質問： ロシア人ってなんで弱そうとか強そうとかにこだわるの？
ロシアは、日本人から見たら、ヨーロッパの仲間と思っていると思いますが、フランスや英国、ドイツあたりからいうと、同じヨーロッパとは思っていないんですね。
それは17世紀とか、そんな時代からそう思われていたし、ロシア人もわかっていたので、何人ものロシア皇帝（ピョートル１世など）は、「(先進国の）フランス人の学者を連れてこいー」なんてことを何度も言っています。実際に、出稼ぎに行ったフランスやドイツなどの学者もいますよね。
ロシアは、非常に寒くて過酷な地域です。極北に近いし、領土が広くても、だだっぴろくて、野菜なんかもなかなか寒くて育ちません。ヒツジも厳しいから、トナカイなんかの肉を食べる方が多いです。
それほど、厳しい世界では、力があるものが優先されます。
食料確保なんかが難しいのです。それに、農奴制度について、中学や高校の世界史で習われた方がいると思いますが、奴隷に近いような農民で、学問もなく、ただ、働かされて生活がいっぱいいっぱいの人々が、19世紀になってもいたのです。
これだけ、厳しい風土や社会ですと、「強くないと生き抜けない」のです。
中国も同じです。強いやつになびくのです。強さが正義みたいになっているのです。
ある意味、前近代的な世界です。
だから、強いリーダを求めますから、プーチン大統領のような、怖い顔でKGB勤務のような人がトップなのかなと思います。
協調的に話して問題解決することが、尊敬される日本とはだいぶ違いますね。
（でもまあ、プーチン大統領のカレンダーが日本でバカ売れなので、日本人もそういうのは、ちょっと好きなのかもしれないですね。）
ロシアの根本を知るには、一番わかりやすいのが、エカチェリーナ2世の伝記とか、その時代の歴史を読むのがいいと思います。
いやもう、あれこれ、てんこもりです。面白いので、歴史嫌いでもぜひ読まれるといいです。
こんなかんじ。
ドイツの田舎貴族だったけど、親せきがロシア皇帝の後継ぎだったので、お見合いして結婚。ドイツ系だけど、必死でロシア語覚える。（当時屈指の頭のいい姫君だった。）
夫の皇太子は、不細工でひょろひょろでアホっぽい男性で、うんざり。まともに結婚生活できず。
姑（エリザベータ女帝）が美人だけど、若い子に嫉妬していじめられる。
ストレスでぐれて、宮廷内でBFを作りまくる。1人は、後のポーランド国王で、最終的にはポーランド分割にまで参加する。
女帝が死んだので、夫はピュートル3世として皇帝に即位。でも、アホなので、政治がへろへろ。勝ち戦のはずだったのに、ドイツから手をひいてしまう。
（ちなみにロシア帝国軍の幹部が、これを根に持っていた。）
だめ夫から、離婚されそうになる前にクーデターを起こす。めでたく無血開城でクーデター成功。さっきのロシア帝国軍幹部が手助けしてくれた。「陽気な貴婦人革命」という。
自分が、ロシア皇帝になる。
(勉強好きだったので、後に啓もう君主の1人になる。）
後進国だったロシアを必死で、文明国にしようとする。学校を作る、芸術家や科学者などをフランスやドイツから連れてくる。美術品を買いまくる。その他いろいろと改革。
その間に、ちゃっかり美青年貴族を彼氏にしまくる。
農奴にも教育をするなどとがんばるが、やっぱりロシア人の野蛮さを改善するのは無理。→結局、この後もこんなかんじで教育してもいまひとつ、民度あがらず。いまひとつじゃなくて、いまみっつくらいか？(苦笑）
その間に、息子を産む。ちなみに、夫だったピュートル3世は、どさくさまぎれに、彼氏が殺してしまう。
ちなみに、はっきりとつきあっていた彼氏たちは、この通りｗｗｗ
（しかし、当時はこういうのがイケメンだったのかと思うと、へーって思いますね。）
トルコとかと戦争して大変。息子には、無事貴族の娘を迎えてきて、孫もできる。後継ぎ確保。さすがにだんだん年取ってきて、死ぬ。
息子はパーヴェル1世として即位。でも夫に似て暗愚で不細工。でも、暗愚なので暗殺される。
孫のアレクサンデル1世がその後、無事即位して、ナポレオンと戦う。
めでたく、ロシア側が勝利して、ナポレオンは退位。有名なのが、戦後会議のためにウィーン会議が行われるが、「会議は踊る。されど進まず」でいまひとつ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E4%BC%9A%E8%AD%B0
というわけで、こーんな昔から、ロシア人の民度は低くて、なんか野蛮ぽいのでした。今はちょっとましになったけど、結局、８９３国家には変わらんので、ウクライナ戦争始めるし。
賢そうなプーチンでさえ、耄碌したら、馬脚を露すのでありました。
まあ、野獣と同じで、人間の理性脳が弱いんでしょう。弱肉強食世界です。
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