会議で、発言しなくても良い。あなたは、いるだけで、価値がある。
「会議で発言しない人間は、無用。出なくていい。生産性の名のもとに。」
よく聞く、よく言われる。
新人の頃に、こんなこと言われたら、ひとたまりもない。
(あぁ、会議で何か言わないと、こわーい上司に文句を言われる。)
安心してください。それは、正しくない。
可能性として、大きな誤謬さえ含まれている。
会議は、まず、何より発言しなくていい。
ちゃんと聞いて、記憶さえすればいい。
誰が何を話したかをしっかりインプットすれば良い。
聞くことに価値がある。
共通認識が大事なのだ。
あの人は、こう考えてるんだ、
へぇーあの人はデスクではああ言うのに、ここではこれくらいしか言わないんダァ。
などなどの人間関係の先に、
アジェンダは何か、何を決めるのか。がある。
そこで繰り広げられる本音と建前を理解しながら、目的に合わせて、交通整理しなければいけない。
「会議で発言しない人間は、無用。出なくていい。生産性の名のもとに。」
この提言の最大の問題は、誰も彼も会議で発言しようとするがゆえに、ヒトの話を聞かなくなることだ。
発言しよう、発言しなきゃ、発言したい。って人は、本当に人の話を聞いていない。全く。全く聞いてない。
タイミングを図り、自分らしいことを伝えようとする。我が我がと、会議で発言を繰り返し、それ私のアイデア!と固執する。
実は、そんなことは、どうでも良い。
マジで、どーでもいい。
会議の目的は、チームの目的を確認し、整理して、問題点を見つけ、誰が、それに取り組むかを明示して、次に進むことである。
ビジネスを前に進めるために、
会議では議事録が必要なように、
聞く人間が必要なのだ。
何より聞く人間は、
言葉を引き出す能力がある。
聞く人間は行動を考えられる。
だから、いるだけで、価値がある。
聞くことに価値がある。
それよりも、
なぜ、人の話も聞かず、
突然、前の人の話とは、
全く関係ないことを語りはじめるのか。
なぜ、前の人の話に質問をしないのか。
なぜ、あなたがリードしたいばかりの打ち合わせに付き合わなければ行けないのか。
だから、誰も喋らなくなるのではないか。
そんなことでは何も進まない。
時間ばかりが過ぎる。
耳を澄まして、
言葉を記録するために、
手を動かして、
考えて分解をする。
それが、会う価値。
理解とは、そのようなものだ。
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