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単線の罠

こんばんナマステ💚Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

#長崎県 が14億円かけて #佐世保線 を高速化したのに、かえって遅くなると怒っている。

#西九州新幹線 ができることで、今長崎行きの特急 #かもめ に使われている車両に少し余剰が出るので、それを佐世保行きの #みどり に転用する。

その際に有田ー佐世保間では14億円かけてレールや枕木をいいものに変えたことで、2分の短縮を見込んでたんだって。

ところが蓋を開けてみたら武雄温泉ー佐世保間で平均2分遅くなってしまいどないやねんと。

かもめの車両は #ティルティングトレイン といって車体を傾けることで遠心力を逃しコーナリング速度を上げることができるためみどりより速い。

これについてJR九州の説明として「単線区間で生じる列車の行き合いや接続での時間確保」とあるんだけど、

「行き合い」って言葉、本州では聞かない。九州では車とかでもすれ違うことを「離合」って言ったりするからね。とりあえず単線区間での行き違いのことだと思ってほしい。

今回一部の車両をティルティング=トレインにして速くすることで、ティルティングしない列車はもっと手前の駅で行き違わないといけなくなる。

そしたら必然的に遅くなる。

武雄温泉から佐世保までは45分前後を要しているので、1時間に1本の運転なら必ずどこかで特急同士がすれ違う必要が出てくる。

ある列車だけが速くなってしまうと当然バランスが崩れていってしまうというわけ。

これを解決する方法は2つある。

1つは行き違う場所を増やし、究極は複線にしてしまうこと。

良いのだけど、事業費は14億とかそんな問題じゃなくなくなってしまう。

もうひとつは列車の速度を上げ、行き違い駅間の所要時間を短縮することでダイヤを円滑にすること。

ダイヤグラムを書いてみたら、速度を上げることでアコーディオンのようにそれが縮んでいくイメージ。

佐世保線は元来最高速度95km/hなんだけど、西九州新幹線開業にあたって肥前山口ー武雄温泉間は130km/hに引き上げられる。

ところが有田ー佐世保間は高速化といっても、ティルティング=トレインのコーナリング速度上昇に耐えられるようレールと枕木を強化したというのみにすぎず最高速度は95km/hのまんま。

だからダメなんだよ。

これを130km/h出せるようにすれば、上記の理由でダイヤは円滑になる。

みどりはティルティング機能はないけれど、最高速度はかもめと同じで130km/h出せるのだから尚更。

要するに14億じゃ足りないってことで、130km/hを出せるようにもっとお金出しなさい。

今は安物買いの銭失いなんだって話。

それじゃあバイバイナマステ💚暑寒煮切でしたっ✨





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