多様性ってなんだろう。
肥料もおなじ。
あげている水の量もきっと同じ。
種をまいた日もおなじ。
収穫した日もおなじ。
でも、こんなにもちがう。
20日大根なので、赤と白があるのはわかっているけれど。
大きさも、形も、いろも、全部違う。
みんなで分け合ったので、全ての大根を食べたわけではないので、味が違うかわからない。
けれどきっと違うと思う。
成長が遅い、ことももちろんあるけど
時間が経てば大きくなる。
大きさは小さくても、味わい深いものもある。
土の上から見てるだけでは、
この大根たちの大きさや形、いろはわからない。
見た目だけでも、わからない。
私たち、にんげんもきっとおなじはず。
見た目だけじゃなくて、人と話をしないと分からないことの方が多い。
土の上から見た形が一緒でも、
土から出てきたら違う、それがおもしろい。
土の上から見て、判断したら、意外と成長してなかったり、むしろ、土の下にぐんぐん根を張っていたり。
私たちも、きっとおなじ。
多様性、というよくあるような言葉を
使えるのはとても便利だけれど、
それに甘えてはいけないと思う。
ちがったっていいじゃん。
それが楽しいじゃん。
周りの人が全て、自分と同じにんげんだったら
ちょっと、つまらなすぎる気がする。
みんなのユニークが、集まる。
そんなコミュニティガーデンを。
そんなことを、この大根たちから伝えられた気がする。
自然は、にんげんよりもたくましく、
かっこいい。
新しい景色を訪ねたいと思っています。そして、そこで感じた、音や風、空気、人の温かさをnoteに。