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悲しい日本経済グラフ

いつもは、日本尾張守を叩きまくる私でありますが、何度見ても悲しいグラフをご紹介したいと思います。

China vs Japan vs Korea vs India: Everything Compared (1960-2017) です。

1960年から、2017年までのGDPを折れ線グラフにしてあります。
中国、日本、韓国、インドとアジアの大国(韓国は大国ではないが)を4つ比較してあります。
比較のため、英国が1つ入っています。
このBGMが実にもの悲しい。ある意味、アジア的抒情性を出しているのかもしれないです。

日本、ぶっちぎりで経済がどんどん伸びていきます。しかし、バブル崩壊後、1990年代、あまり伸びません。
とはいえ、インド、韓国、中国の下の張り付きぶりはすごいです。ぜんぜん落ち目になっても抜かれません。
(ちなみに、ドイツにもまったく抜かれません。30年不景気でも、EUの優等生、ドイツにも抜けないという日本経済・・・。そもそも、いつまで経っても抜かれないんだから、本来、外国に馬鹿にされるほどでもなかったのですが・・・。)


しかも、いったん下がるのですが、しばらくすると頭をもたげてきます。
これが日本の強さです。打たれ強い。日本国民のまじめさ、優秀さです。
ここが、物寂しいBGMがさらに日本のもの悲しさを増幅させます。

叩かれても叩かれても、再復帰する日本経済

とはいえ、実は日本人、消費税をあげられても、1年ほど経つとなじんでしまい、へこたれません(笑)。税金あがったのを忘れてしまうのでしょう(苦笑)。
実に、財務省の狙い通りです。財務省は日本国民が忘れっぽいことを知っているんでしょう。やれやれ・・。


しかし、これが2011年くらいになると、いきなり中国に抜かれてしまい、その後、ぐんぐん差がついて、ぜんぜん抜けません。

ついに抜かれてしまいました。


悲しいです。とても悲しいです。
しかし、人口がそもそも10倍以上違うのです。日本人1人が、中国人の10人分に対して戦わないといけないんです。常識的に考えて無理です。

しかも、この前後、日本は悲惨なのです。リーマンショックと、東日本大震災の間が、3年しかありません。3年で立て直せって無理です。

バブル崩壊 1991-1993年
リーマンショック 2008年
東日本大震災 2011年

自国貨幣ベースでの、日本のGDPです。東日本大震災後と、コロナ禍のも含まれます。

2021年はもうちょっとV字回復するかなと思ったのですが・・・。そこまで言ってないですなあ。残念。


参考にこちらは、EUと米国の比較です。EUご承知のように、20か国くらいの寄せ集めです。それが1か国アメリカに抜いたり、抜かれたり・・・。
アメリカ強い、強すぎる。国土が広くて、人材も多いと、抜かれません。チート国家です。


ぜひ、グラフをご覧ください。
グラフを説明なしでも理解できるグラフ読解力も付けるようにしてください。

ところで、どうして中国が台頭して、日本経済が落ちたかは、簡単です。

中国の賃金が安く、「世界の工場」になろうとしたからです。
中国の年収は、50-150万円くらいでした。一方、日本やアメリカの年収は、だいたい300-500万円の間です。何倍も賃金が高いのですから、「安いところに工場移すわー」と経営者が思うのも当然です。

結果、実は本来日本国内にチャージされるべき売上が、中国に付け替えられてしまったことになります。日本の、パナソニックやトヨタなどはどんどこ工場を移しましたし、アメリカ企業だって、アップルなどは中国に工場を移しました。
それらの製造分は、中国のGDPにカウントされているのと同じです。
工場が中国になければ、工場が母国のままでしたら、その分は母国のGDPに入れられたかもしれません。

そして、2022年、崩壊するするといわれてきた中国の経済がやっと崩壊しそうです。
中国の方の動画解説を見ていただくとわかるかなと思います。


アメリカと日本、EUが育ててきた中国経済は、ついに中国の傲慢さに業を煮やしたこれらの自由主義国家によって、梯子をはずされる時が来たのです。

中国から技術は盗まれないようにしますし、発注も出しません。工場はどんどん、ベトナムやインド、あるいは自国にどんどん出ていくのです。
たくさんの中国企業は倒産し、贅沢を覚えた中国人はローンで家やぜいたく品を買っていましたが、失業率20%にもなって、もうお金を返すことができません。
中国の借金は、人類史上最大の2京円になりました。
金を貸していたアフリカ諸国からは、返済がされません。一帯一路は頓挫したのです。
また、ごまかしていたGDP統計も実は、7割くらいしかなく、人口も14億ではなく、12億数千万人しかいませんでした。中国人は、何か外国の商品を買えるようなお金はなくなったのです。


日本は中国経済崩壊に備えなければいけません。
なにしろ、日本は世界一の金貸し国家なのですが、中国にも貸しています。踏み倒しされないように、差し押さえをしなければなりません。


さあ、世界はどうなるでしょうか?

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