日はそれを記事にしようと思う。

あと明日は #Clubhouse#インドの衝撃 ( #インド大学 )』で20:00〜、LCCジェットスターの話をします❣️

例によって明後日からのnoteも連動してジェットスターの話になるのでお楽しみに‼️

ではでは、今まで3日やってきた #寅年 🐯企画 #ベンガルトラ のお話は今日で最終回😢

音声版はこちら⭐️(約53分)

最終回はポッドキャストの後半、インドでベンガルトラに逢うには❓という内容なので、早速いっくよ〜〜〜〜🐯

眠れる虎を叩き起こせ

おさらいだけど、世界に約4,000頭いる #虎 🐯のうち約3,000頭と大半はインドにいるのに、虎🐯といえばインド🇮🇳というイメージが日本人にあんまりないのはなぜか。

例えばライオン🦁といえばケニア🇰🇪やタンザニア🇹🇿、パンダ🐼といえば中国🇨🇳、コアラ🐨やカンガルー🦘といえばオーストラリア🇦🇺というような位置付けだよね。

その理由を挙げてみる。

①インドといえば象🐘というイメージが強いこと

②日本の動物園にベンガルトラがいない(前回参照)こと

③ベンガルトラという名称がインドよりバングラデシュ🇧🇩を思い起こさせること

④日本人が中国や朝鮮を通じて得てきた虎の情報はアムールトラ(シベリアトラ)であったこと

⑤インドの他のイメージが強烈すぎること、かつ観光関係者がこれまで史跡などを中心にアッピールしてきたこと

以上かな。

個人的には⑤が大きいと思うけどね。墓と河ばっかりやん💧

虎はキラーコンテンツになれる

一方で虎は以下の理由からインドにおける潜在的かつ強力な観光コンテンツであると考える。

①各種アンケートを見ても人気上位に来る動物であり、日本には有史以降棲息していないのに身近な存在でもあること

②遺跡と違い何度見ても飽きにくく、リピートしやすいこと

③近年の環境意識の高まり、SDGsの普及ともリンクすること

④インドの文化が嫌い、または興味のない人にもアプローチできること

④について疑問を持つ人もいるかもしれないけど、持論としてインドが好きな日本人は1割以下だと思っている。

でもインドは多様なコンテンツに満ち溢れていて、まだまだ知られてないものたくさんあるのね。今更墓と河を売るより、もっと多様な面を紹介した方がいい。サーフィン専門旅行会社の人にインドの波乗りに来て🏄‍♂️、って言ったら「インドって海あるんですか❓」って真顔で言われたことあるよ😅

JALかANAでインドに着いて、一度もインド料理を食べず、我々が想像するインド的なものに何ひとつ触れなくなって、それでインドにお金落ちるならいいと思うんだけどな。

「虎ベル」のすゝめ

虎が好きで度々虎を見にインドへ行く人はいるし、いくつも #タイガーリザーヴ (虎保護区)を巡るようなツアーもあるけれど、そういう人の数は極めて少ない。

この差を埋めるには、より身近な間口を用意し、インドの虎の魅力を知ってもらうアプローチが必要になるということ。

そこで、インド訪問が初めてだったり、出張のついでだったりといった人向けに、実質3日間といった短期間で行きやすく、かつ他の定番観光地と併せやすいところを組み込んで虎に逢いに行ける「 #虎ベル 」を提唱していきたいと思う。

「虎ベル」初級編3選

初級編として、日本から直行便のある都市から行きやすいところを3箇所挙げてみる。

#サリスカタイガーリザーヴ @ラジャスターン州

首都デリー及びタージマハールのあるアーグラーから車で4時間弱、ピンクシティのあるジャイプールから2時間強の好アクセスで、初めてのインド旅行の人にはうってつけの立地。

正味3日間であれば、デリーを起点にタージマハールとサリスカを巡れば人工物と自然の両方に触れることができインドの幅の広さを感じることができるはず。

ただし虎の棲息は9頭であり、逢えたらラッキーくらいのノリが必要。インドの自然と動物の魅力を広く知ってもらう感じかな。

#サヤドリタイガーリザーヴ @マハラーシュトラ州

商都ムンバイからは車で7時間近くかかるけれど、中間にマハラーシュトラ州第2の都市プネーがあり、ムンバイ、プネー、サヤドリの3箇所を無理なく楽しむことができる。

虎の棲息は7頭。過度な期待よりも様々な自然や動植物と触れ合いながら大当たりを密かに期待しよう。

#バンディプールタイガーリザーヴ @カルナータカ州

初めてタイガーリザーヴに指定されたひとつで、2012年に世界遺産になった西ガーツ山脈を構成するひとつでもある。120頭の虎がいるため初級編のなかでは最も虎に逢えるチャンスはあるだろう。

JAL直行便の飛ぶIT都市ベンガルールから車で5時間弱だが、手前にある荘厳な宮殿が有名な古都マイソールを拠点にすれば無理なく旅ができる。そしてバンディプールから南に1.5時間走ればそこは世界遺産ニルギリ山岳鉄道の始発駅ウッティであり、ニルギリ山岳鉄道とセットで周るのもいい。

マイソールにはチェンナイから特急が走るし、ニルギリ山岳鉄道の終点メットゥプラヤムからチェンナイにニルギリ接続用の夜行列車が走っているのでチェンナイからは中級レヴェルのアクセスとなる。

なお、ムドゥマライ、ナガラホールなどマイソール周辺はタイガーリザーヴが複数あるので何度でもリピートできる。

初級編はあくまで「時間がない人」向けなので、初級編をクリアしなきゃ中級編にいけないわけではない。

あとデリーやムンバイならリザーヴで虎が観れなくても、動物園で観ることもできるので、そういう意味でも初級編ってことやね。

「虎ベル」中級編3選

次に中級編として、初級編と比較するとややアクセスに劣るものの、虎との遭遇率の高さや世界遺産登録といった面でクオリティがより高く、かつ近隣に史跡などの観光スポットもあるタイガーリザーヴを3箇所紹介する。

逆にいえば、時間が取れるなら初級編からではなく、まずこちらに行ってほしい。その方が虎に出逢える可能性が高く、満足度が圧倒的に高い。その方が絶対に虎が好きになれる。初めて釣りに行って釣れた人が釣り🎣好きになる、っていうでしょ❓

#ランタンボールタイガーリザーヴ @ラジャスターン州

「ピンクシティ」ジャイプールから車で3.5時間であり、時間に余裕のある欧米人はデリー、アーグラー、ジャイプールと共にゴールデントライアングルの周遊に組み込むことが多いけれど、デリーからやや遠いため中級編に入れた。日本人には敷居がやや高いのよね。最寄りのサワイ=マドプールという駅までデリーから直通列車もあるよ。約4時間。

個体数は37頭だけど、虎密度が高く遭遇率が極めて高いことで有名。日数が取れるなら初めてのタイガー=サファリはここがいいといえる。

もうひとつの魅力として「ラジャスターンの丘陵城塞群」のひとつとして2013年に世界遺産登録されている #ランタンボール城 が中に聳え立ち、自然と史跡がいっぺんに味わえる場所でもある。城塞群の他には定番のアメール城や某海賊王漫画の舞台のモデルといわれる「ブルーシティ」ジョードプルのメヘランガル城などがある。

#カジランガ国立公園 @アッサム州

アッサム州の州都にして北東7州の中心都市グワハティから車で東に4時間ほど。元々インドで最も動物保護に成功しているところといわれプロジェクトタイガーに参加していなかったが2006年の転換(第2回参照)を機に参加した。1985年、インドで初めての世界自然遺産に登録されたインドを代表するサンクチュアリである。

雨季閉園で虎よりはサイが有名。同じ年に世界遺産になったマナス国立公園もグワハティから西に3.5時間ほどだが、カジランガと比較すると虎は少ない。日数が取れるならハシゴしたいところだ。

アッサムはもちろん紅茶の産地であり、南北インドとは違う東南アジア寄りの文化圏で、インド文化が苦手な人にもオススメかも。一度デリーまで行くと無駄を感じるが、バンコクから入ることができる。(アッサムはタイ系民族で繋がりがある)

#スンダルバンス国立公園 @ウエストベンガル州

ウエストベンガル州の州都でインド第3の都市コルカタから車で約3時間、ガンジス川の河口に世界最大のマングローブの密林が広がり、バングラデシュ側ではシュンドルボンと呼ばれる。1987年に世界遺産登録され、シュンドルボンも1997年に登録された。

250頭の虎がいるといわれ、ベンガルトラというからにはやはりベンガルで見てみたいという人には是非訪れてほしい。マングローブの中をボートで周遊するのも楽しい。

コルカタには日本から直行便がないが、デリーやバンコク経由で入ることができる。

Let's GOTO「虎ベル」🐯

「虎ベル」によって虎の魅力を知り、虎を主目的にインドに行くようになれば立派な「 #虎イブ 」の仲間入り🌟

「虎ベル」の目的は虎を生で観ることで「虎イブ」を育成、 #エコツーリズム を推進して虎の保護、増殖の一助となることなんだな✨

「虎イブ」向けの聖地(「虎ベル」上級編)としては、「 #プロジェクトタイガー 」の始まりであるウッタラカンド州の #ジムコルベット国立公園 、遭遇率が極めて高いとされるマディヤプラーデシュ州の #バンダウガル国立公園 、マハラーシュトラ州の #タドバアンダリ国立公園 などがある。

ジム=コルベット(1875-1955)というのは、虎の保護に尽力したイギリス人🇬🇧のハンターで虎を語る上で避けては通れない人。彼に敬意を払いインド初の国立公園にその名が付き、インドシナトラの学名はコルベットにちなんでPanthera tigris corbettiとなっている。(学名については第1回も参照)

他のインド旅行関係の人がベンガルトラについて語ろうとすると多分「上級編」を推すと思うんだけど、それって現時点で虎が好きな人にしか届かないんじゃないかなって思う。

多くの人は虎といえばインドってイメージすらないことをまずは認識しなきゃダメだと思う。

今年は寅年🐯

#トラサミット も開催されるし、是非是非まずはタージマハールとかのついでで構わないから虎に逢いに行ってほしい。

これ11月に収録したから、その時は割と楽観的に来年は「虎ベル」行こうぜ‼️なんて語ってたんだけど、う〜〜ん、ちょっと今すぐにはなぁ💦

寅年は12年に1度だけど、あなたの心は毎年虎年だよ🐯🐯🐯🐯🐯

おわりに

ではでは明日のnoteは映画『グレート=インディアン=キッチン』について語ります。

男性から見た(マイメロ見て女性だと思ってた人いたらごめんなさい💦)この映画の感想はあまり多くないかもしれないので、誤解を恐れずに書いていきたいなと❗️

あと明日は20:00からClubhouseもあるので、そちらもよろしくね❣️

Clubhouseとしては、2月7日月曜20:00〜「インドの山岳鉄道」、3月1日火曜20:00〜「インネパレストラン」も決まってるのでそちらもよろしくお願いします🇮🇳🇮🇳🇮🇳







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