アピール①

最近、気温低いマウントでしか留学アピをしない特殊な男と呼ばれてしまったので、色々アピールしたいと思う。

①スヌースとかいう、バカが摂取するニコチン

スウェーデンは、公衆衛生的な観点から公共の場での喫煙を禁止するというかなり強硬な政策(と言ってもほとんど守られていない)をとっている。しかしこの国にはスヌースという、湿らせたタバコを上唇の裏側に挟んで口から直接摂取するバカの薬物がある。学生どもは、場所時間問わずこれを口に含む悪習を文化だと思っている。片手間で講義を受けるなどはザラで、この間なんかはプレゼン途中に口に放り込む猛者も見かけた。このようなニコチン汚染の現状は、欧州の他の禁煙先進国からは猛批判されているらしく、一応伝統文化としては認めるけどスウェーデン国内でしか販売しちゃダメだよ、みたいな規制があるらしい。カナダ先住民族に対しては特例的に捕鯨を認めるみたいなやつだ。

何はともあれ、私も留学を満喫する姿勢でもって、この摂取を始めた。元来、部活動に邁進するという意味も込めて、私はほとんどタバコを吸わなかったのだが、このスヌースにはハマってしまった。喫煙の場合はしっかり肺に煙を溜めないとニコチンを効率的に摂取できないという問題があり、私みたいな強調的運動が苦手なうんカス発達には効果を実感しずらい。しかし、スヌースはただ口に含むだけでドーパミンがドバドバなのである。スウェーデン人のように人の話を聞きながら楽しむというような器用な真似はできないのだが、勉強の合間にキャンパス周りを散歩しながら摂取すると、これがまた大変美味かつ多幸感を容易に享受できる。

ただし、いくつかの注意点がある。まず、新鮮な空気を含んだ状態で吸わなければ、気持ち悪くなってしまう。また、体を動かしながら全身の血流に行き渡らせるようにしないと、どうやらニコチンが人間の上の方?しか行かなくなり、これまた大変気持ち悪くなってしまう。さらに、口にふくむ前に軽く指で捏ねなければ、ニコチンがうまい具合に染み出さず、ただ単に苦い味だけが口腔を満たすことになる。このような玄人向きの訳のわからん仕様から初めて摂取した際にはゲロゲロしてしまったものの、この数週間で摂取中の立ち回りがわかるようになってきた。

このようにニコチンライフを遅ればせながらスタートしたことで気づいたこととして、自分のストレス耐性の弱さがある。以前は、机に向かって勉強することは自分にとってさほどストレスではないと考えていた。しかし、ニコチンを初めて本格的に摂取し開放感を得られたことで、おそらく自分は無意識的にストレスを感じていたのだと考えるようになった。というかストレスって意識的に感じるものではないですよね。

という感じでアピールをしていくつもりなので、何回か分けて投稿しようと思います。よかったら読んでください。

(続)

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