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読む気はしないが、これは大手小説大賞にふさわしい作品だろう。

漫画を描く気がせんので、技術専門書を書きたいが、それもいまひとつ企画が通らないので、しょうがなく、1本、小説を書いてみた。
でもまあ、しょせん「書くテクニック」なんてのは、ないのでーwww 入賞することもないと思うが、とりあえず、編集さんが眼をつけてくれたらいいかなあって思って出した。
(それに完成品が1本、手元にあってもいいと思うんだな。いつでも要請があれば、見てもらえるし、読んでもらえる。)

さて、前書きはおいておいて、これ、松本清張賞受賞作品でしかも一番上の賞の受賞なのだ。

説明にこうある。引用。
「第30回松本清張賞受賞作
この小説は、選考委員への「挑戦状」だ!
衝撃のデビュー作。

1つの街を舞台に描かれる、5つの世界は、少しずつ重なりあい、影響を与えあい、思わぬ結末を引き起こす。
すべてを目撃するのは、読者であるあなただけ。

推理小説/青春小説/科学小説/幻想小説/恋愛小説

5つの物語は、5度世界を反転させる。
森バジルを読めば「世界が変わる」

【選考委員 選評より】

阿部智里
5つの同じで異なる世界!
その構成に気が付いた時、「正気か」 と目を疑った。

辻村深月
抜群のきらめきに満ちていた「青春小説」パートは見事だった。

米澤穂信
小説というものに必死に手を伸ばした作者の叫びが聞こえた。

森絵都
チャレンジ精神と熱量の高さがすばらしい。

森見登美彦
「読者だけが知っている」そんな構造を楽しんでほしい。」

あはは、プロの先生がコメントしているが、コメントそのものが、なんか文学的だぞwww 単語が面白いな。さすがはプロだ。

これ、5つの短編を組み合わせて、全体が1つになる構成をしているらしく、これがまたたぶん、選抜委員から、絶賛ぽいのである。
そりゃあ、普通、1つの話を前から順番に書いていくよね。王道だもん。
でも、これは5個をうまいこと組み合わせてあるのだ。
えーと、映画で5個じゃないけど、3個くらいで、組み合わせてあるのがあったよ。ちょっと古典ホラーみたいなやつ。

あ、これこれ。ちょっと怖くてえぐいやつで、監督は有名な癖のある監督らしいです。クリエイターはわりきって勉強のために、見るといいかもです。


実は、古典ではたまに「枠物語」っていうので、物語の中で、物語を語るみたいな構成で、ちょっと複雑演出のがあるのだ。でも、1本で2度おいしいから、人気はあると思います。でも、たぶん描くのが面倒くさい。

海外なら、有名なのは「アラビアンナイト」が典型的で、1千話あるけど、背景に王様の話があって、シヘラザーデが物語るのが、数十本(百以上?)あるので、これが枠物語なのだ。
日本でいうと、実は「ガラスの仮面」がそうで、毎回演劇作品が、メインストーリーとは別にあって、長くひっぱって、盛り上げもできるので、根性がある先生には、いいと思うです。
→私のような、気の短いやつには無理ですwww ははは。


話は戻るが、ああ、受賞してもけっこうきつい。暗たんなものを感じる・・・。

(1) どうもタイトル変えられている。編集部の意向だろう。なるほど、売るためにはさらなる努力がいるのだ。
(2) うーむ、1年で1作出してるだけで、2作目がないから大変だ。食えないだろうなあ・・・。受賞しても大変だってのは、その通りだ。いいアイディアが出て、書き始めるのに準備がいるんだろうなあ。

来年の新人がどんなか、知りたいなあ。楽しみだなあ。

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