第5回 対局振り返り~中飛車 対 矢倉
おはようございます。虚海と申します。今日は9月27日に対局した、連れと1級の方との対局を振り返ります。連れは後手番でいつも通り中飛車。お相手は居飛車から矢倉に組む構想のようでした。
1.昔から疑問だった局面
まずは序盤のこの局面。
この局面では、私も連れも△88角成→▲同銀→△22銀として、▲26歩には△同歩→▲同飛→△75角として馬を作るのがパターンでした。それでも全然悪くないのですが、△62玉とする手順を推奨されました。
細かい手順は省きますが、△62玉の後で▲24歩とされても、角交換から△22飛と回れば、上の図のようになります。あとは△26歩から△32銀とし、27の歩を取って飛車を2筋に回っていく感じになれば指しやすいです。でも、多分私は今後も△88角成を選ぶかな(笑)?
2.角で睨むのが良かった
次はこの局面。
ここで連れは△57歩成からガンガン攻める手を選びましたが、▲同金から少し時間がかかりました。△64角打が良い手で、△37銀は5筋が破れますし、▲37桂も金桂と角の交換で龍ができて振り飛車優勢です。
3.これもよく出る▲52歩
最後はこの局面。
これもどう取るか悩む場面だと思います。私も連れも△同金と取っていました。同飛車では▲41角から飛車に走られて龍を作られるのを防ぐことができないと思っていましたので。
でも、△同飛車とする手もあって、▲41角→△42飛→▲32角成→△同飛→▲24飛に、△22歩→▲23歩→△52飛→▲22歩成→△53角打が飛車取りと▲68銀成を狙った切り返しで、飛車角交換か5筋突破が確実になります。
4.終局図
終局図はこんな感じになりました。
▲88玉に△79角打が決め手になりました。評価値的にも一部で問題を感じますが、まず完勝だったかなと思います。連れもこれで達成率が73%になりましたし、一気に初段目指して頑張って欲しいです。彼が初段になったら、私も初段になっておこうかなと思います。
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