見出し画像

直感を拾うといいことがある⁉

日頃から、自分の「直感」を無視しないことを心掛けています。
直感を拾って行動したことで、いいことがあったお話を2つご紹介します。

直感的な違和感

私は保険会社で事務の仕事をしています。ある日、書類をチェックしているとき、「なんかこの書類、絶対におかしい」という思いが突然に湧いてきました。私がおかしいと思ったところは、事務職の私が関与する必要はない範囲のこと。

でもなぁ、なんか気になる……。間違っている気がするなぁ……。

どうしても気になったので、担当者へ確認したところやはり間違いであることが分かりました。またその書類に付随した別の書類にも、同様の間違いが見つかりました。それは私のチェックが漏れていた部分で、そのまま処理を進めてしまうと面倒な不備になる書類でした。


仕事をする上で、今回のような「直感的な違和感」を感じ取れるようになると、私も成長できているのだなと感じます。

直感は、自分の中にある知識や経験がその源になっていることがあると思います。それを感じ取れるほど、経験を積み、知識も増えてきているのだなと少し嬉しくなりました。

ですが、その「直感的な違和感」を胸に秘めておくのか、口に出すのかの判断はまた別問題で。一度口に出してしまえば、もう引っ込めることはできない。でも口に出すことで、早い段階で問題が解決するかもしれない。

その時持ち合わせている経験や知識を引っ張りだして、「直感的な違和感」の着地点を見つける作業は結構大変。それでも、その積み重ねで判断力も磨かれるのだと思いました。


神様のお告げか!?

30代前半のころ、当時なんとなく「新しいお友達がほしいな」と思っていた私。ある日、SNSで講演会の広告を見つけました。それは、当時放送されていたドラマの脚本家の講演会。「なんか面白そうだな」と直感的に思い、参加を申し込みました。

講演会当日は、何だかとても気分が良かったことを覚えています。会場は自由席。早めに到着していた私は、会場の端の方の席に座りました。

会場が参加者で埋まり始めたころ、私の右隣に席をひとつ空けて女性が座りました。私と同じ年くらいで、ちらっと見えた表情からキレイな方だなと思いました。

講演会が始まると、講演者の方がこんなことを話しました。

「今日この講演会に皆さんが集まってくださったのも何かの縁です。ぜひ今お隣に座っている方と、なぜ今日の講演会に来たのかなど、少しお話をしてみてください」

私は思わず、自分の右隣を向きました。すると、右隣の女性も私を見ていました。目が合った瞬間、なんだか男女の出会いのような、心臓がトクンとときめく感じ。照れ笑いを浮かべつつ、お互いに簡単な自己紹介をして、今日なぜこの講演会に来たのかを伝え合いました。

講演会終了後、その女性から声を掛けられました。

「あの、よかったら。LINE交換してもらえないでしょうか」

「もちろんです。あのよかったら。これからコーヒーを飲みに行くんですけど、一緒にいかがですか?」

お互いにナンパし合った私たち。その後カフェに入り、初対面とは思えないほどに意気投合しました。

30年以上生きてきて、こんなことはもちろん初めてです。直感は知識や経験が源だと先に書きましたが、こればかりは神様のお告げとしか言いようがありません。

数年たった今でも、彼女とは良いお友達です。

直感を無視しない

直感的に何かを感じたとしても、その数秒後にはそれを否定する考えが思い浮かぶことがあります。

こんなこと言ったら、気分を害するかも
面倒なことに巻き込まれてしまうかも
講演会?行くの面倒じゃない?
断られたらどうしよう……

直感を拾い、自分の中の天秤にかけて、行動に移すかを決める。行動したことで良い結果になることもあれば、行動して後悔することもあります。それでも、自分の中から湧き出た思いを拾って行動した結果ならば、納得はできる。

直感を完全に無視した結果、「あー、やっぱりね。あの時そう思ったのになぁ」と思うことも少なくありません。

直感を拾うこと、そしてその着地点を自分で決めることは、自分を大切にすることなのだと思います。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?