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お金の学校 (6) 経済=「大丈夫、きっとうまくいくよ」と自分に声をかけること

 画集の印税についてのお話いかがでしたか? 面白かったですか? こうやって僕はやってます。こうやって僕は生きてます。印税ゼロテクニック。一見、100万円という大事な印税、その身銭を切っているように見えるじゃないですが、でも、そう見せかけて結局550万円を獲得しているわけです。詐欺師みたいなもんですが、今のところどこからも苦情は殺到してません。なぜなら、誰も痛くも痒くもないからです。出版社は、著者に印税を払わないことで、印刷にお金をかけることができましたし、僕はとにかく自分自身で宣伝することのプロですから、みんなも知っている通り、僕はとにかく自著の宣伝をします。Twitterをやっているのはそのためです。Twitterはそのためにしか使ってません。僕にとってTwitterは自分で宣伝をするための道具です。
 出版社が本を宣伝しようとするとどうするか。
 彼らが好きなものは新聞です。新聞に広告を出すんですね。いくらかかっているのかは聞いたことがありませんが、それなりにするんだと思います。だって新聞もまたそれで食べているわけですから。でも新聞の広告の効果はどうなのか? そんなの簡単です。あなたがどうなのかってことを考えてみましょう。新聞の広告を読んで本を買ったことがありますか? 僕の場合はどうか。僕は新聞の広告を読んで本を買ったことがありません。でも本のタイトルくらいは頭に入っていくかも。でも、本はそうやって買うわけじゃありません。だから僕にとって新聞に広告費を払うのは、ドブに金を捨てるようなもんです。しかし、出版社は新聞に広告を出すのが好きです。好きなのか? いやそれしか方法を知らないだけかもしれません。僕の本に関して言えば、新聞に広告を出して、売り上げが上がったことが一度もありません。しかし、出版社は新聞に広告を出すのだから不思議です。もしかしたら馬鹿なのかもしれません。しかし、人のことは悪く言ってはいけませんね。いいんです。人は努力が好きです。しかし、努力したってお金は流れていきません。努力して誰かを楽しませることができますか? そういえば今日の朝、散歩してたら公園で年配の方達が必死に笑ってました。笑うヨガって言うんですかね、あれ。みんな大きな声を出して必死に笑ってたんです。つまり作り笑いです。作り笑いをしたら、僕は鬱になります。顔中がこわばります。逆に体調悪くなります。つまり、努力しては、楽しくならないんです。血も流れていきません。つまり、経済にはならないんですね。無理は禁物どころか、禁止です。しかし、僕は人に禁止することを禁止してます。余計なことは何も言わなければいいんです。だから黙っておきます。出版社にも黙っておくんです。
 新聞、といえば、新聞では日曜日とかに本の紹介というか、書評が掲載されるんですね。一回、10冊くらいの新刊が紹介されます。それぞれに書評委員がいて、彼らは毎週書評をやるわけですから、それなりにお給料も悪くないんでしょう。そして、この新聞書評っていうものは、それなりに売り上げにも貢献するようなんですね。僕は実感したことがないんですけど、あるとしても、数日Amazonのランキングが伸びるくらいです。だから出版社はこの新聞書評を書いてもらうために、書評委員の中で知っている人がいたら、その人に本を献本したりするわけです。献本ってわかりますか? 本をただで送るわけです。しかし、その人が書評を書いてくれるかはわかりませんし、もし書いてもらえるとしても、いつ書評が掲載されるかはわかりません。いつ打ち込むかわからないもの、そんなものが広告になるはずもないのですが、出版社の人はやたらとこの新聞書評を求めているんですね。だから、僕も昔は、書評委員の人と知り合いになりつつ、書いてくれと直接お願いすることもありました。でも書くタイミングはわからないんですね。だからただ待つだけになるんです。つまり、これも全く意味がありません。モノを売る時に、運任せ、というのはリスクが大きすぎます。
 印税ゼロテクの時もそうでしたが、僕がやっている経済の基本態度はノーリスクってことです。リスクを負わないと資本主義は勝てない、だから初期投資をしっかりとやって、危険な賭けに躍り出るのだ。勇気がないと何もできない? そんなわけはありません。むしろ、僕が常に心掛けているのは、絶対に冒険をしないってことです。自分だけの冒険ならいいですよ。僕は冒険大好きですから。でも経済ってのは、一人ではないってことなんです。はっきりいえば、経済はお金ってことじゃなくて、人間関係ってことなんですよ。そんなところに、冒険を持ち込んでしまったら、みんな勇気がないですから、人間は勇気がないのが初期設定です、縮みあがっちゃうわけです。だからコロナ不況なわけですよ。恐怖心が少しでもあると、経済は回らなくなります。だから安心させたほうがいいんです。自分もみんなも。僕は安心させることが得意です。そうやって、持病である躁鬱病だって自分で治しました。
 自分を治すのが得意なんですね。どんなことがあっても「大丈夫だよ、きっとうまくいくよ」って声をかけられるってことです。これは多くの人が苦手とすることのようです。ついつい「お前なんかダメだ」と言ってしまうみたいです。それやって何が楽しいの?って聞くんですけど、誰もが「楽しくはないよ、ついついやってしまうだけだよ」と言います。馬鹿じゃないかと思いますけど、ついついやってしまうんだから仕方がないみたいな感じなので、僕もそれ以上は口出ししません。しかし、僕は絶対に、自分に「お前はダメだよ」って言わないんです。どんな劣悪な状態であったとしても「大丈夫だよ、きっとうまくいくよ」って声をかけてあげるんです。なぜかわかりますか?そのほうが安心するからです。そのほうが安心して、少しだけですが、楽しいからです。そうすると、きっといつか流れはじめるんです。僕だって、お金がほとんどない、明日家賃払ったらなくなる、乳飲み子もいるのに、みたいな時があったんですよ。でも、僕の妻は僕に「もうダメだ」とは決して言いませんでしたし、僕も「もうダメだ」とは自分から口にしたことはありません。二人で「大丈夫、きっとうまくいくよ」と声を掛け合いました。なんだよ、言葉かよ、と突っ込まれるかもしれませんが、これはそんな精神的な話ではありません。むしろ具体的な対策です。なぜなら人は自分で自分を窮地に追い込んで、つまり、自らリスクを作り出して、それで罠にかかり、そして自ら首をしめてしまうのです。なぜなのかと言えば、これは社会の問題です。我々の集団の問題です。集団が求めていることが、楽しいことなんかしないで苦役してしっかりと働いて税金を治めろ、だからです。楽しいですか? 僕は楽しくありません。だから僕は自分で独立国家を作ったのです。新しい集団を作りました。その話は今、ここですると混乱するでしょうから他の僕の本を読んでください。はい、これもまた宣伝です。ここまで言われたら、どれどれ?って読みたくなりませんか? 僕は宣伝が得意です。なぜなら、僕は僕のことを世界で一番信頼しているし、好きだし、何よりも大事にしているからです。いつでも自分を楽しませたいと思っているし、どんな窮地に陥ったときでも、僕は笑顔で僕に対して「大丈夫だよ、きっとうまくいく」って声をかけてあげられるのです。僕はいのっちの電話でもそうやって、人にも「大丈夫だよ、きっとうまくいく」って伝えます。なぜなら多くの人が、いや、全員と言ってもいいですね。自分のことを「お前はダメだ」と言っているからです。人と比べるのが好きな馬鹿社会ですから、そうやって育てらたんでしょう。ま、お金のことは一切教えない国です。つまり、経済のことを一切教えないんです。経済の語源って知ってますか? 経世済民という中国語です。世を直し、民を救う、という意味です。つまり「大丈夫、きっとうまくいくよ」と声をかけてあげるのが、経世済民ってことです。つまり、これが経済なのです。

 お金=経済=「大丈夫、きっとうまくいくよ」と声をかけてあげること

 こことても重要ですから、ノートに残しておいてください。あなたが作った手作り通帳にでも。
 今日は限りに「お前はダメだ」と声をかけるのをやめてください。お金がなくても「大丈夫、きっとうまくいく」と声をかけてあげてください。家賃が払えない人は僕に電話してください。一応、面接制ですけど、面接に合格すればすぐに振り込みます。だって、大丈夫、きっとうまくいくんですから。お金を稼ぎたかったら「お前はダメだ」という言葉を今日、今すぐ捨てましょう。お金ほしくないんですか? 欲しいですか? じゃあ「大丈夫、きっとうまくいく」という言葉を、どんな局面でも、特にピンチの時に、サッと声にできるように練習しといてください。簡単です。それをできるだけ多く、声にすればいいだけです笑。いいですね、まるでどこかの宗教法人の文言みたいで。心配ありません。僕はあなたからお金は巻き上げないですから。一円も取らない救いの言葉は、宗教法人であることからも自由になるのです。これもまた印税ゼロテクニックの一つです。
 自分を愛撫するように優しくする。自分を治す。これは太古の昔、ギリシアではとても大事な技術のうちの一つでした。ところが、今ではやれナルシストだ、自分に甘いだ、自分本意だ、と言われます。しかし、他人を非難するその言葉、非難する態度そのものが、経済ではないのは、もうみなさんには承知のことと思います。楽しくないんですよこれが! だから今日限りに人を非難するするのもやめましょうね。楽しめないなんていう人もまずは「大丈夫、きっとうまくいく」と唱えるんです。それが楽しむための第一歩です。そうやって自分を治せるようになると、お金が廻り始めます。当然です。楽しくなってきますから。流れが生まれるんです。そうです、新聞書評に載らないからといってお前はダメだと言うのではなく「大丈夫、きっとうまくいく」と僕は自分に言い聞かせました。すると「新聞書評なんか待たずに、自分で新聞書評なんかランダムなやり方よりももっと確実で、何よりも素敵な、一番書いて欲しい人にお前の本の書評を書いて貰えばいいと思うよ」という声が聞こえてきました。これが恩恵です。経済が回りはじめた兆しのことを「恩恵」と言います。
 恩恵が訪れた時どうするか。まずは恩恵を独り占めしないようにしてください。なぜならもう流れが発生しているからです。流れはまずは一番身近な人に向けてください。僕で言えば、家族、恋人(笑)、そして、忘れた、そうだそうだ、担当編集者です。というわけで、僕は『自分の薬をつくる』を一緒に作った晶文社の担当編集者であるエッちゃんにすぐ電話をかけました。
「エッちゃん、あの・・」
「どうしました?」
「恩恵があったので、お裾分けするね」
「恩恵? どうしました? てんかんの発作ですか?」
「違うよー。声が聞こえたんですよ」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫、きっとうまくいくよ」
「ああ、やっぱりその言葉聞くと、安心しますね。すごいなあ言葉って」
「あの、エッちゃん」
「はい! どうしました? 安心したから、なんでも聞きますよ!」
「あのね、新聞書評のことなんだけど」
「はい、色々書評委員の方の住所調べて送ってみたいんですけどね、こればっかりは運ってことで、やっぱり朝日新聞が一番効果があると思うんですよねえ・・・」
「そのことについてなんだけど、恩恵があってね、新聞書評なんか気にするなって声が聞こえて」
「でも、本を売るためにはやはり書評が・・・・」
「だから書評を自分で頼みなさいって声が聞こえたの」
「自分で? よくある帯のコメントみたいなやつですか?」
「いや、そうじゃなくて、ちゃんと書評を書いてもらうんだよ。俺が好きな人に頼んで」
「!」
「どうしたのエッちゃん・・・」
「いや、あまりにも単純なことすぎてみんな忘れてましたけど、確かにそうすれば一番鮮度の高い、一番心地いい書評が読めますね」
「もちろん、内輪っぽくはしたくないから、晶文社で企画通して欲しいんだよね。ま、企画通らなかったら、俺が一人ずつ三万円出して、お願いしようかと」
「いや、そこは僕が企画通します。坂口さんって自分でTwitterで宣伝してくれるんで、広告費かかってませんからね、絶対、企画とおりますから」
「じゃエッちゃん後は頼むね。僕は、書評をお願いしたい僕が一番書いてもらいたいと思う、天才たちにメールでお願いだけしておくから」
「どなたに?」
「まずは養老孟司さん、そしてやっぱり精神病について僕なりの独自すぎる論を展開してるから批評をしてもらうつもりで斎藤環さん、最後に会ったことはないけど、頭の動き方が大好きな哲学者の千葉雅也さん」
「!」
「このお三方に書評してもらえないか、俺が直接メールを書くよ。エッちゃん?」
「・・・・・やばいですよ、それは。最高のお三方! そんな新聞書評欄見たことがないです」
「だから書評ができたら晶文社のnoteで公開しちゃって。僕の本の書評なんか僕に興味がない人に読ませても仕方がないから。新聞って数打ちゃ当たるシステムすぎて僕には不向きなんだよね。noteにアップしたら、僕のTwitterでリンクできるから。なんにせよ、今8万人近くフォロワーがいるから、僕は8万人にだけ向けて宣伝するね。コロナのこともあって書店周りはできないから書店は晶文社の営業の人たちに全て任せるよ。俺はAmazonのリンクを貼って、ネットでの販売だけに力を入れるから。僕としてはAmazonで2000冊は売りたいと思ってて、それだけ必死にやるし、きっと大丈夫だから、きっと結果が出るから、その時は印税の払う期日を早めてもらえないかな?」
「わかりました!その件も含めて交渉してみます!」
「エッちゃんサンキュ!」
 と、このような交渉をしまして、無事にお三方の書評、おかげで好評で新刊は即日で重版となり、重版にするとまた広告費が出ると言うので、写真家の石川直樹くん、彼は僕の親友でもあるのだが、彼にも書評をお願いした。しかも馬鹿みたいに指を突っ込んで待っていた新聞書評よりも100倍くらい効果があった。そして、そのたかが15万円ほどの広告費を出すのにも会議が必要で、企画を通す必要がある出版社って大丈夫なのかなって思った。もちろんエッちゃんは交渉上手だから、全て即日でオッケーをもらうわけですが。
 そんなこんなで、コロナの影響で、ほとんど足で営業というものができなかったが、僕は自分のTwitterのフォロワーの人にだけ売れればいいと完全に心を決めて、彼らのためにプロモーションビデオも作ることにした。これもまた企画を通してもらった。6万円出ました。しかし、映像を作ってもらうのに8万円って安くないですか? ということで、僕は同時期に音楽もやっていて、新しいアルバムが発売されるということもあって、僕のCDを出しているスペースシャワーのヒーちゃんにも「新曲のミュージックビデオの予算っていくらくらいなの?」と聞きました。
「ビデオの予算はない・・・最近不景気でね」
「ないんだ笑」
「でも恭平に12万のギャラを払うよ」
「12万だwwww(安!)」
「テヘヘ」
「で、その支払いも一ヶ月後、みたいな感じだよね?」
「そうですね」
「オッケー!」
 と電話で確認しつつ、別にいいですよ、不景気なら不景気で。しかし、僕には不景気という概念がない。不景気とはつまり「お前はダメだ」と自分で言い聞かせてるってことなんですよ。僕はいつものように「大丈夫、きっとうまくいく」と声をかけました。6万と12万で18万円。でもこれならなんとかなるかもしれない。僕は18年前くらいに京都精華大学で講演した時に出会って、関西にくるとよく遊んでた当時学生で今は映像作家をやってる友達のタロに電話をした。タロは普段インディーズのミュージックビデオなどを作りつつ、会社員としても映像をやっているやつだ。
「タロ」
「お、恭平さん、お久しぶりです」
「あのさ、新刊本のプロモーションビデオとニューアルバムのミュージックビデオ作ってくれない? どっちも俺の生活をそのまま映像にすればいいから撮影は一日で終わると思うのよ」
「いいですね楽しそうです」
「楽しいと感じる?」
「いいですよ、いつも会社で映像やってもおもろないですから。食っていくためですからね。そのビデオ楽しそうです。だって、恭平さんの依頼ってことはあれですよね?」
「そうもちろん台本なしのタロの好きなように」
「恭平さんの仕事は、好きなことを好きなだけ、だから楽しいっす」
「だって、それが一番、いい仕事するって知ってるもん」
「そうなんですけどね、そんな依頼ってまずないっすよ」
「きっとみんな馬鹿なんだよ」
「ですね」
「で、いつもミュージックビデオっていくらくらいもらってんの?」
「6万くらいっすかね」
「10万円もいかないの?」
「稀にありますけどね、でも楽しくない仕事です」
「俺、全部タロの好きなようにして好きなだけやってもらって、18万円なんだけど」
「やらせてください」
「オッケー、じゃ、今から振り込むね」
「恭平さん、即日支払いなんでまじ神っす」
「え、そんなやついないの?」
「まずいないっすよ。みんな一ヶ月後、ひどい時は三ヶ月後とか」
「鬼やな」
「今月厳しかったんで、まじ助かるっていうか、おかげで新しいモニター買えます」
「それあると違うの?」
「ですね、もっといい仕事ができると思います」
 というわけで、タロに18万円を振り込みました。タロは言われたことをやらせるより、好きにやらせた方がいい仕事をするのを知っているからである。もちろん、言われたことをやった方がいい仕事をする人もいる。だから頼み方もその人の特性を生かせるようにやります。ま、これは当然のことですよね。
 僕は仕事を依頼する時、頼んだ日に即日で全額払います。なぜならそうした方がもらった方は楽しいじゃないですか。楽しいに決まってます。かつ、もらったら、もらっちゃったら、やるしかないじゃないですか。いい仕事をするしかない。楽しいし、やるしかないという緊張感も持てる。むしろ、なぜ出版社は作家に本を頼む時に即日で全額印税を払わないのかがわかりません。もしかしたら馬鹿なんじゃないでしょうか。いや、非難するのはやめましょう。出版社が「自分はなんてダメなんだ」と思ってしまうからです。そんなことをしても無駄です。出版社にも「大丈夫、きっとうまくいく」と僕は伝えました。そして、出版社がうまくいくためにも僕が金を集めてタロに振り込んで、いいビデオを作ってもらうことにしたのです。もちろんタロは最高にいい仕事をしました。指定していた締め切りよりも早く、ビデオを仕上げてきました。即日で払うと仕事の上がりも早いです。いいことずくめです。だって、先に払っても後に払ってもどうせ払うんです。出版社からの6万円は早めに振り込まれましたが、レコード会社からの12万円は二ヶ月後に支払われました。でもいいんです。どうせ後でもらえるんですから。それなのに、早く払った方が楽しいんです。あとで払っても実は楽しくない、当然なので、経済は発生しないことにも注意しておきましょう。それはただの仕事です。それは経済ではありません。仕事=経済ではないんです。

 楽しい仕事=経済

 なのです。無茶簡単なことですよね。もう皆さんもすぐに理解できるでしょう。すると、うまくいきます。恩恵によってはじまったあれこれが、大丈夫、きっとうまくいくという言葉の波に乗って、どこまでも流れていきます。経済の発生です。『自分の薬をつくる』(つまり、これ古代ギリシアでの技術、自分を治す、自己への配慮ってやつですね)は発売後二ヶ月が経過し、4刷1万7000部まで行きました。定価1650円ですから、

 1650円×10%(印税率)×17000=2800000円

 というわけで、僕は2ヶ月で280万円を手に入れました。広告費は、書評代の12万円、ビデオ6万円。これは出版社が出しました。さらにニューアルバムはギャラが安かったのですが、その12万円を注ぎ込みましたので笑、僕の出費は12万円です。それで280万円が手に入ったなら、嬉しいです。楽しいです。やはり経済は楽しい仕事から生まれるんです。
 こんな話を聞いたら、もう誰も自分のことを「お前はダメだ」だなんて非難しなくなると思います。だって、そんなことをしても一円も稼げないんですから。稼げないことをするのはやめましょう。だって、稼げないってことは経済が発生してないってことなんです。ということは楽しくないってことです。楽しくないことなんかして何が楽しいんですか? もうみなさんならわかってくれるはずです。そうです。いつもニコニコ朗らかにしていると楽しくなります。でもふざけているわけじゃありません。なんでもいいよと泣き寝入りしているのに痩せ我慢で笑っているわけではありません。作り笑いは地獄に落ちます。なぜなら稼げないからです。経済が発生しないからです。経済がないってことは、世を直し、民を救うことがないってことです。それが地獄です。
 経済を生み出すために、みなさんももう決して自分を否定したり、自分に文句を言ったりしないでくださいね。

 今日は10月6日です。僕の会社、合同会社ことりえは5月が決算月なんですね。会社ってのは、個人だとみんな12月が決算で3月までに確定申告を済ませますが、会社だといつでもいいんです。僕は4月が誕生月でめちゃくちゃいい仕事するので、4月でラストスパートして5月決算するっていうスタイルでやってます。ということで2020年度は6月からはじまるんですね。6月から4か月とちょっとが経過してます。最後に今年の僕の経済=楽しい仕事について考察してみましょう。ま、ただ僕がいくら稼いだのかってことを観察するだけです。なかなか全額を公表する人っていませんからね。何かの参考になればと思います。

 2020年6月

 昨年出した『まとまらない人』という本の重版分の印税、三刷目33万円が届きました。まとまらない人も現在、4刷1万8000部まで来てます。すごいことです。とにかく一人で本屋も回りましたし、全国でトークショーもしました。動けば動くほどもちろん経済は周ります。でもコロナで回れなくなっても、大丈夫きっとうまくいく方式で経済が回ることは『自分の薬をつくる』で示しました。『まとまらない人』はその逆で徹底して動き回るという戦法を登用しました。つまり、僕は一つの戦法では戦わないんですね。いろんな戦法を知ってます。それを時と場合に合わせて、調整して、駆使するわけです。将棋の穴熊とかいろいろあるじゃないですか。あれと一緒ですね。はい、僕は基本的に商売を戦い、戦争、決闘だと思ってます。でも、戦争だったら、相手の領土を獲得するとか目的があると思いますが、経済の目的が「世を直し、民を救う」ですからね、そして、経済は楽しい仕事、なんいせよ、楽しくないと流れませんからね。目的が愉快なんです。だから面白いといいますか、人間はそうやって、戦争をしないで済ませていると言ってもいいかもしれませんね。血を流す代わりに、お金を楽しく流すわけです。
 さらにコロナのせいで今年前半は仕事がしにくくなりましたよね。ということで持続化給付金も申請してみました。売り上げが前年の半分以下になった月もあったからです。申請は無事に通り、合同会社ことりえは法人ですから、200万円が入ってきました。でもこれは収入と捉えられるようです。税務署ムカつくけど、もらえるのはありがたいので、まあよしとしましょう。基本的に怒ってしまっては楽しい虫さんたちはいなくなるので、怒らないようにしましょう。闇金ウシジマくんとか見てくださいよ。あの楽しくなさそうな空気。彼らは5万円しか貸してないんです、それでとにかく利息だけで食っていくんです。暴力的に。どうしてかというと元締めがしまして、彼らからの暴力的な取り立てにウシジマくん自体も合っているからです。とにかく楽しくありません。闇金してるんだから稼いでてほしいですけど、そんな調子だからなかなか経済は回らないわけです。
 毎月の連載はポパイ、熊本日日新聞、そして水道橋博士のメル旬報です。それぞれ5万、3万、1万5千円です。安いけど、まあいいんです。ポパイはなんかやってると楽しいからやってます。熊日は安いけど、書くと熊本人が結構読んでいるんです。ま、どちらも僕にとっては広告みたいな感じです。そして、どちらも担当編集者と話すことが楽しいんです。あと熊本市現代美術館で展示もしましたので、そのギャラも出ました。15万円です。講談社から独立国家のつくりかた8刷目も届きました。印税は10万円でした。安!でもこの本はもうすでに7万部刷ってますからそれなりに頑張ってくれたので、労いを込めて、僕は自分で自分を褒めました。あとはnoteで書いている記事、今読んでいるこれですね、無料なんですけど、時々流れを感じた人がお金を払ってくれます。これが16万円でした。あと三か月に一回の連載、ライスという雑誌の原稿料が7万円。
 ということで、

 6月の売上=290万5000円

 になりました。よく頑張った!どれも嫌な仕事は一つもなかったです!楽しいので、こりゃ流れていくな、という経済の発生を感じた月でもありました。パステルの絵をどんどん描きました。楽しくて楽しくて、まだ売れてませんが、きっと流れるはずだ、だって僕が楽しんでるもん、という確信が流れて来てました。

 7月

 まず日本政策金融公庫というところが、保証人なし、無担保、ほぼ無利子でお金を貸してくれるということを知りました。合同会社ことりえは無借金です。ほとんどの法人が借金があるわけですが、僕の会社は借金がありません。いつも明瞭会計、ないものは出さないスタイルだからです。しかし、今回はわけが違います。無利子なんです。無担保なんです。保証人なしなんです。なんじゃそのやり方!楽しすぎるじゃないか。政府も僕の経済のやり方を盗んだのかもしれません。でも、本当のところは、なんか適当なばらまきでしょう。誰かがムッチャ儲けてるんだと思います。税金どろぼうばかりのこの世の中、むかつきますよね。でもそれでも「大丈夫、きっとうまくいく」と唱えましょう。怒る方法ではなくて、政府を馬鹿にする方法、政府と離れるやり方はきっと見つかります。というわけで、一切、借金が必要というわけではなかったのですが、3年間は払わなくてよくて、そのあと5年かけて払っても、500万借りたとしたら利息が30万円くらいだったので、つまり、30万円8年後に払うということだけで、500万円が手に入るわけです。つまり、年間3万7500円払うだけで、500万円を8年間持つことができるんです。何かに使いたいことがあるわけでもありません。これは会社がうまくいかなかった時のための保険みたいなもんです。お金があると安心するじゃないですか。とにかく安心ってことが大事です。しかもノーリスクです。というわけで、申請しました。電話が一本だけかかってきました。そして、二週間後に500万円が本当に振り込まれてました笑。本当政府大丈夫なのかお前は楽しすぎるじゃないかと思いました。
 躁鬱大学という記事をnoteに書きました。もちろん、無料です。僕はいつも無料でやります。これは0円というわけではありません。本来なら僕がもらうお金をもらわないでいいよと気前よく接しているわけです。なぜならその方が嬉しいし、安心だし、楽しいからです。はい、この時点で流れが出てきてます。経済の発生です。でも忘れないでください。僕はいつも無料と言ってますが、恩着せがましく言うように見えるかもしれませんが、大事なことなので、とにかく太っ腹で無料なだけです。この太っ腹ということが、気前がいいってことが重要です。
 人類学者であるレヴィ=ストロースは『悲しき熱帯』という本の中でこう書いてます。

 どのようにして首長は、これらの義務を果たすのであろうか。権力の武器として、まず第一に、そして最も重要なのは、気前の良さである。〜器用であることは、知的な面で気前がいいということである。

 これは彼が調査したブラジルの未開の部族たちの首長に関して言っていることですが、僕たちは今、資本主義という、お金=経済と勘違いしちゃった人たちがはじめちゃったままなんか面白いもんだからついつい続いちゃってる世界に生きているわけですが、そもそもお金=経済ではありますが、それはお金以外の風経済、セックス経済、植物経済、ルンルン経済など、様々な経済がどれも健康的に流れている状態でこそ言える話であって、お金だけ経済は滅びます。まず人が死にます。だから自殺者が多いわけです。なぜなら経済とはつまり、生態系なわけで、うまくいかないところでは空気がなくなります、窒息します。というわけで、その世界はもうまずいわけですね、だからこそ、僕は態度経済と名付けることで、自分の動きを元にお金経済ももちろん運営しますが、それ以外のいのっちの電話経済とか、無料原稿経済とか、即日支払経済とか、歌ってあげる経済とかを生み出して、空気を送り込んでいるつもりなわけです。つまり、僕は小さな部族のリーダー、首長、酋長のつもりでもあるわけです。そして、みんなもそのような酋長になってもらわないといけません。だって、その方が楽しくなるからです。それはもうみんなわかってきてますよね。ということで、お金の学校は、まずお金についてよく知る、そして、他の経済があることも知る、そして、見つけた他の経済を蘇生できるように、酋長となって、その部族を立ち上げないといけないのです。
 これは経済の語源、しかも英語のeconomicsの語源を考えることで導き出されます。
 economicsはoikosとnomosという二つのギリシア語から来てます。oikosとは共同体をあわらします。nomosは法です。つまり、英語のeconomicsは大雑把にいうと、共同体のルールってことです。これが経済ってことです。つまり

 経済=楽しい仕事=世を直し、民を救う=共同体のルール

 ってことです。なんとなくつかめてきましたか?
 経済っていうのが、共同体のルールなんです。つまり、今の世の中は共同体とは何か?と言われたら、お金でしかつながってない関係ってことです。会社に行っている人、考えてみてください。隣の席に座ってる上司と一緒にお風呂とか入りたいと思いますか? まったく思わなかったら、ヤバイです。あなたが属している共同体のボスとはお風呂に入って楽しくワイワイやるべきなんです。そうやって楽しく、仕事をやると、きっとみんなを助けることになりますから。今はダメです。なんもかんもお金を稼ぐシステムの中に入ってしまってます。人間関係もお金を稼ぐためにやっているだけで、プライベートじゃ会いたくないやつと一緒に仕事している人はみんなを助けることができません。わかりましたか。一緒にお風呂に入れないやつとは仕事をしないと決めていくしかないんです。だって、そうしないと楽しくないんですから。みんなを助けられないんです。
 お金の学校で学んだみなさんは新しく自分なりの経済を立ち上げてもらうんです。つまり、経済=共同体(のルール)なんですから。困ったら、古代ギリシアに戻って考えましょう。大抵の都市国家での問題は既に古代ギリシアで発生してます。そこで起きていることが、そのもっと劣化版が今起きているだけです。その当時、天才たちがいました。ソクラテス、プラトン、アリストテレスなど、彼らは必死に考え、いろんなアイデアを生み出してます。古代ギリシアに戻ることはファンタジーではありません。実戦に一番有効な戦術を教えてくれる最高のやつです。ググってる場合ではありません。インターネットには何一つ実戦に使える情報はありません。古代の本を読みましょう。
 
 僕は一体、なんの話をしているのでしょうか。売上報告だけのつもりではじめたのに、今は神殿の中にいます。どうしますか? 続けますか? 続けましょう。こうなったら、とことん書いちゃいましょう。疲れた人は休憩してください。今日の講義はまだまだ続きます。僕もとりあえず一回、タバコ吸ってきます。
 
 僕ははじめ、経済=「大丈夫、きっとうまくいく」と自分に声をかけることとお伝えしましたよね。
 自分です。みんなに、声をかけることではありません。自分を治すことなんです。世を直し、民を救うじゃなくて、自分を治し、自分を救うじゃないかとクレームがきそうです。お前結構稼いでるじゃないかと。ところが、古代ギリシアではまず自分を治す、ということが共同体にとって一番重要であると考えられてました。ソクラテスも常に自分に配慮せよ。自分を救いなさいといい続けました。結局、彼は共同体に殺されたわけですが。

 自分を救う=経済=民を救う=共同体のルール

 というわけです。変だなと思う人もいるかもしれませんが、自分だって、実は共同体なんです。自分という体はいくつも感覚器官、内臓、血液、筋肉、骨、細胞の集合体です。そうやって考えてみてください。一番最初に実践することができるのが自分の体、というわけです。ここも大事なところですからね。頭に入れておいてください。

 経済とはまずは自分を救うということである。そうすることで新しい共同体の気配に気づくことができる。そしてその共同体の酋長として生きることを選択する。それが経済である。
  
 という感じです。だから酋長とは何か?についても考えていく必要が出てくるわけです。
 そして、酋長とは何よりも、気前がいい、ってことです。そして、器用とは、知的な面で気前がいいってことなんで、つまり、気前がよくムッチャ器用なやつ、ってのが酋長であり、それが次の経済そのものってことなんです。そこに流れが発生します。お金ももちろん流れていきます。お金だけでなく、素敵なアイデア、可愛い女の子、感じがいい服とかも流れ込んでいきます。気前が良くてムッチャ器用っすね、と褒められるということは「お前ってまさに経済だよね、お前ってまさにお金だよね」って言われているようなもんです。あなた自身が流れになってる。歩けば、それがたちまち経済になる。そんなイメージです。いい感じでしょ? イメージだけでもしといてください。そして、僕が常に肝に銘じていることもまた「人から、お前気前が良くてムッチャ器用だねと言われるように生きること」です。僕、気前がいいんです。それはわざとです。僕、器用なんです。なんでも作れます。できないことはありません。これもまたわざとなんです。だって、その技術さえ磨けば、経済になるんですから。コネも資本も広告も何もいらないんです。気前がよく器用であること。これさえ磨けば、あなただってたちまち経済に、つまり、お金になるというわけです。磨くコツは簡単です。実践すればいいんです。
 どんなこともいつも無料で人々に提供し、即日で振り込んであげて、みんなになんでも作ってあげたらいいってことです。しかも、躁鬱病だった僕は、その行為自体が自分を治す行為でもあったのです。治療そのものでした。自分への治療が経済、すなわちお金だったんです。

 さて、次へ進みましょう。noteで躁鬱大学を無料で公開したことにここまでに意味があったのだ、ということを僕は長々と説明してしまいましたが、大事なところなので仕方がありません。僕はこの学校では一切の手を抜きません。僕が知っていること全てを余すことなく全てあなたたちに伝授したいと考えているのです。ここから先は有料です、みたいなケチなことはしません。新聞社は全てあの記事を無料にすべきです。なぜならそんなことではお金が回らなくなるからです。つまんない酋長にならないでください。いつも太っ腹でいきましょう。だから僕はいつも無料です。いいんです。きっとあとからお金はついてきます。好評のまま連載が終わました。350枚をすぐに書き終わりました。文芸誌だとすると、一枚五千円です。

 350枚×5000円=1,750,000円

 175万円ですよ!それを一気に無料で公開したわけです。でも大丈夫。気前がよく器用に20日間で350枚書くってことは酋長ってことですから、経済が発生してます。その時点で。僕は最終回の後、謝恩会を企画し、その最後に、その当時開催中だった、コロナ中の山梨での絵の個展のネットショップをリンクしておきました。流れを感じた人は、経済を感じた人は、ぜひ絵を買ってください、と一言だけ言い添えてあげば大丈夫です。「大丈夫、きっとうまくいく」もちろんその時も僕はこの言葉を自分に言い聞かせましたよ。すると、どうですか、あれよあれよと言う間に265万円分の絵が売れました。ギャラリーに3割払うことになってますので、気前よく払って、すると、どうでしょう185万円になりました。175万円分、本来ならそれをもらうはずのお金を捨てて、無料でみんなに読ませて、185万円を獲得したんです。これぞ経済ですね。流れを感じてくれた方々との共同体が一時的であろうとも発生したわけです。一回発生した共同体は実はいつまでもいなくなりません。ここも忘れないようにしてくださいね。だからこそ、気前の良さは持続させた方がいいんです。もちろん器用も忘れないように。どちら一方だけではダメです。なぜならどちらも同じことだからです。物理的な気前の良さ=無料、知的な精神的な気前の良さ=器用ってことですから。どちらも気前がいいってことに変わりはないんです。気前がいいってどういうことですか。なんでもへっちゃら、ってことです。気持ちいい男ってことです。清々しいやつです。丁寧でかつ上品である必要もあります。ま、あんまり難しく考えなくていいですよ。どんな局面でも気前よくしていようと心がけることは簡単です。いつでも自分が払うつもりで、生きていけばいいんです。お金がなくてもそれはできるんです。払うつもりで生きればいい。あるものは全部払えばいい。お金がないのに、全額飲み代を払ってあげる奴が僕は大好きです。困ったらいつでも電話しろ、いくらでもお金はあげると伝えてます。あ、ここで人にお金は貸さないように。それは縁の切れ目になります。だから、お金は全てあげてください。あげたら、縁は切れません。強く結びつきます。簡単です。貸すって元に戻すってことでしょ。これは気前がいいには入りません。自分の財宝をいくらでも人に渡すって精神こそが、気前がいいんです。だからお金はあげましょう。貸しちゃダメです。
 あと躁鬱大学を読んでくれた方が、パステルの僕の絵を買いたいと声をかけてくれました。でもまだ展示はしてませんので、売れません。そう伝えたら、一枚の絵が忘れられないので、買いたい、50万円払うから予約だけしておいてくれと言われました。その人はその絵が好きなんです。好きなものを好きということに、僕は全ての神経を注いでますから、心が揺れました。売りましょう!と僕はお伝えしましたところ、彼女も即日で50万円を振り込んでくれました。これが酋長同士のやりとりです。彼女も僕の経済に心地よさを感じた、そして、僕も彼女の即日支払と金額設定に心地よさを感じた。こうすると、いい交換ができます。これが経済の循環です。流れを元にして発生した経済は、他の場所で発生した経済と交換をし始めます。経済自体が流動していくんですね。そうなると、もっと大きな経済の予感がしはじめます。パステルの絵はムッチャ売れるのかもしれない、と僕はさらに確信を大きくしました。
 というわけで、

 500万円+185万円+50万円=735万円
 
 7月の売上=735万円

 6月もすごかったのに、7月もすごかったです。世の中はコロナで大変でした。しかし、独自の経済は世の中の不景気とは逆行します。なぜならみんなはお金のことばかり考えて、大丈夫きっとうまくいくよって言葉を忘れていたからです。だからみんなもどんなに窮地に陥っても「大丈夫、きっとうまくいくよ」って自分に言い聞かせるのを忘れないようにね。きっと稼げるから。僕が証明しているつもりです。それが酋長の仕事です。楽しい仕事です。民を救いたいです。それが僕という共同体のルールです。おかげで収入もありますし、寿司も食べれますし、どんどん健康になるってわけです。病院なんか行くわけありません。全ておさらばしました。
 おいちょっと待てよ、お前500万円は借金だろとおっしゃる方もいるかもしれません。しかし、僕は借金は手をつけないんです。ミツマサ34世と同じやり方です。我々は貯蓄にしか興味がありません。お金を使うことには全く関心がないんです。税金は取られますが、それがもったいないからと言って経費を落とそうとBMWのいい車を700万円で買ったりしません。僕はラパンです。しかももらったラパンです。〇円です。僕は貯蓄にしか興味がありません。何億円も貯蓄します。それで僕は34世に負けないくらい、何にもしなくても、今のまま人助けを無料でバンバンできる生活の安定を生み出したいからです。今のところ僕は坂口恭平10世くらいです。今の調子をあと10年間は、たとえ仕事が明日からなくなったとしても続けることができます。だから、みなさんも頭に入れておいてくださいね。借金しても使うな手をつけずに貯蓄しとけ、ってことです。それは収入になるんです。3万円の手数料が一年に一度、8年間かかりますが、どうってことはありません。
 
 では8月に行きましょう。2ヶ月で1000万円を超えました。いい感じの貯蓄ペースです。いのっちの電話もバンバンやれます。誰からも金くれとか言わないで、行政に援助を求めるみたいなダサいこともやらなくてすみます。みんな行政に金求めるじゃないですか、でもそれって酋長がやることじゃないでしょ。だから経済は生まれません。人に文句言う暇があったら共同体を作れ、ってことです。忘れないように。楽しくないとダメなんです。
 
 8月

 8月もまた一枚、15万円で絵が売れました。先月の酋長です。絵が気に入って、また振り込んでくれたんです。今度は正規の値段を僕は伝えました。前回は50万円と向こうの気前の良さに圧倒されましたが、今度は正規の値段、つまり、他の人にも伝える値段を決めました。一枚の絵を描いて、いくらだったら嬉しいかってことを考えるんです。僕の絵はポストカードくらいの小さな絵です。1日に2枚は描けます。
 8万円だったらどうかな。3割は僕と付き合ってるギャラリーにあげます。と言うことは5万6千円です。一枚描いてそれだとあんまりテンション上がらないなあ。そんな簡単なリアクションで十分です。いつも自分に聞いてみてください。10万円だと7万円。うーん。一枚売れたら、10万円以上入ると嬉しいな。じゃ、額装までしてあげてでも15万円にしたらどうかな。10万5000円です。うん、なんか嬉しい。と言うことで、絵の値段を一枚15万円にしました。20万円にはしませんでした。もらい過ぎの感じがあったからです。
 大事なことは、これが新しい独自の自分の経済ということです。だからもらい過ぎは気前がよくない作業ですし、バランスが崩れます。そこは厳密にしてください。どれくらいだと足りないのか、どれくらいだともらい過ぎなのか、自分に聞いてください。自分を治すようなつもりで自分に聞いてください。値段も自分で決めるんです。当然です。それが経済です。経済とは全部自分で決めるんです。あなたの共同体のルールなんですから。だから嘘ついたり騙したりするのはダメです。全部明らかにすべきです。だから僕も今、全てを明らかにしようとしているんです。
 リトルモアから4刷目の印税が入りました。NHKあさイチで取り上げたこともあって8000部も刷ってくれたんです。初版分よりも多いです。しかもあさイチで取り上げてくれたディレクターは、なんといのっちの電話で昔助けた亀、いや人です。もうここにも経済が起きてますね。とにかく人は助けましょう。それが経済を生み出す鉄則です。お金のためにやっているわけじゃありませんが、結局はその方がお金も入ってきます。あさイチのギャラは安いです。5万円ももらえなかったんじゃないかな。でも気にしません。あさイチのおかげでいろんな人に僕の考えていることを伝えられるからです。Amazon総合ランキング2位まで行きました。初めて快挙です。おかげで132万円も入ってきました。さらに山梨のギャラリーが追加で60万円分の絵を売ってくれたとの報告もありました。もう皆さんありがたすぎます。感謝してもしきれません。そういう時はとにかくいのっちの電話をするんです。みんなが助けてくれてます。僕も自分にできることを徹底的にやります。自分に何かできることありませんか?と聞いてくる人がいますが、それではダメです。自分にできることは、必ず自分で考えて自分で生み出してください。誰を助けるか、それを自分で考えるんです。人任せにすると、会社で利用される人になります。自分にできることは自分で生み出すこと、これは鉄則です。だから、僕はいのっちの電話を自分で作り出して、自分一人で黙々とやっているんです。周りから恩恵があると、いつもこの自分にできることに戻ってくればいいんです。そして、いのっちの電話に邁進する。大丈夫です。自分で始めたんです。だから一番自分がやった方がうまくいきます。
 さらに新刊『自分の薬をつくる』が発売されました。晶文社には営業を無茶苦茶頑張るので、印税をすぐ支払ってくれとお願いしました。印税を払うのは遅いのが出版社の慣例ですが、それを僕の慣例、つまり、即日支払に近づけるために「交渉」するのです。常に交渉してください。セックスだってそうです。性交渉というくらいですから。妻とだけやるみたいな単純なことではないのです。そんなところには経済は生まれません。いつもやらせてくれる人だからと安心しきってはダメです。常に交渉してください。油断しちゃダメです。慣れたら終わりです。常にドキドキワクワクの世界に連れ込んでください。そのための交渉です。セックスのことではありません。印税のことです。ま、どっちも一緒です。交渉の結果、というか、僕は発売前から無茶苦茶宣伝してまして、Amazonの予約がとんでもないほど集まりました。これは紛れもなく僕だけの手柄です。それを武器に出版社と交渉しました。無事に即100万円が振り込まれました。グッジョブです。
 そして、とうとうパステルの絵を売り出す時がきました。経済はすでに起きてます。古典はやるけど、コロナだったので、観にいけませんので、ネットでも売ることにしました。なんと1日で二万人もネットショップに来てくれました。最終的に620万円売れました。いつもならギャラリーに3割払うところですが、2割にしてくれと交渉しました。だって、来てくれた20000人のお客様は僕のTwitterから流れていたことがネットショップだとすぐにわかるからです。やはり流れです。流れを伝えたら、向こうも納得せざるを得ません。というか、僕のギャラリストは非常に有能でこれまた酋長なので、彼から2割でいいと言われました。ということで、620万円の8割ですので、496万円です。

 8月の売上=15+132+60+100+496=803万円

 なんと803万円になりました。流れが起きてます。9月も二つのギャラリーでの展示で140万円ずつ、さらに講談社から新刊が出ましたので100万円ということで、140+140+100=380万円。となると、今季4ヶ月目で、

 6月〜9月の売上=290万円+735万円+803万円+380万円=2208万円

 となりました。しかも先日話しましたが画集のプレミアム版と印税合わせての550万円がありますので、合計で2758万円となってます。これがそのまま僕がこのまま活動していく上での貯蓄になるわけです。何も僕は買ってません。車も家も服も必要ありません。全部作れますし、畑もやってます。自分の水準が上がりすぎて大変なことになってます。どんな商品を見ても、自分が作ったものの方がいいと思うようになってしまいました。どんな高価な食事よりも、僕が自分で作った野菜で作ったサラダの方が美味しいんです。そりゃそうです。生活の水準は一切変更ありません。むしろ、もっと下がってます。買う必要があるものがどんどんなくなっているわけですから。そうなると、僕はもっと自分の経済をぶっ飛ばせるようになります。誰からもお金なんか貰わなくてよくなるのです。そして、好きに自分の思う通りの経済を突き通せます。金で買収されません。テレビなんか出なくてもいいんです。宣伝なんかしなくていいんです。全部自分で宣伝した方が楽しいです。とにかく人からコントロールされることがありません。人におねだりすることもしません。人にお金はどんどん即日支払いできるようになります。昨日もいのっちの電話にかけてきた二人の人の払えなくなった家賃を支払いました。二人で12万円です。余裕で払えます。僕は自分の共同体の民たちを救う気でいます。だからお金の学校も一円も払わなくてもいいんです。それなのに、もう73名の方が払ってしまってます。ありがたいです。経済とは流れです。流れが起きて、それが楽しく心地よいものであるならば、止まることはありません。だからこそ、常に交渉し、常に、心地よくするための環境を整えていく必要があります。でもその作業こそ、一番楽しい作業なので、もうどうにも止まらないのです。
 あなたもぜひ自分の経済を生み出してください。そして民を救ってください。
 大丈夫、きっとうまくいくよ。

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坂口恭平 09081064666