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子猫とかけて、ADHDと解く。

その心は、いつもびゅんびゅん動き回っています。

子猫をもらってきたのだが(3日目くらい)、ご飯は食べて、排せつもして、猫じゃらしで遊んであげると、ぶんぶん遊ぶ。
子猫は、遊びが仕事だから。
60日くらいなので、まだまだ小さい。500gもないかもしれない。尻尾以外の体長はまだ15-20㎝くらいだ。すごく小さい。

それでこういう子猫を見ていると、あー、ADHDの子供に似てると思う。
要するに、落ち着かないのだが、たぶん動物的なのだ。
子猫は、一人前に狩りの練習をする。遊んで猫じゃらしの動きについていく練習をするのだ。部屋の中をぶんぶん歩き回り、走り回る。
これも狩りの練習だ。

私が小学生のとき、やっぱり1-2クラスに1人ずつくらい、多動の子がいた。一応、読み書きはできるので、小学校のうちは勉強にある程度ついていけるのだが、その男の子は、クラスルームを歩き回って、中学はどうやら、養護学校にいったようだ。少し知的障害もあったかもしれないので、いまだと、最初から療育コースじゃないかなと思う。

ADHDは、子供の脳の発育遅れ気味だ。感覚もおかしい(過敏と鈍麻がどっちもあったりする)が、要はニューロンが発達していないし、人間の脳は、後頭部から前に向かって発育する。前頭葉が十分、他の子供と同じには発育していないのだ。
結果として、落ち着いた理性脳がまだ不十分で、動物的だ。哺乳類脳にまでしかいってない。なので、子猫のように、狩りの練習のため、あるいは野獣に狙われないようにあちこち移動するのだ。

子猫をみていると、そういうのがだいたいわかる。

もしADHDのお子さんがいたら、「まあ、30歳くらいになれば、大人になるな」くらいの気持ちでいると、少し気が楽だ。ゆっくりだけど、生育はしている。12歳くらいなのに、20歳のレベルの要求を相手に期待するから、苦しくなるのだ。

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