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ショーケースの憂鬱

こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

毎日JATA経営フォーラム2022について書いてきたけど、今日は昨日視察してきた #日本観光ショーケース について書いてくね。

会場は大阪の海に面した南港地区にある #インテックス大阪 。大阪におけるビッグサイト、幕張メッセ的な位置づけの展示場。

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本町と通じる地下鉄中央線の終点、コスモスクエアという昭和感満載の駅から歩いて10分ほどなので、幕張メッセと似たようなものかな。

コスモスクエアからニュートラムというゆりかもめ的なのも出ていて、その2駅目にあたる中ふ頭駅の方が近い。

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これは完全に固定観念からくるリサーチ不足なんだけど、昔は地下鉄とニュートラムは運賃体系が異なっていたため、コスモスクエアから歩いて行くのがセオリーだったし昨日もそうした。

でもね、2018年の大阪市営地下鉄民営化以降はOsaka Metroの直営路線になってて通し運賃でいけたんだって今知った💦

旅のプロを名乗りながらそんなことも知らなかったのがすごい恥ずかしい😨

そして、オリンピックという最大の好機すら活かすことなく未だ東京メトロと都営地下鉄の運賃合一が果たせず、ゆりかもめや日暮里舎人ライナーも運賃バラバラという東京は大阪に比べて遥かに遅れている。

しかしながらそのコスモスクエア、東京でいえば豊洲のような位置付けになるの思うけど、まったく栄えておらず空き地が目立つ。

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南港がこんな状態なのに、更に海側に人工島が建設されていて、それが大阪万博を開催する夢洲(ゆめしま)で、地下鉄中央線用のトンネルは既に出来上がっているため2025年の万博の時には1駅先まで延長する。

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こんなんじゃ大阪万博→IRって南港でよかった疑惑しかない。

ちなみに南港付近の埋め立ては咲洲(さきしま)というらしく大阪府庁咲洲庁舎なんてのが見える。橋下府知事(当時)が府庁移転を掲げていたやつ。

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確かにこの土地をどうにかしようと思えば、行政機能をここに集めてしまうのが手っ取り早いかもしれない。

しかしそれが否決されてしまった以上はなんらかの活性化を考えなくてはいけない。

私案としてはインテックス大阪を拡張して海外の展示場と伍す広さを持たせることと、それ以外はお台場やロンドンのドックランズのようなオフィス、レジャー、居住を兼ね備えたエリアを民間資本の引き付けによってやること。

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どちらもオリックスに任せてみたらいいんじゃないかな。

東京では考えられない土地が有り余ってる状況、羨ましくもあり、可哀想でもあり。

そんなこんなでショーケース。

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疲弊した観光産業を盛り上げたい、ということで国内の自治体に観光PRをしてもらう展示会。

わざわざ視に行くものでもないと思ったけど、一昨日別件で神戸へ行ったので、そのついで。

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絡んでるのはこんな組織。

主催
「日本観光ショーケース in 大阪・関西」実行委員会(株式会社マイナビ ほか)

特別協力
(公財)大阪観光局

後援
観光庁、外務省、大阪府、大阪市、大阪商工会議所、(公社)関西経済連合会、(一社)関西経済同友会、関西広域連合、(公社)日本観光振興協会、(一社)日本旅行業協会、(一社)全国旅行業協会、日本政府観光局(JNTO)、(公社)2025年日本国際博覧会協会、(一財)大阪国際経済振興センター、大阪市高速電気軌道(株)、関西エアポート(株)、近鉄グループホールディングス(株)、京阪ホールディングス(株)、南海電気鉄道(株)、西日本旅客鉄道(株)、阪急阪神ホールディングス(株)、ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西 開催地連絡協議会

めちゃドメスティックな内容なのに外務省が入ってるのは不思議っちゃあ不思議。将来的にインバウンドだったり、あるいは世界各国のブースも入れたいのかな。

ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西 開催地連絡協議会はミソかもしれない。

ツーリズムEXPOジャパンはJATAがやってたJATA旅博と日本観光振興協会がやってた旅フェアが2014年から統合されたものだけど、旅博時代からずーっと東京ビッグサイトでやってたものがオリンピックの絡みでできなくなり、2019年はここインテックス大阪、2020年は沖縄コンベンションセンター、2021年はインテックス予定もコロナ禍で中止、今年は東京ビッグサイト、来年は大阪となっている。

今後は偶数年が東京、奇数年が大阪となるんだろう。

最初ショーケースが始まると聞いて、ツーリズムEXPOが東京に戻る代替措置かと思ったんだけど、そういうことでもなさそう。

来年も大阪でショーケースをやるというので、ツーリズムEXPOと両方をやることになる。

それもどーかなぁと。

でね、いざ会場に行ってみて思ったのは全然盛り上がってないってこと。

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金曜日が業界日だったので、その日はそれなりに商談も盛り上がったのかもしれないけど、土日は全然。

旅フェアの末期がこんな感じだったなぁ。ゆるキャラにだけ人が群がるところとか。

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2010年代以降国内観光の展示会なんか盛り上がんない、ってことが旅フェアと旅博の統合でもわかったはずなんだけど。

その理由としては、アンテナショップが各地に増えたり、百貨店の催事場がほぼいつでも大●●展になったり、東日本大地震後東北各地が全国に観光アッピール行脚をするようになりそれを見た他の地方もやり出したり、があると思う。

あとインターネットで観光情報を得られるようになったことも大きい。

海外観光はまだまだそうもいかないので、少なくともコロナ禍の前はツーリズムEXPOにそれなりの人が来ていた。

一般日は混んでるから絶対業界日に行ってたし。どーしても業界日に行けず、一般日に行って後悔したこともある。

そんなショーケースのなかでも光ってるなと思ったものを紹介する。

まず吉本ブース。

全国各地のロケを通じて地域活性のための協定を結んでいるらしい。

芸人が食べてた特産品を吉本のサイトで売るとかさ。特に関西圏からの知名度が低い東日本の地域にとっては効果ありそう。

全然知らない芸人が喋ってるのを、来場客も夢中で聴いている。大阪の展示会はこうじゃなきゃ。

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福岡ソフトバンクホークスブース。

南海ホークス時代からの根強いファンが一定数いて、京セラドームで主催試合やってたりもするけど基本的にはここは敵地。

でもそれがいい。オリックスバファローズをはじめとした他球団のファン、あるいは野球を普段観ない人に対して福岡ないし九州そのものを売る、ということのよう。

どこぞのBOSSの場当たり的なパフォーマンスではなく、広い視野でのマーケティングを考えている。

「是非九州に遊びに来てください❗️」という明るい声は聞いていて心地いい。

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和歌山県ブース。

クエのゆるキャラはさておき、現地とリアルタイムで繋ぐことで、和歌山県に特に関心のなかった人でも即興のオンラインツアーに参加できる。紀州だけに奇襲攻撃だ。雑賀衆的なさ。

説明員がマニュアル通りに喋るより、ずっとリアルで、現地に対する関心も惹きつけやすい。

映っているのは熊野三山のご利益がいっぺんに得られる神社なんだそうで、不勉強な自分は知らなかった。

コロナ禍に立ち向かう展示会なのに、どーして他はコロナ禍だからこそ普及したツールを活用しないのだろうか。

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全体的に面白い展示会ではなかったけど、いくつか光るものが観れただけでも来てよかった。

帰りもニュートラムと地下鉄の運賃が共通なんて知らないからコスモスクエアまで歩いちゃったけどね、駅前の景色はなかなか良かったよ❗️

大阪の海は悲しい色なのかな。

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昔上海まで船で行った時、通った海なんだよな、ここ。

またそんな旅もしたいなぁ。飛行機だと世界が切り取られる感があるんだよ。できる限り、船やバスや列車に乗って空気の移り変わりを感じたい。

さてと。この後20:00からは #Clubhouse#インドの衝撃 ( #インド大学 )』で目前に迫った世界的ビッグパーリー、ラマダーンについて話しちゃうYO❗️

パリピもそうでないピーポーもおれたちのテリトリーへ遊びにきちゃいなYO❗️

ってなことで、こいつのテキスト化とあと2回残っているJATA経営フォーラム2022のインプットで、弥生は終わりっ‼️

それじゃあバイバイナマステ💛暑寒煮切でしたっ✨


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