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富士通ESPRIMO D5390改造記(導入・調査編)

どうもこんにちは。今日は富士通のデスクトップの改造記事を書きたいと思います。
少々長くなりそうなので、何回かの連載で書く予定です。

はじめに

そもそもなぜそんなことをやろうかと思ったかというと、いちや氏の記事

に触発されたのもありますし、メイン機と別に色々遊びに使える(なお、メイン機はiiyamaのゲーミングデスクなので、そっちのほうが「遊び」向けなのは言ってはいけない。)デスクトップがあってもいいと思い、チャレンジしてみました。

機種選定

この手のビジネスPC改造で有名なのは、NEC MateをM/Bから総とっかえしてMicroATXマシン組み上げる行為ですが、そこまではやりすぎかなというのと、別にM/Bが余っているわけでもないので初期投資が結構掛かる(でもいつかそれでRyzenマシン組みたいですけどね。)のでパスしました。
で、近所のハードオフで物色した結果、いくつか候補がありましたが、富士通ESPRIMO D5390にしました。

理由としては、
・デザインが好み
・スペック的に比較的新しかった。
・価格が若干安かった。
・デザインが(ry
といった理由で購入しました。

D5390ってどんな機種?

よくあるビジネスデスクトップです。

こちらの仕様表を見るとわかりますが、初代Core i系の頃の機種ですね。
この筐体デザインは結構何代か使われているみたいで、Core2Douの時代から、第三世代Core i系位まで使われていたはずです。
世代が長めなのと、数が多いのもあって、この筐体の機種はよく見かけると思います。
個人的にはこの後の世代の、赤ラインが入ったデザインも好きですけどね。

実機テスト

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こちらが購入時の状態です。なお、なぜかhp製のドライバディスクが付いています。謎。
一応Windows10が入っていて、BIOS,OS起動は確認済のジャンク品ということです。(ペンタブはついで)。
なお、写真を撮っていませんが、後ろにLEDが何個か付いた謎のボードが刺さっていました。
とりあえずモニタと電源を接続し起動。HDDなので遅いですが、ちゃんとWindows10が動きました。
どうやらクリーンインストールされたらしく、(7ProのCOAが貼ってあったので、そこからインストールした模様)全くの素の状態でした。

仕様表からたどると、以下の構成で有ることが判明しました。
・CPU:Core i3 530
・メモリ:2GB
・HDD:250GB(仕様表にない)
・OS:Win10 Pro(7Proからアップグレード?)
・GPU:Intel HD Graphics(CPU内蔵)
・その他:薄型DVD-ROMドライブ

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こんな感じ。

内部調査

謎のボードの正体を突き止めるのと、改造がどの程度できるかを調べるために内部を開けてみました。
この機種、ケースを開けるのが容易な構造になっていまして、

このとおり、ネジを手で回して外してスライドすれば簡単に開けることが出来ます。

で、開けた後出てきたのが…

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これです。ライザーカード下側になんか変なボードがいますが、これを見るとRAIDコントローラーだということが判明しました。
仕様表上はRAID仕様もあり、その場合はPCI-E*1,PCI*1のライザーカードが付きます。(標準はPCI*2)
ただしHDD1側は取り外されており、しかもRAIDユーティリティはなぜかパスワードかかっていて入れないという謎な感じでした。
で、PCI-Eが1本あることから、

「あれ、これグラボいけるんじゃね?」

と思ったので、グラボも追加する方向にしました。
また、ストレージ部は

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作業の際にじゃまにならないように立てておける親切設計になっています。自動車のボンネットみたい。
ここの部分には5インチベイ(薄型ドライブ+3.5インチHDD or 厚型ドライブ)と、その下に3.5インチHDDマウンタが収まっています。
後のパーツも交換は難しくなさそうです。ただホコリがそれなりにあったので清掃しました。

改造の方向性

内部構造が分かったところで、以下のことを行う方向にしました。
・CPU換装
・メモリ増設
・SSD換装or追加
・グラボ追加(RAIDコントローラー撤去)
・ファン交換(汚いから)
・open SUSE導入
こんな感じですね。ここまでくれば改造費足してもうちょいいいの買えよと言われるかもですが、この過程が楽しいわけで。

今回はここまでとします。次回はパーツ選定と換装をメインに書きたいと思います。

読んでくださりありがとうございました。

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