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あきらかな暴力を配偶者、義父母、実親、成人した子供から受けた場合は、即警察に通報でよい。

日本の場合は、冷静な人が多いので、あまり例はないと思いますが、世の中には、実は隠れた精神障害があります。実は、自己愛性パーソナリティ障害と言います。今回はこれについては詳しく論じませんが、異常なまでに自己中であり、妻子を虐待する、あるいは搾取するという様子が見えたら、疑っていい病気になります。


家族間のトラブルの場合は、多くの場合、「家族なら、恥ずかしいから、警察に通報しない」という甘えがあったりします。
また、日本人は優しいので、「穏便に」などと考えますが、それにも限度があるというものです。

たとえば、ちょうどわかりやすい家族漫画があったので、例をあげます。よく「モラハラ夫」などと言われているタイプで、特にひどいものです。
(口頭で注意してひどい癖が治るのであれば、問題はありません。ちょっと親に甘やかされた、あるいはなにか誤解している程度ですから、精神障害ではぜんぜんありません。)


この例では、その前から何度も家庭内トラブルが蓄積しており、この夫は、妻の名前で勝手に印鑑を持ち出して借金を作っています。
これは、あきらかに詐欺罪です。

また、このケースでは、夫は逆切れして、手をあげていますから、ついに暴力をしています。

(この漫画の前の部分も読んでもらうとわかりますが、この男性の父親も人格的な問題があります。おそらく、昔いわれていた「人格障害」というもので、現在の名前は「パーソナリティ障害」という名前に変わりました。優位に遺伝することがだいたいわかりますので、毒親がいる場合は、子供は1/2の確率で、子供もパーソナリティ障害になる可能性はあるのです。最初から、近づくべきでなかったタイプなのですが、相手を搾取するために、一見優しくしたり、魅力的に見えますので、ひっかかる人は多いです。)

この場合、殴られた印として、赤くはれている、紫に痣になっているなどの証拠を残さないといけません。
その前後関係から、これはもう警察案件です。
警察に、第三者として立ち合いをしてもらっておいて、調書を取ってもらうべきなのです。

後日、離婚するかどうか、賠償請求するとかいろいろとありますが、とにかく家庭内というのは、なかなか他人が見えませんから、「第三者をまきこんでおいて、証拠をためていく」ことが必須なのです。

実家などがあれば、実家に逃げればいいですし、いったん、数日、ホテルに逃げてもかまいません。
長期になると宿泊費も馬鹿になりませんので、その場合は、市役所の福祉課にいって、即刻相談しましょう。
警察でもかまいません。警察の場合、すみやかに関係公的部署と連動してくれるしくみがありますし、ちょっと大きめの警察署なら、おそらく仮眠できるような部屋もあるので、1晩くらいは泊めてもらえると思います。

だいたい、県内に1-5か所くらいは、相談センター、保護センターがありますので、そこに連れていってくれるでしょう。


https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/pdf/center.pdf


いちいち、相手が「反省するだろう」とか、すでに何度もおかしいことをいっていたら、治りませんから、もうこういうところに逃げ込んでいいのです。

日本人は、シャイな人が多いので、第三者の支援をなかなか受けません。
たとえば、ホームレスもそうですし、がん患者などもそうで、つい「もうちょっと様子をみてから」と思ってがんばりすぎてしまいます。

ですので、こういう家庭内案件の場合は、「殴られたら、いったん区切りをつけて、逃げる」のがいいでしょう。
もちろん、この漫画の例は、男性から女性への暴力や詐欺行為、搾取行為、暴言ですが、女性から男性への場合も当然あります。
その場合は、男性のほうが少し疑われてしまうので、丁寧に冷静に説明し、できるだけ暴言の音声録音をする、殴られた跡を写真に撮影しておくといった、説明しやすい証拠を多く集めておくことです。

他には、配偶者だけでなく、まだ未婚の場合は婚約者だったり、親子の間、義両親の場合、小姑といった親戚関係もあると思います。
親戚の場合は、戸籍関係ができてしまっているので、友達や恋人のようにぱっと分かれることができませんから、法律的手続きを要します。

弁護士にも、早めに相談しておくと、気持ち的に楽になると思います。
1回あたり、短く説明して、ぱっと支援案を出してもらえるようにしておけば、弁護士費用もあまりかかりません。また、ここにリンクしたような、「離婚弁護士専門」の先生を選ぶと、話がスムーズでしょう。

(事前にどういうことを知っておけばいいかも、このサイトに書いてあるので、読んでおくといいでしょう。

お金がないときは、法テラスにいけば、1回目は無料にしてくれます。
ただ、離婚関係が苦手な弁護士が窓口にいたりしますので、最初から、ネットで離婚弁護士で近くで通いやすい先生を探すのが一番いいと思います。3人くらい探しておいて、問い合わせして一番話を聞いてくれて、経験が豊富な先生を選べばいいでしょう。

日本政府には、多くの社会問題に対応する窓口、施策を各都道府県や市町村ごとに用意してあります。
多くの人は、遠慮したり、情報を探さない、問い合わせしないなどで、ある窓口を知らないだけなのです。

もちろん、完璧な対応策はないかもしれませんが、一番その問題でメジャーで一般的なトラブルについては、ほとんど用意されているのです。

ずるずる、くよくよ悩んでいないで、素直に「もう無理」と思ったら、すみやかに決断して、ベストな方法を行動に移しましょう。


こういうわかりやすい漫画もあるので、よくご覧になるといいでしょう。
もちろん、これも発達障害のように、グレーゾーンはありますので、「注意すれば治してくれる」程度の軽度な人もいますが、甘やかすとだいたいより尊大に搾取度合いがあがりますので、はっきりと拒絶し、離れることをお勧めします。

お医者さんが書かれた文字の本もありますね。



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