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『観光を活用した持続可能な地域経営の手引き』を読もう②取り組み方のポイント

はじめに

こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

今日も昨日に引き続いて

#UNWTO ( #国連世界観光機関 )と #運輸総合研究所 が作成した『 #観光を活用した持続可能な地域経営の手引き 』(以下、「手引き」)をインプットしていっくよ🎶

https://www.jttri.or.jp/research/tourism/220322kanko_tebiki.pdf

今日はこのうち「Ⅲ.観光を活用した持続可能な地域経営の取り組み方のポイント」を取り上げていくことにするよ‼️

観光を活用した持続可能な地域経営の実現ステップ

このタイトルは #PDCAサイクル のことなんだって。

#観光を活用した持続可能な地域経営 は「取り掛かる準備」から始まり、それは取組の意義・期待・取組の目的の明確化や既存の関連計画・施策・課題/指標・データの整理、他部署・関連事業者の参画推進など。

その後、地域経営の目標である地域のなりたい姿と取組の対象とすべき課題を明確にするステップ A に進み、次のステップ B ではこの取組によって解決すべき重点課題を特定し、課題の解決方策を具体化し、これらに対応する指標を特定する。

最後が、指標を計測し、分析・評価、公表、改善してPDCA サイクルを回すステップC。

ステップA~Cは、さらに細かい11のステップで進めていくことが効果的で、取組に当たっては、「Ⅵ.観光を活用した持続可能な地域経営を支える仕組み」を参照できるようにしているとのこと。

兎にも角にもPDCAを回せよ、と。

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実現ステップごとの取りまとめ事項

ここは実際載ってる図を見せた方がわかりやすいので、スクショでドン❗️

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役割分担

観光を活用した持続可能な地域経営に取り組むには、この取組全体の牽引役となる推進リーダーの存在が不可欠。取り掛かる準備は、この推進リーダーがチームを形成して主導し、その後、推進リーダー・チームを中心に、自治体の関係部署や DMO、地域の状況によってはNPO等と連携した観光地域の経営主体によって、実現ステップを進めていくと。

標準的な取組体制は、推進リーダー・チームに加えて、自治体とDMOによる経営主体、そして経営主体が組成する利害関係者が参加するワーキンググループで構成。指標やデータの取り扱いに詳しい大学等研究機関を交えた指標開発チームを設置してもいい。体制づくりにあたっては、関係者間でなりたい姿や課題の共有を促すものとなっているかどうかを考えることが重要。

なお、国内事例の経営主体は、ニセコ町、京都市、岐阜県が自治体、釜石市がDMO(DMC)、白川村が自治体とNPOとなっていると。このへんは「Ⅶ.先進事例」でもバッチリ触れてるそうで。

観光を活用した持続可能な地域経営の実際――Q&A

ここからはQ&A。基本的に長々と書いているのでかいつまんで。

【導入について】
Q1:観光を活用した持続可能な地域経営に取り組むための条件は?
A1:特別な条件はありません。まずは一つの課題から取り組んでみましょう。

Q2:どのような手順で取り組めばいいか?
A2:本手引きの11 のステップの順に進めてください。

Q3:首長や地域の事業者、住民に、観光を活用した持続可能な地域経営の導入に対する理解をどのように求めればいいか?
A3:相手に応じたメリットやチャンスを伝えましょう。

【説明・対応の進め方】
Q4:実現に必要な事業費・予算規模は?
A4:取組の規模によって異なります。実現可能なものから始めましょう。

Q5:必要になるノウハウ(知識)や人材は?取組の推進を担うリーダーをどうすれば得られるか?
A5:熱意と地域愛があれば、知識や技術はこの手引きで習得できます。

突然抽象的になる😅

【運営について】
Q6:どのくらいの期間で成果を望めるか?
A6:最短2年程度。以降も連続して取り組むのが理想です。

Q7:指標やデータの収集は難しくないか?
A7:ケース・バイ・ケースですが、自治体各部署や事業者、熱意ある住民グループとの連携が進む中で、活用可能なものが増えていきます。

Q8:観光ビジョンや観光計画がない場合はどうすればいい?
A8:観光ビジョン等がなくても、取組開始後に、取組の成果を活用しつつ観光ビジョン等を作成することもできます。観光を活用した持続可能な地域経営がまず目指すところは地域の課題解決です。この取組を通じて、観光ビジョンや観光計画の作成を進めることができます。

【取組主体について】
Q9:取組主体は、自治体と観光地域づくり法人(DMO)のどちらが向いているか?
A9:自治体の関与が不可欠ですが、DMO にも参画を促し、地域一丸となって進めることが望ましいです。

Q10:各市町村の力だけで実現できるものか?
A10:基礎自治体単位で取り組むことが基本ですが、都道府県単位で進める方法もあります。観光を活用した持続可能な地域経営は、地理的範囲として基礎自治体単位(さらに細分化することもあり得ます)とすることが基本です。

細分化を主張していた記事を以前取り上げた。


Q11:国及び国に準じる機関などの支援は期待できるか?
A11:支援の仕組みはいくつかあります。観光庁をはじめとした国の機関や、国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所などの国際的な機関が、観光を活用した持続可能な地域経営の仕組みづくりや指標開発、計測手法等に知見のある専門家を派遣するなど、さまざまな支援策を用意しています。

【その他】
Q12:この手引きと観光庁「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D:Japan Tourism Standard for Destinations)」との関係は?
A12:「JSTS-D」は、多面的な現状把握の結果に基づき、持続可能な観光地マネジメントを行うための「観光指標(基準)」です。一方で、本手引きはいかにして観光を活用した持続可能な地域経営を実現するかという実践での活用を主眼に置いた「プロセスを丁寧に説明」しています。双方とも活用することをおすすめします。

この「手引き」をひと通り読んでったら、次は「JSTS-D」をチェキしてみよう🌟

Q13:サステイナブル・ツーリズム国際認証取得を目指す必要はあるか?
A13:目指すことは大変有用ですが、そのためのコスト等も無視できないものがあるので、費用対効果をしっかり検討する必要があります。

おわりに

ひとまず「観光を活用した持続可能な地域経営」を取り組むためにこんな感じでやってみたらいい、というのはわかった気がする。

このへんは何というか取り組みながら、後で読み返してみると発見があるところかもしれないね。

ただ、「熱意と地域愛」を持ち出すのは勘弁してくれ。精神論に持ち込んでも何にも話が始まらないよ。

方向性が見えたところで、次回は取り掛かるための準備を見ていくことになる。

次回も今回同様に話がまだフワっとしてて掴みどころないかもだけど、とりあえず進めていくよ。

ここでこの先の告知。

27日水曜20:00〜、#Clubhouse 『 #インドの衝撃 ( #インド大学 )』で国境ツーリズムの話をするよ❗️

それじゃあバイバイナマステ💛暑寒煮切でしたっ✨



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