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太陽

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壱貫亨司詩作集め
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2021年4月の記事一覧

塗炭

誰も助けちゃくれません 艱難汝を玉にすと 虚脱片手にお慰み 越せない壁なら目を逸らし 苦労…

壱貫亨治
3年前
16

話せばわかる

誰も悪く無いって言うなら 誰が正しいって言う事も無い 現世利益に天国希望 略奪虐殺大義に正…

壱貫亨治
3年前
14

日常

今朝もやっぱり目が覚めた 夢が終わって起きるのか 続きを見るため起きるのか 思案の色で塗り…

壱貫亨治
3年前
22

心身離脱

真面目な暮らしの四分音符 陽気に振る舞うニ長調 未完の慣性フェルマータ 転調移調の四季を編…

壱貫亨治
3年前
11

アディクション

止めたい事は止められず 好きだからって言うだけで 面倒避けて引篭り 逃避を決めた結論は 抜…

壱貫亨治
3年前
13

形が無ければダメならば 描いた夢から逃走だ 答が出なけりゃダメならば 自問の夢には閉口だ …

壱貫亨治
3年前
15

腐った奴ら

善人顔でやり過ごす 他人の人生狂わして 事実も丸ごと捻じ曲げる 勝者の歴史とよく言うが ならば私は負けで良い 歯に衣着せぬ物言いで バカの上塗り真っ直ぐに 箸にも棒にも刺さらずに とことん戦い敗れても 死んだ親父も笑うだろう 腐った果実は花になる 腐った獣も命を繋ぐ 腐った奴らは何になる この世の地獄を生きるだろう そして誰かの足を引く

電子

言葉遊びの暇つぶし 一人で誰かと語り合い 夜が更けても眠らない 救いを探す旅に行き 土産も持…

壱貫亨治
3年前
17

握手

シェイクハンドは出来ません 前足何度も差し出して 遊んでくれよとせがみます 素直におもちゃ…

壱貫亨治
3年前
13

犯人

犯人探しの囚獄において 何処の誰かが悪かろうが それは大して問題じゃあない 自らが善である…

壱貫亨治
3年前
15

光は遠くに在ると云う

人は求める生き物で ザルを抱えて旅に出る 知恵を積んだら先達に 偉くも無いのに仁王立ち 人…

壱貫亨治
3年前
11

審判

叩けば埃も出るだろう 放っておけば良いものを 隅から隅まで叩くから 仕舞いに調子に乗るもの…

壱貫亨治
3年前
7

お友達

ひねもす暇を弄ぶ 何処からみても暇は暇 暇は一人じゃ暇だから 友達沢山連れてくる 喉元過ぎ…

壱貫亨治
3年前
13

死が横たわる

生きる事は諦めない かと言って頼み込む事もない 充分過ぎる程生かされてきた 何一つやり遂げても無かろうと 生き死にに於いて何を為したかなど 一切合切葬ってやりたいのだ 間違いも無く此処に居たんだと 自信たっぷり言い放ってやるのだ 未練も猶予も怠惰の寝床に湧くシラミ 存在に付随する否定も肯定も燃やすのだ それが私であるか それが私であるか それが私であるか 耳にタコが出来ても尚問い続けるのだ それが私に対する唯一の答えとなるまで 死が横たわる私への訣別を以て