見出し画像

ピアノの先生探し・・・

なんと!
ジュニアクラスから教えていた小1の生徒さんが
転勤になってしまい、東京を離れることになりました。
ピアノを始めて3年で、発表会には2回出演、
毎週の課題もツェルニー、バロック、ブルクミュラーなど
しっかり練習する、可愛らしくて賢い生徒さんなので、
私としてはとても残念。
転勤先でも良い先生を見つけてピアノを続けて欲しいです。
知らない土地での先生探し、、、難しいでしょうね。
ただ、今はインターネットで情報が得られるので、自分の希望するタイプの先生を探すには昔よりも便利かも知れません。

自分の生徒を引き継いでくれる先生を探すとしたら、という前提で先生選びのポイントをいくつか考えてみました。

◆まず最初に見るのはプロフィール。
チェックポイント:
①どんな大学でピアノと音楽を勉強したか
②コンクール歴や演奏歴
この2つを軸にプロフィールを読むと、先生自身がどんな音楽人生を歩んできたのか想像できます。ピアノの先生になるための資格や試験はありません。「ピアノを教えます」と看板を出せば誰でも教室を開けるし、咎められることはありません。また、ピアノの先生はみな音大ピアノ科出身とは限らず、一般大学の音楽学部だったり、大学では特に音楽は専攻していなかったり、学んできた形態も様々です。

◆次に教室の様子をブログやホームページから探ってみます。
チェックポイント:
①こどもか大人、どちらの生徒さん数が多いか
②定期的に発表会を開催しているか
③ハノン、ツェルニーなどの練習曲、バッハetc.基礎を教えてくれるか
④レッスン室の環境
⑤毎月のレッスン回数、お月謝

アメブロで色々なピアノ教室のブログを拝読していますが、先生によって得意分野が大きく違います。それによって方針や教室のカラーも必然的に決まってきます。それぞれに良さがあり、とても参考になります。
コーチングスキルなど身につけて、生徒さんと良い関係を築いて導いていくことが上手な先生もいれば、少し障害がある生徒さんの指導ノウハウを持っている先生もいます。幼児教育に近いような方針のお教室もあれば、生徒さんをどんどんピティナやコンクールに出す方針の先生もいるし、大学で教鞭を取りながらホームレッスンをしている先生もいます。
あまりにも自分の演奏活動がいそがしい先生だったりすると、定期的なレッスンをしてもらえない可能性がありますので、その辺も確認してみると良いです。
私自身のことを言えば、発表会などイベント開催が大好きで力を入れます。レッスンではいかに要領よく上達するかを考えるのが楽しいし、奏法の指導法を勉強したり、家での練習方法を考えたり、進度や課題には気を使います。
経験でわかったことは、「テクニックとソルフェージュの基礎的なことを教える」ことがとても大事で、それが生徒さんの後々の人生での音楽との関わり方に影響する、ということです。ですから基礎はいい加減にせず、たとえディズニーを弾くためでも、手首に頼らず5本の指をしっかり動かして、きれいな音で、楽譜を良く読んで弾いてもらいます(笑。
小さいうちから練習を楽しくする習慣をつけて欲しいと思っているので、練習のモチベーションをあげる工夫はあれこれ考えますが、幼稚園や幼児教室の先生ではないので幼児教育的なことはあまり興味がありません。気がつくと、ジュニアクラスの生徒さんに難しい言葉で喋っていたりしますが、それはお母様がフォローしてくださっています。

というように、1人の先生にたくさんのことを望んでも無理なので、まずはその先生が得意としていることを見極めると良いと思います。それが求めていることと一致したら、自宅から多少離れていても通う価値があるかなと、個人的には思います。
特に幼少期は習う先生でだいぶ方向性が変わりますし、後になって先生を変えるのはそれはそれで大変なので、早い段階で自分に合った良い先生に廻り会えたらかなりラッキーなことなのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?