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フランスのラジオ番組を聞いて

Radio Classique という放送局のラジオ番組で流れたコンサートのライブ放送。演奏曲目と奏者の紹介をする番組の冒頭部分をトランスクリプトして、オンライン・フランス語講座の先生に添削してもらい、さらにそれをChat GPTに日本語訳させた(←ヒマ?)
変な単語のチョイスは大目に見るとしても、人間だったらまずやらない誤訳が幾つかある。こんな簡単なスピーチでこの精度では、やはり今の段階では機械翻訳の類はあまりアテにできないんじゃないかな。
それはさておき、南仏で開かれていた「イースター・フェスティバル」のクロージングコンサートとしてプロヴァンス大劇場で開かれたこのシューベルティアーデは、ピチピチとフレッシュな音楽、翔け上がるような高揚感を味わえて素晴らしかったので1番下にアーカイブの🔗を貼っておく。演奏者はヴァイオリニストのルノー・カピュソンと若い才能達。曲目はシューベルトのトリオ2番と鱒で、ピアニストは日本の藤田真央、チェロがユリア・ハーゲンなのだから若手と言っても…なメンバー。
ところで、このラジオ番組のパーソナリティであるロール・マゼンさんは、言い直しがないのはもちろんのこと、発音の聞き取りにくい部分は《外国人にとってさえ》皆無だった。けれども、冒頭の3分間(トランスクリプトした部分)をあまり句点を入れずに、かなり早口でリズム良く一気に話しきる。そのことをフランス語の先生に言うと、こういう早口で一気に話すスタイルは、リスナーにとっては(音楽に精通していない人もいるのだから)親切ではないけれど、一部エリート主義のジャーナリスト達の間では最近流行りっぽい傾向にあるんだよね、、、と。わかる気がする。
ついでに添削をし始めた先生が、「実はうちの母がカピュソンの大ファンでね、コンサート後のレセプションで会った時に写真撮ってもらって大喜びしていた」と話してくれた。どの国でもマダム達の行動は同じ(笑)

ラジオのアーカイブはこちらから聞けます。


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