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海の突然死

こんばんなまらステ🩵Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

これ大分衝撃的な話でさ。

三浦海岸って2019年の来場客数でいうと、藤沢の鵠沼・片瀬、鎌倉の由比ヶ浜に次ぐのよ。

その次が和歌山の白良浜、神戸の須磨、逗子。

それがどーしてこんなんになってしまうのか。

上に挙げた湘南の海水浴場よりも水質はきれいだし、クラゲが出ないから9月になっても泳げる。

片瀬とか逗子みたいにビーチが広くないから日本一にはなれないかもしれないけど、駅からも近いしなんで滅びてしまうのか。

三浦市は漁業のイメージが強いかもしれないけどそれは三崎だけで、基本は三浦大根に代表される農業と観光の街。

そして三浦海岸の駅を降りてみると多少観光客相手な赴きはあるにしても、農村部という感じが強く、対岸の南房総と雰囲気が似ていて湘南や須磨のような都市部のビーチという感じでは全然ない。

本当にこの海が逗子や須磨、白浜より人を集めるところなのかと首を傾げてしまう。

実はこれ2019年のデータというのがミソ。

2017〜19年、三浦海岸にはOTODAMA SEA STUDIOというクラブ、ライヴハウス的な海の家があった。

元は逗子出身のミュージシャン、キマグレンが2005年に逗子海岸に立ち上げたんだけど、2010年代に入ると騒音やパリピによる治安の悪化が問題になっていき逗子を追い出される。

厳密にいうと海の家がクラブ化していったのは片瀬が先で、そこに藤沢市が規制をかけたためパリピが逗子に流れ、象徴的存在だったOTODAMAが悪者にされてしまった経緯がある。

2014年に由比ヶ浜へ移るけどここでも同じことが起き、2017年に三浦海岸にやってきた。

他で迷惑施設とされたOTODAMAを受け入れたのは、三浦海岸がジリ貧だったからに他ならない。

湘南と較べたらどーしてもブランド面で劣るし、今世紀に入って湘南では急増したおしゃれ海の家が三浦海岸にはほとんどなかった。

いま逆に鵠沼から逗子にかけて、昔ながらのベニヤで囲って焼きそば焼いてるような海の家の方が少ないよね。

これって要するに若いプレイヤーや企業が三浦海岸には入ってきてないのよ。

それでもOTODAMAが今度こそ上手いことやってくれたら、ビーチ全体が構造改革された可能性はあったと思う。

2019年9月、台風被害でOTODAMAはこの年の営業を中止。

今思えばこれが不吉の始まりだったらしい。

翌年、翌々年とOTODAMAはスケジュールこそ発表するけれど、実現はしなかった。理由はもちろんパンデミック。

そしてそのまま霧消してしまった。

湘南は元から新陳代謝が激しかったから、パリピこそいなくなったけど、その後も新しいプレイヤーは入ってくるのだけど、三浦海岸は下駄脱がせてみたら何にもできなくなってたって感じかな。

高齢化もあって海の家の成り手がなく、そーすると海の家からのショバ代も取れないから、海水浴場自体開設しませんってことに。

三浦市の他の海水浴場は言ってしまえば、街の公園のようなもの。来る人は地元民プラスアルファであり、街の価値を高めるものではあっても、それがあるから経済効果は薄い。

こちらも三浦海岸以外で6箇所あったのが、2箇所閉業、2箇所休業とかなりヤバいのだけど、これについては観光戦略とは少し違う気がしている。

三浦海岸は別格というか、三崎港・城ヶ島・油壺と並ぶ観光の顔でしょ。

しかし油壺はマリンパークを閉鎖して、今は何にもない。

この状況に三浦市と京急はどれだけ危機感を持っているのだろう。

もう日本の海水浴場のあり方自体が限界なのは確かで、湘南の真似もできない。

思いきってコテージ➕プライヴェイトビーチのようなかたちにするとか、なにか考えないとね。

テーマパークが倒産したり、あるいは清里みたいに衰退していくというのはわかるけれど、観光地ってこんなかたちでいきなり無くなるんだってことに衝撃を受けたよ。

それも地元に近いところでさ。

音霊から音を抜いたら、ゴーストビーチだって❓

やめてよね👻

それじゃあバイバイなまらステ🩵厚沢部煮切でしたっ✨

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