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2030年代、名鉄は名岐間で戦意は戻るか

こんばんなまらステ❤️Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ⭐️

岐阜・愛知で感じたこと第2弾。

名駅から岐阜に行こうとして乗換検索してみると、名鉄はJRより100円高くて10分以上遅い

知ってたけど、改めて現地に行くとひっでーなこの差😅

ということで当然こーなるわけ。

んだけど、岐阜から名古屋へは名鉄で戻った。

比較してみたかったということはあるにしても100円の差は大きい。

でも金券ショップで130円引き、JRより30円安かったから。

30円安くても10分遅ければあんまり勝ち目ない気もするけど、この金券ショップからだと名鉄岐阜の方がJRより5分くらい近いので、名鉄を選ぶインセンティヴもあるんじゃないかな。

ということで概説。

国鉄時代も名古屋圏では快速電車は走ってたけど1時間に1本とかで、1965年には1時間4本体制が確立していた豊橋ー名古屋ー岐阜間の名鉄特急にまったく歯が立たなかった。

ところがJR東海になるとこの区間をビジネスチャンスと捉えて積極策に出る。

1989年に快速系が1時間に4本体制かつ東海道新幹線ができるまでは超特急が走っていた直線の多い線路を活かし名鉄より速く結び状況が変わった。

名鉄も負けじと120km/hで走り始め、

やや短絡ルートを取り、JRほどでないにしてもある程度直線が多い名古屋ー豊橋間では所要時間はほぼ互角、かつ運賃的にも優位に立っているけれど、

名古屋ー岐阜間では前述の通り完全に負けている。

JRは最盛期に名古屋ー岐阜間を尾張一宮停車で17分で走っていたのに対して、名鉄は新一宮(現名鉄一宮、尾張一宮と同一駅)停車で23分と歯が立たなかった。

名鉄は都市間輸送を改め、名鉄特急は1999年に国府宮、2008年に新木曽川・笠松に停車することが基本になり、現在は29分が標準になっている。

もう名鉄は相手にならないということで、2010年に停車時間などを見直して19分にした。

JRの普通も26分で名古屋と岐阜を結び名鉄より速い。

名鉄より速い電車が15分に2回乗れるんだから、名鉄はもう話にならない。

2008年に新木曽川と笠松に名鉄特急が停まるようになったのは急行を岐阜まで行かせるのをやめて一宮停まりにしたからで、乗車機会の意味でも負けている。

負けっぱなしに見える名鉄だけど、沿線利用者を掴むことには成功しており名鉄特急は混んでいる。

新木曽川・笠松に急行が停まっていた頃は、一宮でJR快速に乗り換えた方が速いというようなこともあったけれど、今は乗り換えの手間を考えたら名鉄に乗り通したほうがいい。

JRの駅前は平屋か畑が目立つけど、名鉄の駅前は大抵ごみごみしている。この人達が直接JRの駅に向かったり、一宮でJRに逃げたりするの極力防止するダイヤといえる。

現時点でのインフラでは最善策なんじゃないかな。

名鉄が何故こんなに遅いかというと、名鉄名古屋ー須ヶ口間の異様にグネグネした線形に加えて、複線の名鉄名古屋ー西枇杷島信号場間に昼間でも1時間に26本という超過密ダイヤが組まれているから。

また、岐阜手前の茶所ー加納間に急カーヴがありここでも速度を落とさざるをえない。

色んな鉄道路線、というか路面電車に近いようなものをパッチワークのように繋げた結果といえる。

ただ、丸の内から茶所までは直線主体でJRと同じ120km/hで軽快に飛ばしている。だからこそ少なくても岐南以南の沿線民にはそっぽを向かれずに済んでいる。JR岐阜駅南口に近い茶所・加納は死んでるけど。

ここにきて名鉄には2つの追い風が吹いている。

ひとつはリニア開業に合わせて名古屋駅のリニューアルを行っており、今は1つしかないホームが2つになり、線路も2本から4本になる予定。

実現すれば過密ダイヤであっても、前の電車がまだ停車している間に次の電車が入ってこれる。

すると名鉄特急が走る直前は少しダイヤを空けておくことで、普通や準急が邪魔にならずに走ることができるしダイヤの乱れも防ぎやすくなる。

これに加えて岐南ー名鉄岐阜間の高架化も決まっており、このとき茶所ー加納間の急カーヴが緩和され、400mしか離れていなかった両駅は統合される。

したがって今は岐南を過ぎると速度を落としていたのが名鉄岐阜の手前までぶっ放せるようになる。

これによる短縮が1分、名鉄名古屋の改善でも1分短縮できるとして27分。

まだまだ遅いけど、この2分を縮めるだけでも乗換検索やGoogle Mapに引っかかる確率が上がる。

名鉄名古屋の改善で速い電車を挿入しやすくなるから、もっと停車駅を減らして速くした電車を走らせてもいい。

仮に名鉄一宮のみ停車にしても21分でJR快速に勝てないのが悩みどころ。

勝ちたければミュースカイと同じくエアサスペンションでコーナリング性能を上げ、直線区間で140km/h出すくらいはやる必要あるけど、

もう成長市場とは言い難いところにやる投資として妥当なのかというところと、それだけやってもカーヴだらけの名古屋ー一宮では勝てないというのが切ない。

今ある条件で頑張ろうぜ、ってことなんじゃないかな。

現状で非常に重要なのは国府宮でしょ。名古屋から国府宮まで15分間に名鉄特急と急行の2回の乗車チャンスがあることは棄てられない。

国府宮・名鉄一宮停車で23分にして、一宮ー岐阜間でJR快速より速く、かつ名鉄沿線や名古屋で乗り換えのしやすい近鉄からであれば名古屋ー一宮、岐阜でも優位というくらいがいいんじゃないだろーか。

それとともに新清洲・新木曽川・笠松にも停まる急行を運転して今は特急と同じく名鉄名古屋ー名鉄岐阜間29分にする。スピードアップ分を新清洲に充てたかたち。

今は特急系は120km/hで一部特別車、急行系は110km/hで特別車なしとか言ってるけど生き死に賭けた戦いの最中に何言ってんだと思う。急行も特別車つけて120km/h出せやコラァ😡

23分の特急と29分の急行の二本立てというのは19分の快速と26分の普通と比較したら弱いように見えるけど、

名鉄岐阜はJR岐阜より徒歩5分程度市街地に食い込んでいるし、新清洲や新木曽川はJR清洲やJR木曽川より遥かに発展している。まして国府宮とJR稲沢を比較したらレアルマドリーとJ3くらい違う。

結構いい勝負できるんじゃないかと思う。

あとは運賃なんだけど、金券ショップで安く買えるってことは、結構なディスカウントをしているってこと。

そんなんだったら素直に値下げしちまえって思う。

今多くの人は乗換検索かGoogle Mapでルートを調べる。

この時に運賃が100円違ったら誰も乗らない。金券ショップの存在は検索に出てこないんだから。

変な値引きやめて普通運賃下げた方がずーっとインセンティヴに繋がるよ。

名古屋ー豊橋でJRより200円安いのを岐阜に還元したっていいわけで。

今は10分違ったら誰も乗らないから運賃で競おうとはしないけれど、4分差、岐阜中心部からならむしろ名鉄の方が速くなるということになれば運賃の引き下げは必要になる。

名鉄としては今後、名鉄名古屋ー豊田市間の特急設定を明言しており、知立の高架化が完成すれば多少はできるだろうけど、本格的な運行はやはり名鉄名古屋のリニューアル後になるだろう。

これもしかするとミュースカイ、つまり全車特別車になる可能性もあるけれど、とりあえず通常の一部特別車の特急だとしたら名古屋側の発着駅は津島か佐屋がいいのかな。

名鉄名古屋が変われば名鉄はガチで変わる。

名古屋ー豊橋でも1分短縮できるとすれば、その分を名鉄特急の伊奈停車に充てればすっきりした運行形態にできるし。

2030年代、名鉄はどー動くだろうか。

自分の書いたようになると信じるなら、名鉄の株を買っておくといい。

それじゃあバイバイなまらステ❤️厚沢部煮切でしたっ✨






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