私の体力は小さなサボテン3個分

昨日は久々に家族と一緒に生駒山上遊園地に出かけた。
関西で生き残った私鉄が運営する遊園地のひとつだ。

小さな子どもを取り込むのに成功して去年のゴールデンウィークなんかは大混雑だったと聞いた。夏、山上は夕方から行くと嘘のように涼しく大阪市内を一望できる夜景が見られるので大人のデートにもおすすめな場所。

コロナの影響で10時から4時までの短縮営業だったが開演から閉園までたっぷりと遊んだ子どもたち。子どもは無駄に自分たちのエネルギーを消費する。「そりゃ家ではいらんことばっかりするわな。こんなに体力があるんだから」と草原に放たれた野うさぎのようにバーっとダーっと走る2人をみながら普段の子どもたちと勝手に和解する私。汗だくで水浸し(噴水の遊び場なんかもある)を2、3度着替えさせたりはしたが、もっぱら子どもは旦那に任せて私は、影でベンチに座るか園内を歩いた程度だったが(アップダウンはあり)帰りの車に乗り込んだ時点でへとへとだった。

眠そうな夫に変わり帰りは私が運転した。数分後に3歳の娘と夫はすやすやと眠っていた。家までは20分ほどの道のり。6歳の長男はこれくらいでは疲れないらしく車でもテンション高めにお喋りを続けた。

家について残っていたわずかな体力でご飯をつくり、私は「母の営業シャッター」を閉めた。あとは夫に任せた。

一方夫はといえば、家に着くなり家の芝刈りを始めた。
夫の体力にはいつも驚かされる。我が家が30坪ほどの庭があり夏は少しサボると雑草がぼうぼうになる。私もたまに草むしりをするが、夏の暑さがこたえて2、3日疲れが残るのでだいたい夫の仕事になっている。家庭菜園も夫の趣味で夏はトマト、ナス、キュウリ、ピーマン、オクラ、トウモロコシと充実している。夫は教師で時間がないため早朝に起きて野菜の世話をしてから出勤している。そこまでしてしなくてもいいのにと思うのだが、体力のある人っていうのはすごい。

私はといえば体力を残して就寝したいのだが、夫は0にして眠る。
子供たちも0にして眠りについた。

そして早朝に起きて水をやり元気そうに仕事に出かけた。子どもたちも元気にこども園に行った。

一人になった月曜日、のんびりと家事をしながら体力回復。

世話をしている小さな3鉢のサボテンに水をやりながら「私にはサボテンがちょうどいいわ」とたわわに野菜が育つ庭を見つめながら小さく幸せを感じた。

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