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石狩市、命綱には遠過ぎる

こんばんなまらステ🤍Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

札幌の北西にあり、海のない札幌のハーフェン(外港)として機能してきた石狩市が今春、札幌とを結ぶロープウェイ構想を出したけれど、

もう少し話が固まってきたらしい。

石狩市は札幌を取り囲む市のなかでは唯一鉄道が走っていない。

海が近いだけに吹雪が激しく、こういう日は交通が麻痺してしまう。

北海道の太平洋側では函館、室蘭、苫小牧、釧路と発展してる都市はあるけれど、日本海・オホーツク側では比較的大きな都市は小樽くらいしかなく札幌や旭川など内陸に大きな都市があるのはこういうことだろうと。

石狩市では長らく鉄道やモノレールの建設が検討されてきたけど、結局費用面で話が前に進んだものはなかった。

人口6万人に満たない石狩市が建設費の大半を負担するのは難しい。

14万人弱の箕面市が北大阪急行の延伸費用の大半を負担したのが、大決断と言われたので、基本的には20万都市くらいのスケールなのだろう。

だから20万人程度のカウンティ(郡)を行政の基本単位にしたらいいのに。

ともあれ、石狩市ってえらいなーと思うのはちゃんと身の丈でできることを実現しようとしていること。

南米で普及しているロープウェイならイケると思ったらしい。

仏独の一部の都市だけ見てLRTがすべてを解決する‼️とか言ってる哀れな人達と違って、地球の裏側のことまでよく勉強してるよ。

更に素晴らしいのは石狩湾のバイオマス発電の送電網にもすると。

ちなみに戦前において電鉄と電力は大きく繋がっていた。

こういう歴史もよく勉強しているんだなと。

よく言われるのは札幌市営地下鉄を麻生(あさぶ)または栄町から石狩に延ばしてほしいというもの。

これは札幌市に対する従属のモデル。

衛星都市なんてそんなものだろ、大阪への対抗意識剥き出しで維新が勝てない堺だって御堂筋線を受け入れているし、川崎だって横浜からブルーラインを延ばそうとしてるじゃないか。

いや、石狩市だってずーっとそれを願ったはずだけど、札幌市が遅々として動かないから、こーゆー智慧が生まれたわけさ。

札幌から北海道日本ハムファイターズを掠め取った北広島市もそーだけど、札幌の周りには何故かヴェンチャー精神溢れる自治体が出てきている。

ただ。

ロープウェイは25〜30km/h程度までしか出ないため、停車時間を含めた平均速度(表定速度)は駅間距離を長くしても20km/hいくかどうか。

そのため、ロープウェイは1〜5kmの移動に適していると言われいるのに対して、現在ルート案の出ている手稲、麻生、栄町のいずれも石狩市の中心地から9〜10km程度離れている。

つまりロープウェイだと札幌の郊外にあるこれらの駅に30分近くを要して、さらに札幌駅や大通、すすきのまでは遠い。

エスコンフィールド北海道や新千歳空港へ行こうとすると2時間見ておかないと厳しい。

無いよりマシ、くらいかな。

さて、住民ニーズは間違いなく麻布ルート。

麻生から地下鉄南北線で札駅まで9分、大通まで11分、すすきのまで12分だし、北24条も繁華街となっている。

こちらへの便が図られるかどーかは知らんけど、麻生はJR学園都市線の新琴似駅まで徒歩10分なので、リスクヘッジや選択肢の増大にもなる。

栄町からだと地下鉄東豊線で札駅まで12分、大通まで14分、豊水すすきのまで15分と迂回しているだけ見劣りするし、札駅や大通のホームが他の路線と離れている。

ただし、新幹線ホームは東豊線に近くなる可能性が高く、丘珠空港の滑走路延長も実現しそうな勢い。今冬、新潟からトキエアの新規就航も始まる予定。

札幌の軸が南北線から東豊線にシフトしつつあると言えなくもない。それだけに札幌ドームから北海道日本ハムファイターズが逃げたのは痛恨の極みで、頼みの棚のオリンピックもどこへやら。

栄町ルートでは途中でJR学園都市線の百合が原とも連絡できそうなのは好材料。

手稲ルートは石狩市中心部からだと8.7kmと9km超えの他ルートより短いうえに、道がどこまでもまっすぐでロープウェイにとても適している。またルートの半分以上が石狩市域なのも敷設には好条件。

JRとしか接続しないため、運行頻度がイマイチ。

快速エアポートなら札駅まで13分、新千歳空港にも行きやすいし、エスコンフィールド新駅とも親和性があるけれど、大通やすすきのは遠くなる。

旅客ルートを考えれば麻生ルートが大本命だけど、送電という目的もあることを加味すると兎にも角にもまずは実現させたい。

したがってまずは手稲ルートの敷設を推したい。

石狩市中心部からJR手稲駅まで26分はかかるだろう。したがって札駅までは快速エアポートに上手く乗り継げて45分。遠いなぁ。

でも手稲だって札幌のなかでは大きな街だから、石狩と手稲を結ぶだけでも大きな意義はある。

これとは別にニーズの多い麻生まで、手稲ルートの整備で浮いたリソースで快速バスを走らせる。

石狩と札幌を結ぶバスは北海道中央バス、地元では中央バスの名で知られている会社が独占しているけれど、御多分に洩れずドライヴァーがおらず、今日から減便体制に入っている。

従前から中央バスは石狩ロープウェイの抵抗勢力になった可能性があるけど、今ならば手順さえ間違わなければ石狩ロープウェイに経営参加してくれる可能性は高い。

石狩に限らず、中央バスの路線をロープウェイに置き換えれば石狩新港からの送電網拡大に寄与できる。

フィアンセは決まったね💕

麻生への快速バスはできる限り停留所を絞り、可能なら連節バスの導入なども目指したいけど、なるべくお金をかけないようにする。

このバスは石狩市中心部ー屯田ー麻生間に太い流動を創出し、地下鉄南北線の延伸を誘発するためにやる。

札幌市は北海道日本ハムファイターズの本拠地移転に伴い、地下鉄東西線を宮の沢から手稲稲積公園まで延伸するとぶち上げた。

ということは4km程度延伸する余力がある。

球場誘致に失敗した今、JRと並走する宮の沢からの延伸はもうないだろう。

東西線の対面、新札幌から先もJRがいたり、野幌森林公園があって開発もできないから可能性は低い。

今後の延伸候補は南北線か東豊線ということになる。

4方向に1kmずつ延ばすのはあんまり効果ないので、1方向に4kmか2方向に2kmずつか。

有力なのは南北線の屯田か東豊線の清田だろう。清田区は札幌で唯一鉄道のない区であり、政治的な配慮という意味で優位。

また東豊線の丘珠空港延伸も都市戦略として大いにありうること。

これらに打ち勝って南北線を屯田まで4km延ばさせたい。

そーなれば、石狩市中心部ー屯田間にロープウェイを敷設して、30分程度で石狩市中心部と札駅が繋がるようにできる。

これを狙って、快速バスを走らせたとしても勢い余ってBRT整備を急ぐようなことをしないと考えた。

バスドライヴァーが足りないのと、雪の問題を考えたとき当地におけるBRTはあまり現実的じゃないからね。

なお、石狩市については路線網と呼べるようなものにはならないので、ホリエモンが注目している自走式ロープウェイZipparを導入する必要はない。

Zipparが必要なのは札幌市内中心部だろう。

今ある路面電車を札駅や苗場、桑園へ延ばす話があってもまったく進まない今、中心部を面的に行き来できる交通網としてZipparを計画するのはどうか。

石狩市のモデルは線的であり、都市や駅から5km以内にまとまった人口を擁するようなところに有用というところ。

東京でいえば山手線のなかはZipparによって21世紀版都電網を復活させるべきだけど、

例えば環七、環八、三鷹ー調布といったところには単純に線的に結ぶロープウェイがあっていいんじゃないだろうか。

エイトライナーなんて永遠にできないものを語り続けるより、荻窪から高井戸まで8分、でサクッと移動できる近未来を実現させてほしいな。

それじゃあバイバイなまらステ🤍厚沢部煮切でしたっ✨






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