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偏愛食堂の意義と限界

こんばんナマステ💛🖤Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

元々、カレー細胞さんや中華の愛吃さんにかわいがっていただいていることもあり、西武百貨店渋谷店にあった偏愛食堂によく食べに行っていたけれども、昨日、つまり5月を以って閉店した。

これがネガティヴな撤退なのかどうかは判断する材料がない。

閉店の口上や2020年の10月から始まった店舗ということで、コロナ禍とは密接な関係があることは間違いなく、

コロナ禍でテナントが空いてしまった西武側が「コロナ禍が終わり次のテナントが決まるまで」破格の条件で貸していた可能性があり、だとすると予定通りの終幕ということになるのだろう。

ただし、この2つだけは言える。

当初は各ジャンルから集まった「偏愛フーディスト」達が交代で店舗を誘致する企画だったけれど、少なくとも昨年に入ってからはほとんどカレー細胞さんの企画ばかりになり、毎回カレーばかりになってしまったこと。

もうひとつは、緊急事態宣言による不可抗力を除けばほぼ休みなく続いていたのに、昨年から休業が多くなったこと。

当初のコンセプトが息切れを起こしていたことのは間違いない。

「偏愛フーディスト」は9人いることになっていて、確かハンバーガーの人は途中で追加されたと記憶しているんだけど、

傍目からすると、総監督のいなり王子さんと、カレー細胞さん以外はほとんど稼働していない。

いなり王子さんは自身の企画よりも偏愛食堂を運営する方に力を注いでおり、カレー細胞さんがひとりでカレー屋を引っ張ってきているという感じだった。

いなり王子さんは美のプロデュースが本業らしいのだけど、芸能事務所もやっていて偏愛食堂のコンセプトとも絡めたアイドルのプロデュースもやっていた。

カレー細胞さんは偏愛食堂を始めたときは動画の会社の役員だったけど、途中で独立起業している。

要するにこの2人は偏愛食堂にある程度リソースを割ける、言い換えれば偏愛食堂が生業のひとつである人達だった。

それに対して、他の「偏愛フーディスト」達は食のインフルエンサーとはいえ、本業が別にあることがほとんどで、少なくともこの2人ほどはリソースを割けない。

お店の誘致ってなかなか大変な話で、これが数日の催事、フードフェスなら兎も角、2週間とかってなると、その間の店はどーすんの❓ってことになる。

他の仕事しながら、この交渉を纏めていく、しかも偏愛食堂用に企画を練っていくというのは並大抵のことじゃない。

これがまたバカ売れならいいけど、正直集客力が高いとも言えなかったから店側のリスクも大きい。

ほとんどの「偏愛フーディスト」達が永続的に稼働できなかったのはそういうことなんだと思う。

この状況を打破するには「偏愛フーディスト」を増やすことが必要だったように思う。

これにより常に偏愛食堂をアクティヴにできたし、カレー細胞さんと同じくらい軽いフットワークを持つ「偏愛フーディスト」があと2人いれば大分変わったのかなと。

結局、コロナ禍の終わりとともに偏愛食堂も終わるんだとしても、もっとアクティヴにやり続けていたらその後の展開も変わってきたはず。

いなり王子さんは誰よりもこれを考えていただろうし、できなかったことへの無念さはあるだろうから捲土重来を期待したいところ。

ひとりの偏愛食堂ファンとして、また訪れる日を今から心待ちにしてるので。

それじゃあバイバイナマステ💛🖤暑寒煮切でしたっ✨

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