見出し画像

うつ病が淘汰されない理由

おおー、これ、そうそう。前から、なんでうつ病って進化の過程で淘汰されなかったんだろうと思っていました。
仮説だけど、ちゃんと理由があるんだねえって話です。


たしかに、一種のアラートで「休め。休まないと生命の危機だぞ」っていっているようなものです。それで、体も動かなくなって、うつ病で休みます。

これ、たぶんうつ病がなかったら、働きすぎとかで、突然死するんじゃない?
実際、20代30代で仕事しすぎとか、もともと虚弱な人がはしゃいで遊びすぎると、頓死するもん。頓死といっているが、突然死で、多くは心臓発作、心不全なのだ。

だからきっと、こういった心不全になる前に、ちゃーんと「休めよ。死ぬぞ」っていうアラートがうつ病なんだ。
たしかに、冬眠というか、冬季鬱はある。私は雪の日に寒くて体が動かなくなって、立ち上がれなくなるぞ。気候病ともいうが。プチうつ病みたいなかんじで、とにかく布団から出られないwww (サボりともいうが、普通のサボりと違って、体がほんとうに動きにくくなって、吐き気もするのだ。)

このアラートがある人類と、アラートがなく働き続けてしまう人類とだったら、前者のほうが優位である。アラートのおかげで命拾いして、子孫を残しやすい。でも後者は突然死とセットなので、子孫を残せない。
つまり、逆に言うとうつ病なさすぎ人類のほうが、淘汰されやすかったのだ。偶然、人生に一度も、多忙な時期がなく、のんびりと過ごしていた人は、うつ病アラートを発しなくても、死ななかったのだろう。

いやあ、勉強になりますね。
まあ、「なんで、それ、進化過程で淘汰されてないの?」といわれたら、だいたい隠れたメリットがあるからなのだ。

AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!