北海道立近代美術館の炎上について、地元のにわかアート好きとして思うこと

こんな記事が初投稿とは嘆かわしい限りだが、所感を残しておく。

北海道立近代美術館(以下、近美と記載)といえば、札幌市民なら割と手軽にアクセス可能で、子どもの頃から身近にアートに触れる事が出来る施設だった。
市街地から散歩がてらに行ける場所なので、気分転換には打ってつけだ。
ただ、ここ7、8年以上は足が遠のいていた。
理由は個人的に面白そうな展示が無かった事と、「わかる人にしかわかんないでしょ?」な近美特有な上から目線の高尚ぶった気質だった。

その近美がなんだか旧Twitterで騒がれている……と公式アカウントにアクセスしてみた。
件の日本画の解説ポストが大荒れしていた。
ぶっちゃけ「人を選ぶ絵だな。これを展示するとは近美も攻めてきたなぁ……」とぼんやり見ていたら、案の定「わかる人にしか分かんないでしょ?」臭しかしない解説ポストだった。
鼻につく観覧者を見下すような文言で、相変わらずだな、全然気質が変わらないんだな、とウンザリした。
批評に対してスルーしそうだな、と何となく思っていた。

びっくりしたのは、なんの理由も声明もなく件のポストを削除した事だ。
流石にこれには「馬鹿か!」と大いに呆れた。
というか、近美そのものに幻滅した。
公的機関であるにも関わらず、言動に最後まで責任を持たないのか。
それ以前に、己の審美眼に自信が持てないのか。あれだけ偉そうな解説コメントを投稿しておいて。
一般企業ならば、始末書案件だ。
ニワカアート好きな地元民としては、ガッカリだ。

北海道立近代美術館の一連の担当者と責任者に言いたい。
己の「機知と皮肉」と「知的ゲーム」で最後まで事態の収拾を図れ。

追記:2023年9月6日現在、X(旧Twitter)の北海道立近代美術館公式アカウントにて、削除についての説明が投稿されています。

そういう説明は、削除時にしなさいよ……。


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