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要するにNEETは不活性病である。

NEETがなぜ、いつまでも脱出できないかというと、意欲が落ちるからである。

まあ、人間、社会は厳しいので、上司に怒られるとか、好きな人に失恋するとか、大きな失敗をすると、傷ついて、引きこもりたくなる。
普通の小さいミスなら、寝ればいいだけだが、大きい失敗だと、2,3日 休みたいっているのがあると思う。
しかし、人によっては2,3日でなくて、1か月2か月になるケースもあるのだ。

問題は、NEETの場合、その1,2か月では済まないで、1年2年となる場合であるが、半年以上続くと、不活性病になるのだ。

厚労省がちょうど資料を作っているので、これをご覧になればいい。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/0000122331.pdf


これ、厚労省は東日本大震災で、避難所で狭いところに家族でじーっとしている人のために、不活性病にならないように書いたのだが、自分で勝手に引きこもっているNEETも同じなのだ。
別ので紹介したが、10年以上ひきこもって足がひょろひょろになった人がいるが、それと同じなのだ。
実はコロナのときもそうで、無理くり、散歩やジョギングしていた人がいるが、同じなのだ。散歩でもすれば、予防になる。

こうなると、
手足が弱る → ちょっとした運動もしんどく感じる → ますます何もしない

という悪循環になるのだ。

というわけで、いきなり働かなくてもいいので、NEETの人には次のことをお勧めする。

(1) 朝、7時や8時に起きて、太陽をあびる。深呼吸するとなおよい。
 これは、仕事をできるようになる前の練習だ。自律神経を整えるのだ。

(2) 深呼吸しながら、軽い運動を毎日やる。ラジオ体操でもいいし、もし可能ならYoutubeなどでヨガ練習を教えてくれているのがあるので、ヨガをすればよい。朝なら、散歩でもよい。(恥ずかしいなら、夜散歩でもよい。)

(3) 朝起きたら、なにか勉強か、家事をする。皿洗いでも部屋掃除だけでもよい。できるだけ、体はなにか動かす。
 家事をしていれば、親も少しはいらつかないので、よい。
 「身の回りの家事ができる」というのは、障碍者ではない線引きなのだ。自分で着替え、自炊、掃除、洗濯ができないと、だいたい知的障害か、精神障害が疑われる。これはもうやばいラインなのだ。

 あとで仕事ができるように、資格勉強をするのがいいかなと思う。種類は何でもいいが、お金になって、あまり神経をすり減らさないのがいいと思う。弁護士や医者、公認会計士などはハードなので、やめておくのがいい。弁護士なんて、●印みたいな客だらけだ。トラブルに自分から入っていくようなもので、しんどい。
 たとえば、フラワーコーディネーターみたいなのや、バリスタとか、なんとなく気持ちがやすらぐ仕事の系統がよい。
 だいたいNEETですぐ弱るようなやつは、ハードな社長になりたいとか思うなってことだ。ぬるくて、まあまあ時間的余裕があるような職種の資格を取ればよい。身の程を知れってことです。

 だいたい、大人になって部長とかになってから、超ハードな仕事をしてうつ病になる人はいるが、だいたいNEETは若年で、もともと気の弱い人か、甘やかされた人が多いので、その程度の人間的な大きさの人が、「大企業に入りたい」とか「社長になりたい」とか、もうありえないのだ。
 大企業なんて、旧帝国大卒、早稲田慶應、MARCH、関関同立はほとんどだ。彼らは、IQも115以上だし、戦いに勝ち抜いてきた人々なので、22,23で会社に1年ほど勤務しただけか、学校みたいな責任がいらない場所ですら、逃げ込むような人と、人間のランクが違うのを思い知るべきなのだ。

(4) お風呂は絶対毎日シャワーでもいいから、入る。
 これも自律神経が整う。それに清潔さを保てる。

(5) もし、可能であれば、ボランティアをしてみる。木の優しい人は、動物ボランティアで、たとえば、捨て猫、捨て犬の世話をしてあげることだ。
 特に、子猫や子犬を遊ばせたり、ご飯をあげたり、トイレの世話をするのは、気分的に癒されるので、動物虐待するような鬼畜野郎以外は、おすすめだ。動物嫌いなら、子供の絵本読み聞かせボランティアとかあるはずだ。お掃除ボランティアで、公園の草むしりでもすればいい。意外と、単純作業にもかかわらず、汗が出るので、「充実した!」感じがするのだ。

(6) ゲームとか、依存症になりやすいレジャーは絶対にすべきでない。
 何かしたい欲求があれば、市内の図書館にいって、本をひたすら読めばよい。

 絵心がない人でも、安いスケッチブックで絵でも書けばよい。ちらしでももらって、真四角に切って、折り紙でもすればよい。
 気が紛れて、わりと少し単純作業で、あまりきつい脳を使わない・・・というのを時間つぶしにするとよい。ルーチン作業に飽きると、なにかもっと違うことをしたくなるし、弱っている脳にはルーチン作業はちょうどいいのだ。



まあ、これをご覧になると、「風呂さえ入らない」「なんと排せつも、ペットボトルにする」という、まったく動かなくなるNEETになってしまうのだ。
実は、認知症老人などにも同じ行動があり、とにかく動かないので、ごみ屋敷にしたり、そのごみの中に尿が入ったペットボトルが混じるという、すさまじい状態になる。もちろん食事は作る気力もないので、買って来たパンやお寿司とかそんなのばかりになる。

このあたりの一線を越えると、「人間」ではない。いや、動物以下かもしれない。ネズミや鳥だって、巣にゴミが入ってきたら、外に放り出して掃除っぽいことをするのだ。


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