地域の遊びが避難に役立つ
あけおめなまらステ💙Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨
正月早々北陸でとんでもないことが起きてしまった。
被害の程がまとまっていない今からあれこれ言うのは避けておきたいけれど、もの凄く懸念していることがある。
それは当地において帰省や旅行による非在住者が非常に多く、恐らく通常よりも滞在人口が多い時期に当たってしまったということ。
よりによってなんで正月なの❓
誤解を恐れず書けば3月11日金曜日14時46分というのは、震災自体が不可避だとすればまだマシな時に起きたなと。
観光客がさほど多くなく、翌日が土曜、午後の落ち着いた時間、停電しても凍死する寒さもだいぶ和らぎ、熱中症、食中毒が起きる暑さも縁遠かった。
少しタイミングがズレてたら、もっとたくさんの人が亡くなったり、2次被害も大きかったはず。
兎にも角にも、普段そこに住んでいる人は、緊急避難場所であったり、役所や消防署の位置などは自然と頭に入っている。
けれどそーではない人が多数訪れている最悪なときに来てしまった。
天災は人間の都合になんて合わせるはずがない。
ならば、人間の智慧で少しでも被害を小さくする方法を考えなければいけない。
ここで思い出したのは、昔関西で聴いた観光関係のシンポジウムで地域の情報プラットフォームを創りたいと言っていた方の話。
関西なので喩えが京都や奈良、神戸になるわけだけど、
これらの都市で一番多い来訪客は誰か。
インバウンド❓修学旅行生❓
答えは大阪から遊びにくる人。
横浜や川越、鎌倉なども東京から遊びにくる人が一番多い。
ところがどこの街も数が少ない観光客向けに清水寺やら東大寺の情報は発信するけれども、
その街でどんなイヴェントが行われていたりとか、どこに洒落たBARがあるとか、近くから遊びにくる人が欲しい情報がまとめられていない。
遠くから来た観光客にしたって、名所旧跡だけでは満足できない。今はできるだけ地元の人が行く場所へ行きたい、地元の人の生活を追体験してみたい、というニーズが高まってきている。
だから地元の人、近場から来た人、遠くから来た人を問わず、楽しめる遊びの情報を官民協力のもとまとめて発信すべきだと。
そしてそこに防災情報も一緒にまとめておけばいい、と仰った。
自治体が防災情報をまとめて発信したとして、住民は見ても部外者は見ないでしょ。
しかし今そこに災害が来れば、被災するのは住民だけじゃない。
ということは遊びの情報と防災の情報はどちらも必要な人を限定しない。
遊ぶ人がアクセスするサイトなのかアプリなのかで、防災情報もあれば目につきやすい。というか災害が起きればすぐにそういう情報に切り替わるようにしておけばいいわけなんだから。
また、防災情報だけなら運営費用は税金になるけども、遊び情報が中心なら広告などで企業から出資も得やすい。
東日本大震災のときはtwitter(現X)の可能性を感じたけれど、デマが多すぎるしさ。
きちんと自治体や政府の発信した情報を非在住者が知る方法が案外ない。
今回、非在住者が多く集まるタイミングにこのようなことが起きたことを教訓として、このような情報プラットフォームが普及すればいいと思う。
多くの方が無事でいてもらえていることをまずは祈りたい。
それじゃあバイバイなまらステ💙厚沢部煮切でしたっ✨