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これは面白い!! ホモ・ナレディ 小さい脳なのに「抽象概念」がわかる!!

Youtubeには、時々面白い科学的で、あまり知られていないことが掲載されていたりします。

小形で、脳も小さいホモ・ナレディが、固まって洞窟内で骨がみつかったのは、葬儀・お墓かもしれない説!!


たとえば、犬や馬、猫だって、飼い主や一緒に住んでいる親兄弟子供など、身近な同類。ときには、違う種族であっても、死んだというのはわかります。それで、悲しいなあという様子を見せる動物もいます。

しかし、お葬式だとか、どこかに葬るというのは、どうもネアンデルタール人が地球上の生物史上、初めてじゃないかといわれています。
それもお墓ではなくて、死んだときに花を手向けていたので、「死んだら、悲しいという儀式行為ができる」ってことなのです。
(犬や猫、ライオンなどは、すべて遺体を放置して、場所を移動します。遺体は、たとえばハイエナやハゲタカなどが食べて始末されます。)

これは、「死の世界」と「正の世界」というのの区別がつくってことなのですが、「その世界」は誰も観たことがありませんから、「架空の抽象的概念」を考えることができることを意味します。

私は脳科学で知性を研究していますが、知的な人とあまり知的でない人の境目には、「抽象概念」がいちいち説明されなくてもわかる人と、気づかせたり、説明しないとわからない「ただ、具象的概念だけをなぞる」という人がいます。
この差が、知性の特徴の1つなのですが、このホモ・ナレディがこの動画の中の学者が説明しているように、「お葬式用に遺体を洞窟に集めて、葬った」というなら、抽象概念があの小さい脳でも、目覚めていたことを意味します。

まあ、ニューロンの密度がみっちりしていれば、容積が小さくても賢い人はいますが、こういう原人の比較だと、脳の容積が大きいほうが全体には有利です。でも、小さいのに、高度概念、下手したら人間の幼児でもわかってないかもしれないことがわかっているのは、すごいことです。

うーん、すごい!!

ついでに、これは古代エジプトの有名な少年王、ツタンカーメンのお墓の様子がわかります。
すごい芸術的ですね。いやあ、人間になるとこういう立派なお葬式やお墓を作ってしまうくらい、知性があがってってことですね。



まあ、何も知らないで、犬猫に生まれてただ、食べて、餌をみつけて、たまに遊んで、寝る・・・という、単純な生活もいいかもしれませんが、やはり、人間に生まれたら、このような立派な美術品を作ったり、眺めてみたいものです。

AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!