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免疫細胞が戦闘力100になったブラームス

今年最初のサントリーホールは、読響×ヴァイグレ×Maoでブラームス2番でした。

ホール入り口で待ち合わせしていた鷲見先生に無事お会いできて、用意してくださったチケットを受け取り2階席へ。
有り難たいことに、真央君の音を聴くのであればベストポジションでした。

真央君は一昨日より更に凄まじい気迫で弾き始め、楽器も音楽も、完全に掌握して弾いていて「なんか今日はすごい…」と驚きながら聴いていました。

3楽章、4楽章はあらゆる賛辞も足りないほど素晴らしかったです。チェロの遠藤真理さん、オーボエ荒木さん(多分/よく見えなかった)達もうっとりする音色でピアノとの絡みを楽しませてくれました。
ソコロフのような、吸引力抜群の掃除機みたいな弾きっぷりとは違い、線の細さはあるかも知れないけれど、オケの迫力に呑み込まれることなく繊細な響きの美しさを生かして、充分にブラームスらしいダイナミックレンジを聴かせていました。ヴァイグレも素晴らしい統率力でした。

今日わかったこと:コンサートを聴く行為は能動的だ。「安静に」聴くことはできない。


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