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「販社様」(はじめに)

投資信託の設定・運用を行う運用会社(以下「投信委託会社」といいます)は、自ら直接その投資信託の販売(業界用語で「直販」といいます)を行うことはあまりありません。

通常は、銀行や証券会社などの販売会社に委託して、その投資信託を販売してもらいます。

このような投信委託会社における営業は、必然、販売会社に自社の投資信託を販売してもらうように働きかけることになります。

このような営業を、業界用語で「販社営業」といいます。

別の業界だと、販売会社の営業マンや販売会社の営業マンが行う営業行為を販社営業というようですが、投信業界で「販社営業」といえば、投信委託会社の営業マンが販売会社に対して行う営業行為を意味します。

「販社営業」において、お客様は販売会社です。

そのため、投信委託会社では、販売会社のことを「販社様」と呼んだりします。

これだけでもかなり変わっていると思いますが、このような関係から、投信委託会社と販売会社の間では、色々と不思議で面白いことが起こるのです。

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