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高知県は観光戦略やり直しじゃ

こんばんなまらステ💜Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

坂本龍馬というのは日本史の登場人物のなかでも人気はトップクラスのはずで、

とくに地元高知県では圧倒的な人気がある。

似たような地位にあるのは山梨県の武田信玄、鹿児島県の西郷隆盛、新潟県の田中角栄といったところだけども、

これらの人物ですら成し遂げてないこととして、高知龍馬空港、つまり日本で唯一の人名がついた空港があることが挙げられる。

インドは非常にこれが多く、ムンバイのチャトラパティ=シヴァージー国際空港、コルカタのネータージー=スバース=チャンドラ=ボース国際空港などは有名。

つまりインド人を高知に連れて行く時はこの話をすれば、坂本龍馬なんか知ってるインド人はいないけれど、興味を持ってくれるはず。

とりあえず地元のヒーローなんだなぁって。

旅行業界的なトピックとしては日本初の新婚旅行を敢行した人でもあるはずだけど、

それももしかしたら怪しい。

坂本龍馬のエピソードの大半は創作であり、実物はさほど歴史を動かした人でもないのだということで教科書に載らなくなると。

真偽のほどだったり、この措置の妥当性についてはここで取り上げない。

しかしこれは高知県においては昭和天皇の人間宣言に匹敵するショックなんじゃないかと。 

自分達の精神的支柱が、教科書という公権力から否定されてしまうってさ。

旅行屋として心配なのは高知県の観光戦略だよ。

例えば鹿児島県ってそこまで観光戦略が南洲押しなのかといえば、別にそーでもない。

でも、高知県って龍馬空港を筆頭に、まずは坂本龍馬から、ってところがあって、

こんな感じで長々と龍馬について英語で説明してたりもする。

高知県で一番有名な観光地って、

はりまや橋❓

アンパンマンミュージアム❓

龍河洞❓

仁淀ブルー❓

いや、桂浜でしょ💦

んで、桂浜なんて坂本龍馬知らなかったらなんも面白くなくない❓

海を見ながらアイスクリン食べれたらそれでいいって❓❓❓

このあたりが『坊ちゃん』読んだことなくて、千円札から引き摺り下ろされたいま夏目漱石も知らないような人でも道後温泉を楽しめるのとは違う。

金毘羅宮にうどん、渦潮に祖谷渓谷といった周りの県と比較しても、高知はまず坂本龍馬になってしまいがち。

それがインバウンドは兎も角、日本人に向けてでいえば誰もが知る偉人から始まるストーリィを描けるのだけど、

教科書に載らなくなり、否定的な評価が世に蔓延してしまえば、観光のコンテンツとしては一気に弱くなる。

それこそ高知県は百年単位の観光戦略を練り直さなければいけないと思うよ。

例えばよさこい祭りっていう歴史的でもなんでもない祭りが人気になったのは、部外者がオーペンに参加できるから。

祭りは観るものではなく参加するもの、という感じがリオのカーニヴァルとか、タイのソンクラン(水掛け祭り)とか、

一応北インドにもホーリーっていうのがあってさ、

兎に角そんな感じで人を巻き込む仕掛けなんだよね。

よさこい祭りは阿波踊りに対抗すべく無理矢理つくったものではあるし、阿波踊りも踊る阿呆に見る阿呆とはいうものの、大半が後者なわけでよさこいほどオーペンじゃない。

外洋に面してる土地柄なのかもしれないし、そーゆー目線で売ったらいいんじゃないかな。

ここにはゲストは存在しません、くらい言い切っちゃうようなね。

7月に松山出張が決まったけど、流石に高知に足を踏み入れられるほどは時間ないと思うので、残念。

桂浜の前で目を細めたらなんかヒントが浮かぶのかなぁ、なんてね。

それじゃあバイバイなまらステ💜厚沢部煮切でしたっ✨

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