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お金の学校 (8) 文藝春秋にとっての王とは何か?

 さて、今日もどんどん進んでいきましょう。みなさん無料で読んでますか!お金の学校は入学金10万円なんですが、データを確認すると、今日までで、オリエンテーションに参加した人は25000人にまで膨れ上がってます。つまりもう25億円の資金があるわけです。でも実際には後払い、出世払いでいいって言ってますので、ご心配なく。しかも、自己申告制なので、まあはっきり言えば、ダンマリしてれば、バックれることも余裕でできるわけです。それくらい余裕のよっちゃんなんです。僕はムッチャ余裕あるんです。もう気持ちいいっていうか、清々しいっていうか、なんか人間湧き水なんですよね。ただ飲んで!みたいな。僕の全部なんでも精子もみんな飲んで欲しいんですね。とにかく。僕の中で今、一番熱いこと、燃えていること、湧いていること、思いついていること、閃いていること、心の奥の奥のそのまた奥の秘密の言葉、それを人々に伝えるのが、教育なんです。つまんねえ教科書の何ページを開いて〜なんて言ってる社会の先生なんか、もう社会に必要ないんですよ。まじ、あの人たち、ちゃんとどっか工場にでも行って、働いた方がいいと思いますよ。なんてね、人の文句はやめときましょう。体に毒です。次に進んでいきましょう。でもネットでこれだけの原稿が毎日、しかも無料で公開されるってのはなかなかないんじゃないですかね。しかもそれが教育のためなわけです。みんなお金のことなーんも考えてないし、なんならお金って卑しいものでしょ、みたいな誤解がまかり通ってて、いやいや卑しいのは、そのあなたの目でしょ、心でしょ、と僕なんかは思います。
 でも不思議です。ネットで新聞を読もうと思っても、ここから先は有料です、みたいな関所あるじゃないですか? 
 あれ何が楽しくてやっているんですかね? あれ、もしかして有料ですってことにした人は、ありえないと思いますけど、もしかして儲けると思ってやってるんですかね。ほんと頭大丈夫なんですかね? それでニュースのつもりなんですかね。ニュースって知って欲しいんじゃないんですか? 社会の問題はこれかもしれないって思って記者たちは真剣に調べて、それで人々に伝えたいんじゃないですかね。俺の勘違いですかね? それを有料って? ああ、この人と今すぐセックスしたいって時に「あ、すみません、ここから先は有料なんです。フェラチオは5万円、69は8万円、顔の上でおしっこ座りするのは10万円、脱ぎたてのTバックを嗅いでもいいオプションは五千円です」とかいいます? 言わないでしょ。「早く!」とか言うじゃないですか。いやセックスの話はほんとどうでもいいんですよ。ニュースですよ、社会の問題ですよ、諸悪の根源を突き止めている俺が書いた社会の闇を暴いたこの原稿をですよ、有料です、って。馬鹿なんでしょうか。そりゃ僕は払いますよ。なんでも払っちゃうんです。この池袋を歩いていたら、女性がやってきて、しかもおばちゃんですよ、しかも全然可愛くもなんともないんですよ、なんかフツーにTシャツとベージュのよれたスカートはいてて、その普通だったら、無視しますよね、おばちゃん。僕はちょっと変態なんですかね「ああ、なんかこのおばちゃんのたたずまいがいいなあ、ガニ股だし、なんか金がなくても平気な感じ、なんか生きてるなあ」って感動しながら、そのおばちゃんの顔をまじまじと見てたらですよ、おばちゃんが「5000円でやらない?」と言うわけですよ。売春ですよ、違法ですよ、体を売って金を貰っちゃいけないらしいですよこの世は。正確には舐めてもいいけど、挿れちゃだめってことなんですかね、そんなの別にどっちも一緒じゃないですか、ま、ほんと法律ってのは頭悪すぎるんで、みんなも小学生のバカまじめみたいにただひたすら守ったりしなくていいですからね。笑い飛ばしてガン無視してくださいよ。そうしないとみんなが小学生の馬鹿真面目みたいなやつに成り下がっちゃいますよ、それで何がかっこいいんですか? それどこが洒落てるんですか? それモテるんですか? ま、いいんですけど、そのおばちゃんは全然可愛くもないのに、そもそも格好が、銭湯の帰りの大阪のおばちゃんそのもので、そんな生き物が池袋にいたんですよ。
 僕はいたく感動しましてね、
「素晴らしい。いいよほんと、あなた、素敵ですよ」
 と褒めることにしました。僕、本当に褒めることが得意でして、人のいいところを見つけることの天才なんですね。これみんなも使ってみたらいいと思いますよ。この言葉、ムッチャ自慢してるじゃないですか。何天才って? まじで自分で自分のこと天才っていうやつ全員天才じゃなくて、ただのチャラ男だと僕は思っているんですが、ここでの天才が「人のいいところを見つける」ですから、なんというか、はじめは天才って言葉で、みなさんムッとすると思いますが、でもそのムッとしたあなたのいいところを見つけることの天才ですから、すぐにあなたのいいところをどんどん口にするんですよ。魅力的なことを次々と口にするんですけど、なんせ自分の自慢じゃなくて、それは全部あなたのいいところなんですね。ついついあなたはうっとりしちゃうわけです。ああ、いいなあ、そんな人、魅力的だなあって思うその特徴が全てあなたなんですね。だから、誰も僕にお前自信過剰だなあ、とか、自慢ばっかりして、とか言わないんですよ。すぐに「ありがとう」って言っちゃうんです。誰も「いえいえ、私なんて」とか言わないんです。なぜだかわかりますか? 簡単です。僕は本気で言ってるからです。本気は目で伝わります。お世辞なんかこの世に必要ありませんの世界に生きてるってことは、目で伝えることができますから、だからその人も圧倒されるんですね。その人を褒める言葉で、その人を圧倒するんです。これも一つの奥義なんですが、そんなわけで、誰からも自慢して〜なんて揶揄されることがありません。僕は揶揄されることが全くないんですね。人から馬鹿にされることもありません。なぜならその人を褒めるからです。これは一つの戦術です。しかもお世辞を言ってはいけないんです。どうですか? 意味わかりませんか? つまり、正直に生きるってだけなんです。それが僕の戦術なんです。僕はただの褒め男です。これを褒めオパシーと言います。覚えておいてくださいね。コツは絶対に嘘を言わないこと、絶対にお世辞を言わないこと、それを継続して、絶対にお世辞を言わない本気の人間だということを伝えていくことで、この戦術をさらに磨いていくことができますので、ぜひみなさんも試してみてください。
 というわけで僕はおばちゃんを、その身のこなし方を褒めたんですね。するとおばちゃん「あら、嬉しいわ」って素直に喜んだんです。躊躇もなく。向こうも達人の証拠です。つまんないやつはすぐ「いえいえ私なんて・・・」と言っちゃうんです。どうせ嬉しいのにですよ。自分から自分の価値を踏みにじってるわけですね。もったいない人です。寂しい人です。何よりもそれは戦いの場において、威圧されてるわけですね。その時点で負けなんです。経済はなんでしたっけ? 経済とは共同体のルールです、ルールを決めるのは酋長です。つまり、経済とは酋長が決める掟であり、つまり、経済とは酋長同士の正々堂々なる戦いでもあるわけです。そんな時に、いえいえだなんて隙を見せてしまうと、その途端に負けちゃうんですね。相手と向き合って、命をかけて戦う時、僕が昔行っていた訓練は、まず向き合った時に、絶対に相手に勝つ、というイメージを持つってだけなんです。まずそれがないとすぐに殺されてしまいます。どんな時でも隙を見つけておく。どんな時でも殺気を出しておく。それだけで絶対にセクハラまがいの言動を、つまんない臭い上司から言われませんから、ぜひみなさんも訓練してくださいね。別に打ち負かせと言っているわけではありません。僕も暴力は好きではありません。そうではなく、常に相手に負けない殺気を静かに出しとけってことです。相手がしっかりとした酋長なら、すぐに理解されます。そうすると舐められません、パワハラもありません、セクハラもないんです。今のハラスメント社会になっちまった糞の世界は、殺気の消失による、舐めた奴の大発生が原因です。殺気を磨きましょう。舐めたやつは後ろから道端の石ころで後頭部をぶん殴る。そのつもりで生きれば、決していじめられません。みなさんいじめの対策をする前に、絶対にいじめられない環境を作る訓練をしましょうよ。なんでいじめられることが当然の世界に満足しているんですか? 対策したって仕方がないですよ。つまんないやつは一生つまんないんです。反省など無駄、後ろからぶん殴って気を失ってる間に顔を足でボコボコに踏みつけてみてください。翌日、そいつはその会社をやめます。あなたが辞めなくてもいいんです。なんで泣き寝入りばかりの世界になっちまったんですか。みなさん大丈夫ですか? そうです。大丈夫、きっとうまくいくよ。だからこそ殺気を磨いてください。
 というわけで、相手の酋長、つまり、ガニ股おばちゃんもなかなかのモノだったというわけです。一切の自己否定がなく、自らに満足されてます。
「お兄ちゃん、かっこいいねえ」
「どうも、ありがとうございます。嬉しいです」
「だからさあ、ねえ、五千円でやらない?」
「いやあお姉さん、素直で真っ直ぐでいいですね。わかりましたよ。女性から誘われるとは私も幸運者ですな、ではこのホテルカサブランカでいいですか?」
「話が早い人だね、そうこなくっちゃ。迷わない人、私大好きよ」
 とにかく僕は面白いことであればなんでも躊躇せず船に乗っちゃうんですね。大丈夫です。何が起きても、きっといつかあなたたちに伝える笑い話になるはずなんです。体を張ってます。というか流れてますからね、経済が発生しているのですから、迷ったら終わりなんですね。あとは覚悟を決めて、殺気は緩めず、その場その場の局面を真剣、つまり、刀ってことですね、真剣と向き合うようにすり抜けていくしかありません。しかし、それが人生ってもんです。保証も保険も担保もありません。実際は。生きるか死ぬか、でしかないんです。でもそのほうが心地よくないですか? そんな命を守る必要があるほどの人間なんですかあなたは? 僕なんてどうでもいいんです。もちろん自分なりに命を最大限守りますよ、常に殺気は出してます。だから周りを常に伺ってます。ここでおばちゃんに「え、どういう料金設定になってるんですか?」とか「病気とかじゃないですか?」とか野暮で失礼なことを言わないで生きていくんです。流れてきたのだから仕方がない、なんなら楽しく乗り切っていこうと腹を決めて、突き進むだけです。有無を言わさないおばちゃんは野暮なことを決して言わない僕のことがとても気に入ったらしいです。とても優しくホテルに行きました。そのあとどうしたか?なんて野暮なことは聞かないでください。一つ、おばちゃんは顔はいまいちでしたが、体はぽっちゃりとしてて、今時のあの痩せ細って何がエロいのかさっぱりわからんというか全くエロくないからセックス楽しくない若者たちとは違って、いい感じのお肉で素晴らしかったことだけはお伝えしておきます。まあ、いんです。ここでこんなことを書いたら、また家族から怒られるのではないか、などと心配する必要もないんです。なんと言っても、これを僕は家族の前でちゃんと朗読して練習してからこの講義に臨んでますから。みなさんとは覚悟が違うのです。文春砲もちっとも怖くありません。だってみんなもう変態って知ってるじゃん。こんな楽な方法はありません。覚悟するって、大変なことではないんです。逆です。楽なんです。このカラクリを知ると、まじ覚悟することが止まらなくなります。はい、これはすなわち、勇気のつくりかた、です。勇気ってのは作るコツを知らないと、作れません。でもコツを知ってると勇気なんてすぐに作れます。材料は、生きるか死ぬかという覚悟と殺気だけです。あとは何も要りません。気づきましたか? 経済に一番重要なものは、お金ではありません。勇気なんです。つまり、経済を作り出すとは勇気を作り出すってことです。しかも勇気を作り出す材料は全てあなたがもうすでに持ってます。だからお金がかかりません。当然です。経済とはお金ではないのですから。勇気なんです。ここはどうか忘れないように。僕は勇気があるんです。人を褒めるということは、その人と適当な付き合いをしないってことです。なんなら一生付き合うって覚悟することです。そいつが人を殺したとしても、裏切られたとかくだらないこと言わずにただ「俺がすごいと認めた人間なんだから、一生好きだよ。諦めるな。出所したらまた一緒に面白いことやろうぜ」と面会所で口にするだけなんです。それが勇気です。それが覚悟です。それが人を褒めるってことです。
 で、何が言いたかったかと言いますと、帰り際の話です。おばちゃんはベージュのバカボンのパンツみたいなパンティーをはいたあと、財布を取り出したんですね。あ、支払いか、と思って、僕もまた財布を出しました。行為は最高の部類に入るものでした。あっぱれです。だから僕は五千円と言われましたが、あいにく千円札がなく万札しかなかったものですから「おばちゃんありがとう、五千円って言ってたけど、最高だったから、ここは1万円払わせて、お釣りは要りません。ありがとうございました。領収書も要りません」と伝えたんですね。おばちゃんも僕が1万円札を出したからか、財布から五千円を出してました。いやいやお釣りはいらないんです、と言っても五千円札を仕舞わないんですね。
「あんた最高やったわ」
 おばちゃんからも褒められてしまいました。
「どうでも嬉しいです。ありがとうございます!」
「あんなにゆっくり、ほとんど触ってないくらいに舐められたり触られたのは初めてや。おにいちゃんほんと上手やなあ。しかも、ただ経験を積んだ達人って感じでもなかった。なんていうか、手つきは少年のままやった。でもその少年が丁寧に、大事に、あたしのおまんこを触ってくれるから、なんか若い頃、初めてした十八の時を思い出してね、故郷まで思い出してもうたわ」
「故郷どこなの?」
「八女たい」
「え、そうなの? 俺、熊本からきたよ。おばちゃん福岡なんだ」
「そうや、そのあと大阪で長いことクラブで働いとってね、他にもいろんな仕事した、でもしょうもない男にいつも引っかかって、お金は全部あげちゃったわ」
「おばちゃん、男で失敗しそうやもんね。でも幸運の持ち主だから大丈夫、きっとうまくいくよ」
「お兄ちゃんわかっとるなあ。そうなんや、大阪出て、池袋の宝くじ売り場で働き出したんやけど」
「おばちゃんなんでもできそうだもんね。俺も昔宝くじ売り場取材したことあるよ。あれ、車輪ついた家だもんね」
「お兄ちゃんなんでも知っとるなあ、それでな、宝くじ売り場で、券売りながら、手取り23万円くらいかなあ、まあ、借金も返しながら細々暮らしとったんやけど、あたし秘密を発見したんやな、法則っていうか」
「宝くじの?」
「うん」
「あれ、ルーレットで決まっとるんじゃないの?」
「そうや」
「だから偶然じゃん」
「うーん、そりゃそうや偶然や。でもちょっと違う」
「どゆこと?」
「あれな、人間の世界じゃ偶然なんやけど、太陽にとっては必然で、毎日、太陽が数字を発しとるんや。四つの数字」
「へえ、面白いね。病院で口にしたら統合失調症って言われるやつやん」
「そうや。あたしも言われたわそれ。30歳くらいのしょうもない兄ちゃん先生に、速攻帰ったけどな。それでな、その四つの数字はもうすでに太陽の世界じゃ決まっとって、あたしいつも宝くじ売り場から太陽見とったんよ。それで毎回、ナンバーズ4のストレートが当たるわけ」
「そりゃすごい。天の恵みやね」
「びっくりや。その人からあたしの神様は太陽神やった。あたし日本書紀が好きで小学生のときよー読んどったんやけど、八女には太陽の神様がいっぱいいるんよ。それこそ原始時代とかからあるってじいちゃんは言っとった。それをぱあーって思い出してね。八女の山は太陽の昇るところなんよ。そこが神聖な場所だったんやろね。じいちゃんが八女の山奥で昔からの原始信仰みたいなのをやっとって、教祖やったんよ。貧乏宗教だったけどね。その会合によく連れて行ってもらったことを思い出したら、太陽と話せるようになって」
「経済やね、それは。流れが起きてるよおばちゃん」
「そうなんよ。で、ついにあたしもナンバーズ4を買ってみたんや。また変な男に引っかかって、あたしがためたお金なけなしの200万円を持って逃げたから」
「ひどいやつや。今度そんな目にあったらおばちゃん俺に言って。そいつ見つけて殺したるよ」
「ありがとな兄ちゃん。でもな、心配いらんのよ」
「え?」
「ナンバーズ4がその太陽さまが教えてくれた通りに当たって、その日に211万円入った」
「すごいやん」
「しかも一度だけじゃないんよ。あたしもそんなに金はいらんから、必要な時にだけ買ってたけど、毎回いつも四つ当たる」
「いつもストレートなんだ?」
「そうなんよ。だからありがたくてね。男に引っかからんくなった」
「すごいー。で、なんで、カサブランカの前を歩いてたの?」
「いや、人生としては一人で生きていくって決めたんや。でもな、あたし性欲が強すぎてかなわんのよ。それでな、池袋のホテル街歩きながら、気になる男を見つけてはセックスだけしない?って聞くようになった」
「へえ! いいね!」
「だから毎回、みんなに五千円あげてるんよ」
「え! 貰わないの?」
「だって、金はあるもん。生活のためじゃないからね。これはあたしの楽しみのためだけのセックスなんや。だから今日もありがとな」
 おばちゃんはそう言って、僕の1万円とおばちゃんの五千円を重ねて、丁寧に僕の財布にしまったんですよ。一体、僕は何の話をしてたんでしたっけ?笑。もうみんな今、どこにいるのかわからなくなってきたでしょ。てか、今、池袋のホテルカサブランカの中にいるでしょ。もうネタバラシですよ、ただ僕が言いたかったのは、有料の記事ってありえないってことです。それは矛盾なんですよ。伝えたいことを伝えるためにお金を払えっておかしいでしょ。このおばちゃんの精神を見習ってくださいよ。女だからってセックスしてお金をもらう精神じゃないんですよ。あたしがやりたいんだから、やらせて、やらせてくれたら、お金とるどころか、お金あげるから、五千円!って話です。僕バカなんですよね、そんな単純なことを伝えるためにわざわざ命をかけて、こんな僕の昔、と言ってもそんなに昔の話じゃないんですよ、そんな話を切り出してね。でも、おばちゃんの話もまた経済でしょ? もうみんなならわかるよね。経済とは楽しいってことですから。
 だからね、この世の中にたくさんあるでしょ、有料記事っていうのが、あれは一切読まなくていいですよ。そんなところに世界のニュースは転がってません。お金を払え、ということは、伝えたくない、ってことなんです、伝えられるような価値もないってことです、それを騙して払わせるってだけです。つまりこれは経済ではありません。世の中の全ての有料の記事はニュースでもないし、経済でもないんです。じゃあなんでしょうか? もう別にどうでもいいですね。つまり、世の中の全ての有料記事はその後に駆逐されるってことです。
 みなさんは絶対に有料記事を書かないでください。全部無料にしてください。僕のこのお金の学校が無料なんですよ。だって一番重要なニュースだからです。だからみんなこんな読み漁ってるんですよ。大事なことが書いてあるからです。だから無料なんです。みんなの無料の感覚が違うのわかります? みんな有料はいいもので、無料の記事はどうでもいいことが書いてあると考えているんでしょ。有料の先には、めくるめく世界が広がっている、みたいな。そういうこけおどしに引っかかるようでは自分で経済は作り出せませんよ。いいものは無料の中にしかありません。有料でいいものはありません。このことを忘れないように。
「こんな大事なテキストを無料で公開するなんて太っ腹」
 だなんて思っている人が多すぎるわけです。そして、そんな僕に感動してくれて実際に入学金を払ってくれてる人までいるんです。何人いると思いますか? もう八十七人もいるんです。でもそのうちの何人かはきっと気持ちだけ伝えてくれたんです。どうぞ期限切れでキャンセルと言うネットショップのスタイルに則ってください。でも実はもうすでにカードで振り込み完了している方もいるんです。無料なのに、ですよ。それはもはやお金を超越してますよね。つまり、愛ですよね。その方が今、40人いらっしゃいます。25000人がこの半端ない無料テキストを読んでくれて、そのうちのたった四十人ですが、でもとても貴重な愛ある方達がそれぞれ10万円を僕に振り込んでくれてます。つまり、お金の学校の正確な資金は現在400万円です。これは現金です。早速振り込み申請しましたので、今日は10月7日ですが、10月16日に全額僕の口座に振り込まれます。
 みなさんありがとうございます。今年はタダでさえ稼ぎすぎてます。やりすぎです。僕のところに財が回ってきすぎてます。流れを留めてはいけません。ひとりで楽しくやっても楽しくありません。ということで、生活費に困って、死にそうになっている人にお金を振り込むことにしました。みなさんの読むという行為が、それこそ無料で読むという行為が、四十人のキリストを生み出し、僕のところに恩恵がまいりましたので、僕もそれを回す必要があるんです。それが酋長の掟でもあります。酋長はなにも、なんでも持っている豊かな人ではないんですね。人からあれくれこれくれとせがまれるのが酋長であるとレヴィ=ストロース先生は言ってます。ということで、家賃を払うのに困ってたフクロウと言う男性に5万円を、さらに女性に7万円、そして DVするくそな夫に苦しめられて心中しそうになっていた女性と娘さん二人に対して、避難費用として30万円振り込むことにしました。みんなお金が即日でネットで振り込まれたら、嬉しいみたいで、三人とも今では元気になりました。これはこれからもずっとやっていこうと思ってます。
 しかし、すごいと思いませんか? お金の学校は今日で8回目です。つまり、まだ一週間とちょっとしか経過してません。思いついたのが9日前のことです。それで僕はすぐに行動し、原稿を書き始めました。多くの作家たちは、書いた原稿をそのまますぐにアップするということはしません。推敲してですね、きれいにして、矛盾は消して、読みやすいものにして、作品にするんですね、つまり、出版社に売ります。当然、無料ではアップしません。有料の記事にします。なぜなら作家だからです。
 しかし、僕は作家という自覚がないんですね。ここも大事で自覚は持たないようにしましょう。持つと、動きが鈍ります。芥川賞とかとってしまっては、芥川賞作家とか肩書きがついちゃうんですね。僕はなんの賞ももらってません。でも才能がないんじゃないんです。ただそいつらの見る目がないんです。幸せな考え方でしょ? もしくは審査員たちが僕が自由に楽しく暮らしている姿を知っていて、あいつはあのまま幸せに暮らさせてあげようと思ってくれているかもしれません。これもまた幸せな考え方でしょう。僕は頭の中が畑ですからね。でも、ですね、それはただバカだから、楽天的だからではないんですね。僕はわざとそういう思考でいます。正直に言いましょう。なぜなら、そっちの方がお金が稼げるからです。簡単かつ真理ですね。お金が稼げるから賞を受賞しないんです。芥川賞も辞退するかもしれません笑。でもあれって、200枚くらいっていう曖昧かつどうでもいい、つまり、文藝春秋の雑誌に再掲載しやすいだけです。それもまた経済です。ダサいすぎる経済です。そんなダサい経済をする出版社が作る雑誌が文藝春秋なんですが、ま、芸能人のスクープはどうでもいいですが、実はそれもまた経済です。なぜならそれは売れるからです。売れてどうしますか? 売れたら取材費が出せます。すぐに新幹線に飛び乗ってもそれがネタにならなくてもなるかもしれないと思って行動したのであれば、経費としてお金がもらえます。ということは、攻められるわけですね。それで文藝春秋はなにをしたいのかというと、つまらないことばっかりやってる政治家たちを地獄に突き落とすことができます。グッジョブです。つまり、文藝春秋の狙いはそれです。そうじゃなければとっくに潰れてます。芥川賞なんかどうでもいいのです。あれはただのつまらない経済です。本当の狙いは政治家を潰すことです。民主党だろうが自民党だろうが関係ありません。左右関係ありません。政治というもの、民主主義と謳っているもの全てに対する呪詛が文藝春秋にはあるんです。僕と似ているところもあります。本当のことを言う人です。古代ギリシアの話を思い出しましょう。パレーシアってことです。真実を語る人たちでもあります。でもそのために芥川賞だとか渡部が多目的トイレでセックスしてたとかどうでもいいことを書いているのです。そういう意味ではダサいです。でも、金をくれる人がいないから、バカな読者たちを騙して政治家を潰す金を作らないといけません。
 民主制についても考えてみましょう。アベ? スガ? はい全部クズです。それが見分けられないのはまずいです。二人ともクズですし、枝野?でしたっけ? カンもいましたね? ドイツもこいつもクズです。違いは全くありません。そういうものです。原発の時の民主党の動きもひどいものでした。俺だったら全員射殺してます。それくらい役立たずのバカ、しかし、世の中はそうは動いてません。なぜなら民主制だからです。これが民主制の問題でもあります。
 どういうことでしょうか。つまり、バカにバカと言うことはできます。なぜなら民主制だからです。馬鹿と言っても殺されません。なぜなら民主制だからです。みんなに権利があるらしいですその民主制何ちゃらは人権とか言います。と言うわけで、アベにもスガにもカンにも枝野にも人権があるんです。あんなどうしようもないクズなのに、ですよ? あの政治のどこが政治家なんでしょうか。馬鹿です。しかも完全なる馬鹿です。僕ならもう少しまともな政治をすることでしょう。しかし、僕が政治家になると僕は殺されます。だから僕は政治家にならないのです。それは死を恐れているからでしょうか。いいえ違います。無駄死にするからです。それでは僕の真なる目的が達成できないからです。だからこそ、僕はこんなチンケなお金の学校という塾講師に成り下がっているのです、いやいやそんな自己卑下はいけません。僕は自分を救うことができる人間です。大丈夫、きっとうまくいくよ。僕はこう言い聞かせます。だから僕は大丈夫です。僕なりに戦う必要がありますし、僕なりに戦うのです。でも無駄死にしないように政治家にはなりません。これはソクラテスが政治家にならなかったのとほぼ同じ理由です。彼もまた、政治家になれば殺されるから、政治家にならなかったのです。でも人前では話続けました。そして、真実を言い続けました。もちろんそれでも最後は殺される運命にあるのですが。つまり、僕もいつかは殺されるでしょう。なぜなら本当のことを言っているからです。しかし、今はまだ、ただの気のいい兄ちゃんです。僕もその振りをしてますが、相手もそう言う人間だと思ってます。だから殺されることはありません。心配しないで大丈夫、きっとうまくいくよ。
 民主制の問題は、アベにもスガにもカンにも枝野にも選挙権があるということです。あんなくだらない人間なのに、民主制においては「お前はくだらないから選挙権ボッシュートです」と草野仁くん人形を取り上げることができないんです。つまりどういうことかと言うと、民主制ではくだらない人間をくだらない人間だとみなすことができないんですね。もちろん悪さをすれば刑務所に入りますよ。でも刑務所なんて、最高の三食付きのホテルなわけです。言うことさえ聞いて丁寧な作業をしていれば楽しく過ごせます。でも選挙権は剥奪されないんです。政治家が全員くだらないのはそういうわけです。人間はみなくだらないが基本です。だからくだらないやつがくだらないやつを選ぶことができます。これが民主制です。つまり、総理大臣が全員くだらないのは僕たちが全員くだらないからで、民主制のおかげで帝王学みたいなことも誰も教えられません。全員くだらない学校に行きます。そして、みんなで一緒にお遊戯しましょうのノリで勉強してます。まじやばいです。勉強ってそういうもんじゃないってことはこのお金の学校に通うみなさんならわかってくれるはずです。つまり、勉強とは生きるか死ぬかなんです。そんなことも勉強せずに生きてるから死にたくなるんです。だから自殺者急増の原因はこのくだらない教育にあるのです。だからこそ、このただセックスが好きなだけのくだらない僕でもやばいと思って、それなりに命をかけていることについて学校を開くしかなかったんです。あまりにもくだらないからです。それを民主制だ人権だLGBTだなんだかんだ差別はいけないだなんて言ってみんな幸せそうに一緒になろうみんな一緒だ、みんなで一つにみんなのために、ワンフォーオール、オールなんとかまじでくだらなすぎてやめますが、そんなことをのうのうと言い続けているのです。大事なことは差別は時には必要だということです。どういう時に必要となってくるかというと、くだらないやつは排除しないと大変なことになってくるから、お前はくだらないやつだだから死ね、と言って、短剣を突き刺す時です。その時に差別が発生してます。差別はいけないと言うと、それもいけないことになってしまいます。それが民主制です。だからくだらないやつが政治家なのです。そいつらが牛耳ってるのが教育です。だから現在、僕たちはどうやってお金を稼げいいのか、経済を生み出せばいいのかさっぱりわからないくだらないやつ、失敬、かわい子ちゃんになってしまったというわけです。やばいっしょ?
 じゃあどうするか? また古代ギリシアに戻りましょう。時の哲学者、アリストテレスは民主制だけではだめで、そこに君主制が入り込んでこないといけないと言いました。君主制。つまり、王、ってことです。王が必要なんだと。王は、こいつくだらないから殺せ、と命令することができるからです。それが王ってことです。王は差別することができるんです。しかし、くだらないやつが王になるとくだらない世界になります。つまり、差別をする人ってのが、いい感じじゃないとやばいんですね。もちろんなにが正しくて、なにが悪いのかって選ぶのは難しいです。でも難しいからって選ばないで、みんな一等賞ね、と言ってゆるゆる生きているのが今のくだらない私たちです。大丈夫ですか? いや、僕は今日はきっとうまくいくよ、とは言いません。この民主制だけでは、全然大丈夫じゃないんです。つまり、僕のおまじないにも例外があります。僕はくだらないやつには死ねと言ってしまうのです。いのっちの電話でもそうです。先日、三浦春馬くんが自殺で亡くなりました。僕は知り合いではないとは言えなかったので、心に傷がつきました。そして、その日の夜に、一人の憔悴しきった男が電話をかけてきました。三浦春馬が、とそいつは言いました。亡くなった人を呼び捨てにするなと僕は言いました。男はその後「報道にあったように、三浦春馬さんはいくつか誹謗中傷があり、それで傷ついて自殺した」と言いました。僕は報道は全て信じていないので、自殺したのかどうかすら信じていないと伝えました。ましてやネットの記事で死んだなんて証拠がなさすぎてやめとけと伝えました。するとその男は泣きながら「その誹謗中傷の書き込みをした一人は俺です。俺はどうしようもないやつです。別に関係もないのに、ただムシャクシャして書き込んだんです」と言いました。そして「今、橋の上です。もう川に飛び込んで死にます」と言いました。
 馬鹿な男です。確証もないことで自分のせいだと喚いている。これが誹謗中傷する人間の末路です。くだらないやつってことです。僕は彼に向かって「人をいじめる奴は俺は助けないから、春馬くんがそれで亡くなったのかはどうでもよくて、お前がそれを書いたのが事実なら許さない、事実なのか?」と聞きました。「はい」と男は言いました。そして僕は「僕はこの電話での言葉を全て信じて生きている。つまり、お前は人をいじめた。つまり、僕はお前を助けない。飛び込もうがどうなろうが知ったことではない。さらば」と伝えました。それから電話はかかってきてません。でも警察からも電話はかかってきてません。つまり、その男はその場では死んでないのです。なぜなら全て自殺した人は最後に連絡した人に警察から連絡がくるからです。どこかで生きているのでしょうか。死ねばいいのに、とはっきり僕は今でも思っています。そのようにいじめる人に対してだけは僕の態度は全て豹変して、警察につかまってもいいけど、まじでお前を殺すというモードに入ってしまいます。
 民主制ではこのような、しょうもないやつがしょうもないことをやり続ける世界が広がってしまうのです。こりゃいかん。
 アリストテレスはそこで王が必要だと言った。何の話をしようとしているかと言いますと、文藝春秋の話です。文藝春秋は政治家を潰そうとしてます。民主制に対する反乱です。しかし、民主制の中ではなかなか言いたいことも言えません。しかし文藝春秋は言えます。なぜなら王がいるからです。彼らの中の王とは何でしょう。それがお金です。文藝春秋はそういうことを書けば書くほど、金になるんです。だからお金という王の影から政治家を潰そう、つまり、民主制を潰そうとしてます。しかし、問題はその王のことです。王に品格があるかどうかってことです。王は渡部の多目的トイレなわけです。それで売ってるんです。くだらないんです。文藝春秋は王である渡部の多目的トイレに平伏しているわけです。そのお金で民主制を潰そうとして、なにが変わるでしょうか。つまり、王の品格、これがこれからの時代に求められているということです。
 天皇はどうなのか? 天皇もまた王です。しかし、宮内庁に完全に牛耳られてしまっており、これでは王とは言えません。ガラスケースの中の王、と言いますか、博物館の中の王です。別に侮辱しているわけではありません。僕はむしろ天皇をガラスケースから出して、僕の王となって欲しいです。そして、僕は王と一緒に本気で自殺者ゼロ運動を実践していきたいです。民主制を潰して、新しい共同体を作りたいです。しかし、それは今はできません。ガラスケースの鍵は厳重に監視されているからです。王である天皇を侮辱しているのは、宮内庁であり、それらを作り出している今の国家であり、その国家に税金を納めちゃってる私たちなのです。
 一体、どこに王がいるのでしょうか。文藝春秋の王である、渡部の多目的トイレ金、ではまずいです。しかし、お金とはそんなに卑しいものなのでしょうか? 僕は考えているのはそこです。品位あるお金という存在はないのか。あります。あのおばちゃんのお金、五千円はとても品位あるものです。美しさを感じます。そのようにお金というものは、使う人間によって品位をコロコロと変えていきます。つまりは人間次第です。だからこそ教育が必要だというわけです。ようやく戻ってきましたが、色々ありましたが、だからこそ、僕はお金の学校を立ち上げたのです。それはお金の品位を向上するための行動でもあり、何よりもまずそのお金を使う人間の品位を向上することこそが、今の時代に一番必要な教育なのではないかと、僕は真剣に考えているんです。
 今日もいろいろ飛びまくってすみませんね。つい熱が入っちゃって。
 明日はゆるりといきましょう。今日はガチすぎましたね。オナニーして熱冷まししなきゃ。
 みんなもオナニーをしてください。熱くなってはダメです。人が見てないからだと言って、オナニーも適当にしてはいけません。むしろ、人が見ていない時こそ、品位が試されます。今日の宿題は品位とは何かということです。それぞれ品位あるオナニーとは何かを考えながら、それぞれにオナニーしてみてください。品位とは生まれ持ったものも大きく作用しますが、訓練によって、つまり教育によっていくらでも向上します。まずははじめの一歩を、品位あるはじめのオナニーをあなたなりに考えて実践してみてください。いいですか?
 大丈夫、きっとうまくいきますよ。
 僕はあなたたちが大好きです。学ぼうとするそのひたむきな姿勢に感謝します。
 坂口恭平でした。
 
 
 


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