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ゴールは布団の中にある

寝るのが好きだ。
1日の終わりに布団に入って、ケータイいじりながらゆっくり過ごすのもいい。

寝ることは好きだったが、今まで寝ることについて考えることは少なかった。だから、改めて睡眠についての本を読んでみた。

日本人は睡眠時間が年々少なくなっていること、睡眠のメカニズム、国・文化によって就寝環境が異なっていること、夢のとらえ方が地域によって全く違うことetc...

自分が手に取った睡眠文化の本には気候・文化・世代などによって、多様な寝るが存在していた。
一方で、本屋の多く睡眠本は最適な、正解の睡眠が存在するかのようなメソッド本が多く並んでいる。

もちろん不眠(睡眠障害)で苦しむ人は存在するだろうが、生活に支障が出るほど悩む人は大勢はいないのではないか。
そんな夜寝つきが悪かったり、日中に眠くなると感じる人が睡眠メソッド本を読んだらどうなるだろう。「自分の寝方は間違っている」「本のような睡眠が最も良いのだ」と今まで自然に寝入っていたことを意識してますます寝れなくなってしまうのではないだろうか。正しい睡眠から外れることを恐れて、より不安になってしまうことだって起こりうる。

一つの答えを信じ切ってしまうのは、わかりやすさの安心を手に入れられるが、踏み外すことの不安を大きくしてしまう。睡眠は特に人の無意識の間に行われる行動なため、自己コントロールも難しい。最適解よりもそんな夜もあるさと思うくらいがちょうどいい。
ちなみに睡眠に正解があるとすれば、それは量だ。8時間(個人差はある)寝てから質を疑え。

ある民族の夢のとらえ方や地域ごとの眠り着の違い、寝室の作り、日中の眠りについてなど、記載されている「睡眠文化を学ぶ人のために」世界思想社
オススメです。

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