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アルピコ、残念な撤退。

こんばんなまらステ💙Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ⭐️

やっぱりバスドライヴァー不足は深刻。

アルピコの場合、登山シーズンに大増便をするので、その分日常路線を削らないとやっていけないのだろう。

でも長野と松本を結ぶなんてドル箱のような気がするけど、何故この路線を切ったのか。

この路線は長野駅と松本駅前の松本バスターミナルの間を1時間15〜25分程度で結んでいて運賃は1,600円。

これに対してJRの普通電車は所要時間はほとんど変わらないうえに運賃は1,170円と安い。

それに加えて特急しなのもあり、バスより高いけど1時間を切るので、金に糸目をつけなければ乗車機会も増える。

つまり代替手段は充分にあるので撤退可能と踏んだわけ。

一昨日、札幌ー小樽間の高速バスを全部廃止する代わりに快速エアポートをぜーんぶ小樽発着にせよと書いたけど、

鉄道とバスはもう競争じゃなくて棲み分けをしなきゃダメだということ。

自分自身、長らくバス側に立って、鉄道なんてオワコンなんだからぶっ潰しちゃえ‼️

と言い続けて、鉄道マニアとバトり続けてきたけど、サウロがパウロになったように改宗せざるを得ない状況になってきている。

言っとくけど、鉄道マニアが正しかったわけじゃないからね❗️

バスへのまともな対抗策も提案せず、鉄道が好きだから鉄道を残せ、なんて言ってた奴らに今後の鉄道とバスの協調ヴィジョンが描けるわけないじゃないか。

それでも結果的に鉄道が発展して彼らが幸せになるなら、みんなが幸せになってそれはそれでいいと思う。

さて、この路線がすごく不思議なのは、所要時間・運行頻度・価格のどれを取ってみてもJRの普通電車に勝てる要素がないのにどーしてここまで続いていたのか。

価格に関しては以前は回数券があり、もっと競争力があったけれど。

支持されていた要素としてまずは着席。

この路線は自由席だけれど、それでも立ち席は認められないので座れることは保証されている。過疎地ではないので電車はタイミングによっては座れないからね。

次に高速バスは大半の停留所に駐車場を準備してあって、その多くは無料。自分の車で長野や松本へ行くより、無料駐車場に停めてバスで向かった方が楽という人が結構いるということ。

それから長野県庁に乗り入れるというのが地味に大きい。長野駅から結構遠いんだよね。

松本側でも駅から遠い県の松本合同庁舎に乗り入れる便があるけど全部ではない。

朝に関しては長野側から松本合同庁舎、松本側から長野県庁への直行バスがあり、県関係者には相当支持されていることがわかる。

こーしたことから高速バスを単に無くしただけじゃ多くの人が困ることになるだろう。

とはいえ長野ー飯田間のみすずハイウェイバスが長野道松本バス停に停車するけど、ここから徒歩9分で松本合同庁舎に行ける。多少時刻を調整すれば長野市内から松本合同庁舎への通勤手段は確保できる。

長野ー松本線を廃止にする引き換えにみすずハイウェイバスを増発するのもアリだろう。

長野県庁の足も松本バスターミナルを除けば、みすずハイウェイバスでどーにかなる。

朝と夕方に関しては松本バスターミナルというか松本駅前からミニバンで無料送迎でもしたら充分なのかもね。

ということで、無くせると判断したのかもしれないけど、着席保証の点がやっぱり気になるかなぁ。

そこでアルピコがJR普通列車の座席を何席か借り上げて、長野ー松本間を1,600円で売ったらそれなりに利用されるんじゃないだろーか。

予約販売はJRではなくアルピコで行う。JRのマルスってシステムは硬直した予約販売しかできないから、予めアルピコで借り上げて売った方がいい。

アルピコから予約購入と得られる付加価値として、着席保証と明科・坂北・姥捨での無料パーキングを設定する。

また松本インター近くの大庭駅までアルピコの運営する電車が走っているので、大庭ー松本間の運賃をサルヴィスする。

余談だけどこの電車、元々は松本電鉄といって、そのブランドがアルピコだったんだけど、今はアルピコを社名にしてしまうパナソニック現象が起きている。

旅行業界のベテランの人は今でもアルピコのバスや電車を「松電」って呼ぶ傾向がある。多分、松本近辺の人もそーなんじゃないかな。

バス会社によるJRの座席借り上げなんてやり方自体、JRの頭のなかにはないだろーから旅行業としてやればいい。

ただお金払って座るならリクライニングにしなきゃ乗客から納得されないし、普通電車でそれをやるには設備の改修が必要になる。

その費用をアルピコと長野県で負担すると言ってもJRが応じるかどうか。

それだったら特急しなのの長野ー松本間に県が補助を出して1,600円にする方が現実的かもしれない。

それプラスみすずハイウェイバスの増便、あるいは長野県庁・松本合同庁舎直行バスのみ存置といった着地点が現実的かもしれない。

いずれにしても、ここまで書いてきた代替案をまったく練らないまま一方的に路線の廃止を打ち上げたアルピコのやり方は正直残念。

もーちょいなんとかならないものかと思う。

アルピコをはじめとしたエスタブリッシュメントに喧嘩を売り続けている花バスと昌栄バスが動くか。

それにしたってドライヴァー足らない気がするし😅

それじゃあバイバイなまらステ💙厚沢部煮切でしたっ✨


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