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発達障害の遺伝について調べた

0歳時時点で、発達障害の兆候が出ていることがわかったので、もうほぼ遺伝のようです。あとは、妊娠中の母親の生活問題です。お酒、薬物、ストレスなどです。あとは男女とも、高齢出産ですと発達障害率が上がります。

論文発表とかあるので、紹介していきます。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/21/2/21_69/_pdf


https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20200827_01web_ASD.pdf

「人工知能の一つである機械学習1 の手法を活用し、自閉スペクトラム症(ASD)2が異種の疾患の集合体である可能性があることを世界で初めて発見しました。
 ASD を分割して、「クラスターごとの患者群」と対照群で遺伝情報上の比較を行ったところ、「患者群全員」と対照群の比較では発見できなかった多くの有意な「違い」つまり疾患原因の候補が観察されました。
 機械学習を用いて症例をより均質な集団にクラスタリング3 することにより、それぞれの集団の特徴に応じた個人毎のアプローチ、個別化医療が可能となることが期待されます。
 ASD の遺伝的構造と病因を解明し、ASD の精密医療の開発を促進する手がかりを提供する成果です。」

「現在最も説得力があるのは,相互に関係する複数の遺伝子の変異の組み合わせで自閉症の感受性が高まるとする説明である.」


正直、ヨーロッパでは、ダウン症だと事前にわかったら、ほぼ100%堕胎します。日本人みたいに迷いません。次にチャンスがあるので、それを狙うほうがいいからです。
でも、いまのところ自閉症は、こういう事前診断ではわからないようです。
軽度で、自分で食べていけるのであれば、問題ないと思いますが、重症だと親が死んだ後の問題があります。兄弟が家計負担になったり、税金でまかなえる限度もあります。他害がひどくて、どこの支援センターも引き取らないとかもあります・・・。きついです。
(障害というのは、全国民がお互い様なのだが、これ以上比率が増えるとお互い様にも限度があると思う人はいるわけです。健康な人のほうが、マイノリティーになったら、障碍者が障碍者を支えることになります。どうなるのでしょうか???)

一方、ある程度、遺伝子には多様性が必要なので、0にするのもよくありません(まあ、ダウン症の場合は普通に染色体の異常ですが・・・。ADHDなどは、原始時代にはメリットがある特徴で、多動であるがゆえに、野獣に食われなかったなどのメリットがあったのです。まあ、現代のように落ち着いた生存環境では、無駄な多動なので、当人にはたまらんものがあります。それに、1万年後にまた原始時代に戻ったら、発達障害の人のほうが幸せになるかもしれないのです。一方、セキュリティカードとか毎月失くされたら、まじに会社としては大問題で、セキュリティ問題になるんです。でもADHDの人は、家の鍵、財布、セキュリティカードなど紛失しまくりでして・・・。大企業やIT関係、医療関係などのセンシティブでやばい職務にはつけないかなあとよく思います。)

まあ、誰と結婚しようと、いつ子供を産もうと、うまなかろうと自由ですし、その自由の範囲で、きっと確率的におさまるところにおさまっていくのかなあとは思います。

しかし、障害のある人は、似たもの同士で結婚して暮らすほうが価値観が一致するし、苦労も共にするので気持ち的にはいいんだと思うのですが、発達障害のように遺伝的に確度の高い場合は、発達障害同士で結婚すると、ほんとうに100% 障害のある子が産まれます。逃げられません。
(実際に、夫婦で発達障害の人を知っているのですが、子供の2人とも両方、発達障害です。重度と軽度の違いはありますが・・・。)

片方が発達障害で、片方が健常者だとすると、有名な問題が、カッサンドラ症候群に相手がなってしまうのです。


別の当事者は「俺みたいな苦労するのが嫌だから、絶対に結婚しない。もちろん子孫もいらない」と言い切る人もいます。たしかに、90%の確率で遺伝するので、現状の医療だと必ず遺伝し、発症します。

当事者の方の本音のコメントがあったので、ご紹介します。
「両親発達だけど人生ほんと地獄です。幼少期や思春期は本当に地獄でしかなかった。自閉症スペクトラムや知的障害、精神病など頭に問題のある人が子供を作る場合は、生活保護のケースワーカーのように行政の支援が必須だと思います。両親が発達だともうその時点で人生地獄です。生まれて一度も両親と心のつながりを感じたことはありません。ひたすら一方的に感情を押し付けられ意味不明な信仰宗教や無茶苦茶な教育を押し付けられ、小学生低学年レベルの感情しかない障害者の両親と家庭という密室に閉じ込められるのは地獄以外の何者でもありません。彼らに子供を産ませてはいけない。もし産むなら行政の支援が絶対に必要。」

早く、遺伝子操作で障害のある行動が抑えられるとかになるといいのですが・・・。

しかし、発達障害の場合は、よく見ると自覚があるので発見すれば、対策もありますが、自己愛性パーソナリティ障害は自覚もないからもっと大変です。自分にプラスがあっても、周囲の他人何百人も振り回します。政治家だったら、1億人もが困ります。

https://www.youtube.com/watch?v=EG8it1VCXUI


いい記事があったので紹介します。


上記より引用

AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!