国内外で活躍されている凄腕日本人エンジニアはいますか？

だいぶ前なので、もう引退されているかもしれないですが、日本人で中東だか、石油掘削プロジェクトのプロジェクトマネージャの方です。石油会社勤務ですね。

大昔、TVでやってました。石油会社に勤務していたことがあるので、あの過酷さは(現地にはいってないですが）想像を絶するえげつなさです。

4000人以上、国は20か国以上のスタッフ、それこそ運転手さんとか、掘削のための人夫さんから、品質管理エンジニアから、海外コーディネーターとかバックオフィスとか、もうありとあらゆる専門職を束ねている方です。たぶん、人夫さんなんて、英語は話せないので、何か国語でみなさん話しているのかわかりません。最低5か国語くらいかなと思います。

最初アメリカの石油メジャーのアメリカ人か、ブリティッシュペトロリアムの人かと思いましたが、日本人でした。

えー、アジア人なの！？　しかも日本人なの！？って思いました。

考えられないくらい、すごいタフです。

会社の先輩が手掛けていたプロジェクトで5000億円くらいだったと思いますが、それより絶対に規模がでかいです。兆単位になると人智ではわからない技術問題、工数問題、ありとあらゆるトラブルが襲います。

近所に遊ぶところはありません。プロジェクトで用意した食堂でちょっとビール飲むとかその程度しか遊びはないんじゃないかなと思います。メンタル管理とかどうしてるんだろうと思いました。もちろん日本に帰って家族にあったのなんて、4，5年前だといわれていました。

いやー、日本人の誇りだと思います。お元気だといいのですが。

規模はもう少し小さいですが、似た感じの仕事の動画があるので、リンクします。ぜひ、ご覧になるといいと思います。

あとは、規模ではないのですが、ハイレベルという意味では、技術士の人に航空系部門がありまして、その人はNASAの仕事をしていました。当時(もう20年以上前です）、日本人でNASAの仕事をしている人は2人しかいなかったと思います。えー、どうやって、受注してるのかなあと思いましたが、まあ、三菱重工とか、日立なんたらとかの人だと、会社全体でプロジェクト受託しているのかもしれないです。まあ、英語はぺらぺらですよね。
まあ、「自分の仕事が宇宙へ行くプロジェクト」っていうのは、夢があっていいですよね。

石油メジャー、エネルギー系以外で、プロジェクトが規模的に大きすぎて難しいというのは、他には建築がありますね。飛島建設とか前田建設とか、日本では有名な建設企業、ゼネコンは何社かありますが、町ごとつくる、大型ビルや橋を作りますね。
映画にもなりましたが、前田建設がファンタジー営業部っていう、仮想のプロジェクトをやっていますので、ぜひご覧ください。

https://www.maeda.co.jp/fantasy/projectlist/

前田建設ファンタジー営業部｜プロジェクトリスト

（ちなみに、石油設備だとよく皆さんが見るタンク1セットとか、蒸留加工タワーみたいなのは、50億円くらいします。）

建設関係はこんなのがありますね。

まあ、IT業界だとExcel　VBA　1本プログラム書いて20万円とか30万円とか、値切られると10万円っていう、小さい仕事もあるのですが、まあそれを乗り越えて、5億円10億円のプロジェクトになっていくので、10年20年がんばるしかないと思います。日々、それで信用とスキルがついていくのです。スキルのない人に仕事を依頼するほど甘くはないです。まあ、失敗してもいい小さめのは、新卒の人にお願いすることで人を育てていく企業は多数ありますが。

昨今、日本の若者は、なんだか「お金がない」とか「残業が多くてぶつぶつ」（そのわりにつき20時間とかいって笑うｗｗｗ）とかで文句を言う人がいるのですが、世界ではこのようにがんばっている日本人技術者、日本人ビジネスパーソンがいます。
そういう人は、すごく忙しくて、ＳＮＳにつぶやいたりする暇なんて、たぶんないです。
ぶつぶつ口を動かしている暇があったら、手を動かして、夢に一歩でも近づく勉強とか、日々の仕事にフォーカスして、かつ遊ぶときはちゃんと遊ぶといいと思います。

今がいやな仕事だったら、やりたい仕事をするために、資格取得や転職をすればいいです。そっちのほうが、優先ですよね。

前向きに、1段ずつ階段を登っていきましょう！！

ちなみに、これも参考です。
自分の力量を知って、穴場でまあまあ給料がよいとか、やりがいがあるとかの、いい仕事を選んでいくといいと思います。
インターンシップ、派遣業などで1-3年体験してみて、あっているなら正社員に応募すればいいと思います。