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富士通ESPRIMO D5390改造記(部品選定・換装編)

どうもこんにちは。今回は、

この記事の続きを書いていこうと思います。

CPU選定・換装

前回の記事を読んでもらえるとわかりますが、もともとCore i3 530が乗っていました。
このCPUはLGA1156のソケットで、同じLGA1156だと

この中から選ぶことになります。
で、入れようと思えばi7 880も突っ込めますが、TDPをはみ出してしまうのですよね…
上記表を見るとわかりますが、i3 530が73Wなのでそれ以上になると色々と問題が出そうなのですね。特に電源があまり余裕がなさそうだし。
なので同じTDP73Wで一番クロックの高いi5 680を選定しました。
(なお、カスタムモデルでの最上位はi5 670でした)

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CPUの換装は難しくないですね。レバーをつまんでファンを取り外し、CPUクーラーを外せば簡単にソケットが出てきます。
後はレバーを持ち上げて外し、三角マークを合わせて、逆手順で取り付けて…といった感じですね。

メモリ増設

この機種はDDR3(PC3-10600)を積みます。初期状態の2GBでは物足りないので、最大増設可能な4GBまで増設します。
本当は8GB位したかったのですが、M/Bで認識するかどうか謎なので、安全を取って2GB*2の構成にしました。

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ここまでで組み直して、BIOS上で確認するとちゃんと認識していることがわかりました。
では次に進みましょう。

グラボ選定・増設

前回でPCI-Eスロットがあることが判明したため、動画再生とかで役立ちそうなのと、DisplayPort端子が必要になったので、グラボを増設することにしました。
条件として
・PCI-E接続(むしろPCIのほうが少ない)
・補助電源なし
・DisplayPortとD-subは必須
・1スロットで、全長があまり長くないやつ
・そこまで高性能じゃなくてもいい
こんな感じで探していたら、

https://item.rakuten.co.jp/pc-max-shop/lak-29/

こんなのがありました。価格も安いし失敗してもダメージが少ないのもあって、このHD6570を発注しました。

換装はちょっと癖があり、ライザーカードを引き抜いてから、上部の止めねじを外して交換する形となります。
また、ESPRIMOは外部グラボを追加した際、BIOS上での出力を変更しないといけないとも書いてあったので、一度本体側にモニタを繋いで見たのですが、何も映らず、かと言ってインジケータLEDではOSが起動している感じなので、もしやと思いグラボ側に挿し直すと
普通に映りました。
特に設定変更も不要で、ドライバを当てて使えるようになり、デュアルディスプレイ化が出来ました。(モニタはメイン機と兼用)

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おまけ 外した謎のRAIDコントローラー。

SSD換装

流石にHDDだと遅いのもあって、SSDに換装することにしました。
新規インストール予定ですが、クローンする可能性もあるので、250GB以上のものを探していたら、東芝製の256GBの未使用(通電確認のみ)のものがヤフオクで出ていたので購入しました。
取り付け場所は、既存のHDDマウンタ部でもいいのですが、光学ドライブ下の3.5インチシャドウベイが空いていたので、そこに突っ込むことにしました。
ただし、純正マウンタがないため、とりあえず養生テープで仮止めした状態でしたが、ヤフオクで純正マウンタを見つけたので購入。

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こういう感じで取り付けます。なお、2.5-3.5変換マウンタが2階建てになっていますが、余っていたのでそれを流用しただけです。

OpenSUSE導入

ディスククローンでもいいのですが、せっかくなのでOpenSUSEを導入しようと思いました。
で、ISOを落としてインストール用SDを作ったはいいですが、起動させても

GRUB_

で止まってしまいます。ミラーを変えてもSDを変えても同じ。
諦めてXubuntuあたり使おうと思ったのですが、

「RufusのISOモードで試してみて」

とのアドバイスを頂いたので、実際にやってみるとちゃんとイントーラが立ち上がりました。
SUSEのインストール手順は略しますが、難しくなく、GUIで簡単に行なえます。
こうしてインストールしたら

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こんな感じの変なログイン画面が登場しました。
ただし、こうなるのはログイン画面までで、ログイン後設定すればちゃんとピボットにも対応します。当然グラボもちゃんと認識しました。

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CPU温度も安定していますし、問題なく動作していますね。

この時点での残課題

で、ここまで行きましたが、まだやることがあります。
一つはファン交換。一応清掃はしましたが汚いのと経過年数があれなので交換します。
CPUクーラーをごっそり替えてもいいのですが、クーラーの中央にCPUがいない(少しずれた位置にいる)のと、ファンだけ容易に交換できる構造なのでファン交換にとどめます。(CPU換装時にクーラー部は掃除しました。)
もう一つ、ストレージ増設なのですが、なんとM/B上のSATAポートが2ポートしかありません。
そしてSSDと光学ドライブで埋まっているので、PCI-SATAボードを拡張する必要が生じました。
このあたりの内容と、その際に起きたトラブル等は次回に書きたいと思います。

読んでくださりありがとうございました。

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