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個別面談を学級経営に活かす

こんにちは。小学校の特別支援学級の担任をしております。きょんと申します。
支援を必要としている子供たちや、それに関わる先生たちにとっての情報や、人生を自分で生きていくことができるようになるための実践を学んでいます。
見る方にとっても参考になることがあれば幸いです。

今週から夏休みに入りました。私の自治体は夏休みに入ってから個別面談が始まるので、そこで感じたことをまとめていきます。

特別支援の個別面談でやること

あくまでも私の学校の場合でのお話です。

進学先はどのように?

特別支援学級の在籍の児童としては様々な進学先が考えられます。
①通常学級に戻る
②特別支援学級
③特別支援学校

様々な条件はありますが、進学先が多様ですのでお家の方と相談をして行きます。
デリケートな話題なのですぐには話すことは難しいですが、学習や生活の困り感や目標を話す上で欠かせません。

親と連携して個別の教育支援計画を立てるために。

特別支援学級では個別の支援計画というものを必ず立てる必要があります。中には通常学級でも個別の支援計画を立てることもあります。

個別の支援計画とは文部科学省でも示されていてこのようになっています。

 「個別の教育支援計画」は、障害のある児童生徒の一人一人のニーズを正確に把握し、教育の視点から適切に対応していくという考えの下、長期的な視点で乳幼児期から学校卒業後までを通じて一貫して的確な教育的支援を行うことを目的とする。
 また、この教育的支援は、教育のみならず、福祉、医療、労働等の様々な側面からの取組が必要であり、関係機関、関係部局の密接な連携協力を確保することが不可欠である。他分野で同様の視点から個別の支援計画が作成される場合は、教育的支援を行うに当たり同計画を活用することを含め教育と他分野との一体となった対応が確保されることが重要である。

文部科学省より

こども」の成長のために他の機関とも共有しながら支援をしていくための計画とでも言ったところでしょうか。

支援を受けるのは子どもですので、子供の願いや、保護者の願いと言うこともは言ってきます。
保護者の願いや、子供の願いについて深く知るためにも面談の機会は活用すべきですね。

子どもの好きや得意を詳しく知る

特別支援学級に限らない話ですが、特別支援学級では特に大切です。
なぜなら、得意であることを活かして困り感をカバーすることが基本となっているためです。
苦手なことへの取り組みには拒否感を示す子どもも少なからずいるため、得意なことや好きなことは子供のエネルギーにつながります。

子どもが学校では行わないが、家でやっている好きなことや得意なことを知っておくことはこれからの支援のレパートリーを増やすことにつながります。


保護者の願いを聞く

様々なご家庭があると思いますが、保護者の方は色々な思いを持っています。希望だけでなく不安な思いをしている方も多いように感じています。

学習への取り組み、友達との関わり、それを含めてのこれからの進学。
特性による難しさからか心配なところがあると思いますので、その思いに寄り添ってお話を聞くことが大切です。
子供たちを一緒に支えていく立場としてお話を聞いた上でこれからの子供たちの人生に目を向けていくために願いを聞きましょう。

終わった後には

私はお話を短く聞くことが難しく、面談の時間がかかってしまうことが多いです。
もちろん次の面談がすぐにある場合は時間を切ることは必要です。
しかし、特別支援学級は最大8人までという人数の制限があるため、面談の日程には余裕を持ち、面談の時間を取れるようにしておくといいでしょう。

面談では挙げたとおり、たくさんのことをお聞きしますので振り返りの時間をとっておくことが必要と思います。

私は以下の4点をまとめます。
個別面談で話したことについての経過として保護者の方に伝えていくことで信頼感の醸成にもつながりますし、実践をするときにも理解が得られやすいので、担任にとっても見方が増えていくことんにつながります。
そのためにも忘れないうちにまとめておくことが大切になってきます。


それでは今日はここまでとします。
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