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美人薄命。【ライナーノーツ】

びじん-はくめい【美人薄命】

美しい人は、とかく病弱であったり、数奇な運命にもてあそばれたりして、短命な者が多いということ。▽「薄命」は不幸せの意。主に短命なことをいう。


毎週何か一個以上動画上げるノルマ。
今回は今年の2/16に35歳という若さで亡くなられた黒崎真音さんで初めて聞いた曲
「君と太陽が死んだ日」
をお送りする。

ご存知の方は多いかもしれないが
2010年、知り合いにこのアニメが面白いと勧められて見始めたアニメ
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD

わかりやすいエログロとミリタリー、そして右翼的な政治な部分も含めつつ今の世の中に見立てたような左派を叩くバイオレンスアクションアニメ。


この毎回違うエンディングテーマのアルバムH.O.T.D.と共にメジャーデビューしたのが黒崎真音さんである。

ちなみにH.O.T.D.とは「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の略だ。

この時僕は結構情緒不安定気味で、当時お付き合いしていた彼女に酷い当たり方をしていた時が多かった気がする。(暴力などは決してしてないけど)
で、このアニメの第一話の最後で主人公とヒロインが、話の展開上しょうがない事で決裂寸前にまですごいバチバチに揉めるんだけど、それがすごく当時の自分に重なって。


そして流れ出すのがこの「君と太陽が死んだ日」である。
最初に見た時は色々こみあげてきて号泣してしまった。



先述のようにこのアニメのエンディングは毎回変わるのでこのエンディング曲は第一話しか流れないのだが、その分そういう当時の事情もあって思い入れがだいぶ強い。
そして黒崎真音さんというアーティストも大好きになったのでCDを毎回買うようになった。


が、残念な事にコロナ禍の2021年9月18日、配信ライブの最中に倒れ、急遽ライブ配信を中断。その後搬送された病院にて硬膜外血腫と診断され、そのまま緊急手術を受けた。
その後活動を再開したが2023年2月28日、同月16日に持病の悪化により亡くなったことが所属事務所より発表された。
これは僕の誕生日の3/1の前日でもあるので非常に今年の中でもショッキングなニュースであった。
生と死をいっぺんに考えさせられるような今年の誕生日だった。


余談ながら黒崎真音さんは2019年9月、あの松田聖子さんの娘でもある神田沙也加さんと音楽ユニット「ALICes(アリセス)」を結成している。
が、2021年12月18日札幌市のホテルで転落して彼女は急逝。
まあおそらく自*。
黒崎真音さんもそれから一年ちょっとで亡くなってしまう事となった。


この曲はそれこそ2010年から練習がてらに叩き続けた曲であったが、まさか世の中がこんなになり、僕自身も自分のドラムをYouTubeに上げる日々が来るなんて思ってなかったし、黒崎真音さんもそんな若くして亡くなるなんて思っていなかった。
しかし世界はコロナになり、彼女もいなくなってしまい、僕もこの三年間で新しく身に着けたドラムの見せ方や10年前に比べれば少しは上達した技術で今回追悼としてお披露目をさせてもらう事にした。
いい物が出来たと思う。
しかし彼女が亡くならなければ公開しなかった動画だと思うので非常に残念だ。
四九日が過ぎたあたりからこの曲をやりたいなと春先から決めてはいたのだが。


またこの漫画は7巻まで発刊されているが永遠に未完だ。
なぜならば作者の人もアニメが放映された後の2011年、震災ショックにより漫画が作れなくなり(この作品のゾンビによって世界が崩壊する様と震災のそれが重なった事とも言われる)2017年の3月22日に57歳で心臓疾患を患っていて亡くなられたからだ。
インタビューによれば海外のファンから連載再開を根強く望まれているが、作品へのこだわりが強かった原作者に対する敬意から、第三者が簡単に続きを書けないということを理解してほしい旨が述べられている。


つまりこの作品はだいぶいわくつきのものになってしまったという事だ。
原作者もテーマソングを歌った人ももう亡くなってしまったのだから。


また余談になるのだが僕もその揉めていた彼女とは2012年に別れてしまった。
以前にもちらっと書いた事があるが、僕もその情緒不安定だった頃起こった震災でショックを受けて当時のバンドや事務所やファンやプライベートも投げ出してしまっていた。更にその頃祖父も亡くなってしまい命は、生きるとは何だろうを深く考えてる時だった。


そのちらっと書いた頃にも述べたと思うが、だから極東アイセキ計画。とはあの時何も出来なかった罪滅ぼしというか、今あの頃に比べれば少しは強くなれた僕の活動なのである。
日本がピンチな時に何も出来なかった僕が今皆さまと共に歩ませていただき、出来る事をするというささやかな計画でもあるわけだ。



このアーティストもこの曲も、極東アイセキ計画。もやはり何かがリンクして繋がってここまで来ている。


僕の動画はどれをするにしても基本、大笑いは無理かもしれないがニコッとかニヤッとか人に楽しんでもらいたいと思っている。
今は世の中も世界も無茶苦茶で殺伐とし過ぎているので、せめて自分の動画で時間を割いていただくのであれば少しでも笑ってもらえれば嬉しいと思っているからだ。
だから僕は自分の好きなバンドとかもドラムを叩くが基本あまりそれを公開したりはしない。そのバンドを知らなければ見る人がつまらないであろうからだ。ドラム技術を見せびらかしたい動画でもないし見せびらかしたいような技術もないしね笑
ゲーム実況やトーク動画なんかもやるのはそういう事で。


ただ今回はそれを無視してガチというか大真面目に彼女の一人葬式をさせていただいた。
のは思い入れが強かったからなんだなという事でご勘弁いただきたい。
この作品は当時バンドを捨て自分の仕事を捨て彼女を捨てた僕のパラノイアでもあるわけである。
しかも作品が完結しない分、自分で終止符も打てないパラノイア。


まあヨリトバカやってんな、こんなので真剣になっちゃってwとでも笑ってもらえれば僕も幸せである。


さよなら、もう行くよ。






今回もお読みくださりありがとうございました。


極東アイセキ計画。サイト
https://artist.aremond.net/kyokutou-ai/

ツイッター
https://twitter.com/AKissfrom4610

極東アイセキ計画店。(ショップ)
https://suzuri.jp/kyokutou_aiseki

Bar アナーキー(トークのみ飲み実況配信)

https://www.youtube.com/playlist?list=PLA4dNbCJ5oTduQhboZyYAbyZyUQomI88j

ニコニコ(youtubeでは権利関係的に上げられないもの。こちらも滅多には新規生まれない)
https://www.nicovideo.jp/user/23099444/mylist/70343677




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